聖書の人物 ワシュティ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ワシュティは、スサに住むペルシアの王クセルクセスの王妃です。王が大宴会を開く間、彼女も王宮で女たちのために宴会を開きました。七日目に王が彼女を呼ぶと、彼女は来ることを拒みました。助言者たちはその態度を危険と見なし、王は彼女が二度と王の前に出ないと定めます。その後釜に選ばれたのがエステルでした。エステル記の幕開けであり、神が次に用いる人の道を備える人物です。

ワシュティという名前の意味

ワシュティはペルシア語起源の名前で、意味は定かではありません。「美しい人」や「愛される人」の意味を与えられることもあります。聖書は説明しておらず、それ以上のことは断定しないのが望ましいでしょう。

ワシュティの生涯

  1. クセルクセス王の宴会

    エステル記1章1-8節

    クセルクセス王は、インドからクシュまで百二十七州を治めていました。治世の第三年、王は首長たちと家来たちのために宴会を開き、百八十日間にわたって王国の富を見せました。その後、スサの民全体のために庭の中庭で七日間の宴会を開きました。

  2. 王妃の宴会

    エステル記1章9節

    王妃ワシュティも、クセルクセス王の王宮で女たちのために宴会を開きました。この節は、彼女を自分の宴会の主人である王妃という役割で簡潔に紹介します。彼女は王の宴会と並行して、自分の催しを行っていたのです。

  3. 王の命令を拒む

    エステル記1章10-12節

    七日目、酒で心が陽気になった王は、宦官たちにワシュティを王冠をつけて連れて来るよう命じました。しかし彼女は来ることを拒みます。王は激怒しました。聖書は彼女が拒んだ理由を述べておらず、動機を想像で補うことは避けるべきです。

  4. 助言者たちの決定

    エステル記1章13-22節

    王は賢者たちに相談しました。メムカンは、ワシュティの態度はすべての首長と民に関わり、女たちが夫を軽んじるようになると答えます。彼はワシュティが二度と王の前に出ず、王妃の位が他の女に与えられるという、取り消せない勅令を提案し、王はそのとおりにしました。

  5. 新しい王妃を探す

    エステル記2章1-4節

    王の怒りが収まると、ワシュティのしたことと、彼女に下された決定を思い出しました。家来たちは、スサに若い娘を集め、王の気に入った者をワシュティに代わる王妃とするよう提案します。王はこの提案を喜び、物語はエステルへとつながります。

ワシュティから学ぶこと

  • 権力者の決定は歴史の流れを変えますが、神はそれらを通してご自分の計画を進められます。
  • エステル記には神の名がありませんが、1章からすでに神の摂理が働いています。
  • 聖書はいつも裁くとは限らず、事実を語ります。動機を想像するより、本文が述べることにとどまるのがよいでしょう。
  • 空いた席が次の人の道を備えます。ワシュティが去らなければ、エステルは王妃になりませんでした。
  • 人間の権力の仕組みには限界があり、王自身も自分の勅令を取り消すことができません。

鍵となる聖句

エステル記1章9節

王妃ワシュティも、クセルクセス王の王宮で女たちのために宴会を開きました。この節は、彼女を王妃として並行する宴の主人に置いています。

エステル記1章16節

メムカンは、王妃の態度は王に対してだけでなく、すべての首長と諸民族に対する不正だと主張します。決定に至った助言の論理がここに表れています。

エステル記2章4節

王の気に入った娘がワシュティに代わって王妃になるべきだという提案です。この節は、ワシュティの退位とエステルの登場をつなぎます。

よくある質問

聖書のワシュティとはどんな人ですか。

ワシュティはペルシアの王妃で、クセルクセス王の妻でした。宴会の最中に王が呼んだとき、来ることを拒み、勅令で退けられ、代わりにエステルが王妃になりました。エステル記1章と2章の初めに登場します。

ワシュティという名前の意味は何ですか。

ワシュティはペルシア語起源の名前で、正確な意味は定かではありません。美しさや愛情を意味するとされることもありますが、聖書は説明していません。意味は慎重に紹介し、断定は避けるのがよいでしょう。

ワシュティの話は聖書のどこにありますか。

ワシュティの話はエステル記1章9節から22節にあります。2章1節から4節がこれに言及しており、そこで王が怒りを収めて彼女を思い出し、新しい王妃を探すことになります。

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