聖書の人物 ヘロデ大王

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ヘロデ大王はイエスが生まれたときのユダヤの王です。東方の博士たちがエルサレムに来て、ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにいるのかと尋ねると、ヘロデは動揺し、エルサレム中の人々も動揺しました。彼は博士たちに、幼子の居場所を知らせるよう求め、拝みに行きたいと偽ります。博士たちは夢で警告され、別の道から帰りました。怒ったヘロデはベツレヘムの幼子たちを殺させますが、ヨセフは御使いに警告され、すでにイエスをエジプトへ連れて行っていました。まことの王を拒む者の恐れを示す人物です。

ヘロデ大王という名前の意味

ヘロデという名前はギリシア語の名で、ヒーローを意味する語と結びつけられるのが一般的ですが、聖書はこの名前の意味を説明していません。聖書はこの王の時代を示しています。ルカの福音書1章5節は、バプテスマのヨハネが生まれたころのユダヤの王ヘロデについて語ります。

ヘロデ大王の生涯

  1. ユダヤの王

    ルカの福音書1章5節

    ルカはバプテスマのヨハネの誕生にかかわる出来事を、ユダヤの王ヘロデの時代に置きます。アビヤの組の祭司ザカリヤが妻エリサベツと暮らしていました。この記述は、イエスの物語が実在の政治権力、王座にいる王の下という特定の時代に起こったことを示しています。

  2. ユダヤ人の王の誕生に動揺する

    マタイの福音書2章1-8節

    東方の博士たちがエルサレムに来て、ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにいるのかと尋ねます。ヘロデ王はこれを聞いて動揺し、エルサレム中の人々も動揺しました。祭司長たちと律法学者たちを集めてキリストの生まれる場所を調べ、博士たちをベツレヘムへ送って、見つけたら知らせるよう求めました。

  3. だまされて幼子を殺させる

    マタイの福音書2章12-16節

    博士たちは夢でヘロデのところへ戻らないよう警告され、別の道から自分の国へ帰りました。御使いはヨセフに、ヘロデが幼子を捜して殺そうとしているのでエジプトへ逃げるよう告げます。だまされたと知ったヘロデは激しく怒り、ベツレヘムの二歳以下の男の子を殺させました。

  4. ヘロデの最期

    マタイの福音書2章19-20節

    ヘロデが死ぬと、主の使いがエジプトにいるヨセフに再び夢で現れ、幼子のいのちをねらっていた者たちが死んだので、イスラエルの地に帰るよう告げます。ヘロデの計画は神のご計画を妨げられず、幼子は守られて戻ってきました。

ヘロデ大王から学ぶこと

  • 地位や権力を失う恐れは、暴力に至るまで、まことの王を拒む心を生みます。
  • ヘロデはイエスを拝むふりをしました。心が誠実でなくても、信仰を口にすることはできます。
  • 権力者の計画も神のご計画を妨げられず、幼子は夢によって守られました。
  • 同じ王を前にして、ヘロデのように動揺する人もいれば、博士たちのように礼拝する人もいます。

鍵となる聖句

マタイの福音書2章3節

ヘロデ王はこれを聞いて動揺し、エルサレム中の人々も動揺しました。まことの王の誕生は権力にしがみつく者を揺さぶり、町全体にも不安が広がります。

マタイの福音書2章8節

ヘロデは博士たちに、幼子について詳しく調べ、見つかったら知らせてほしい、私も拝みに行きたいからと言いました。この言葉の裏には悪意が隠れています。

マタイの福音書2章13節

御使いはヨセフに、幼子とその母を連れてエジプトへ逃げ、知らせるまでそこにいなさい、ヘロデが幼子を捜し出して殺そうとしていると告げました。神は御子を守られます。

ヘロデ大王についての説教

よくある質問

聖書のヘロデ大王とは誰ですか。

ヘロデ大王はイエスが生まれたときのユダヤの王です(ルカの福音書1章5節、マタイの福音書2章1節)。ユダヤ人の王を捜す博士たちの来訪に動揺し、ベツレヘムの二歳以下の男の子を殺させました(2章16節)。ヨセフとイエスがエジプトから戻る前に亡くなります。

ヘロデという名前はどんな意味ですか。

ヘロデはギリシア語の名で、一般にヒーローを意味する語と結びつけられます。聖書はこの名前を説明していないので、意味については慎重でいるのが賢明です。福音書には、ヘロデ・アンティパスなど、同じ名を持つ家族も登場します。

ヘロデ大王の話は聖書のどこにありますか。

主にマタイの福音書2章にあります。博士たちの来訪、ベツレヘムの虐殺、エジプトへの逃避が記されています。ルカの福音書1章5節も、バプテスマのヨハネが生まれたころのユダヤの王として彼に触れています。

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