聖書 — 口語訳 (1955)
詩篇 108
概要
詩篇108篇は、詩篇57篇と60篇の終わりの部分を合わせたダビデの歌です。定まった心で歌い、暁を呼びさます言葉で始まります。神の恵みが天よりも高いからです。続いて苦難の中での祈りがあり、人の助けはむなしいが、神によって私たちは力ある働きをする、という結びに至ります。賛美と願いが、ここでは一つになっています。
この章の3つの区分
1神よ、わが心は定まりました。わが心は定まりました。わたしは歌い、かつほめたたえます。わが魂よ、さめよ。
2立琴よ、琴よ、さめよ。わたしはしののめを呼びさまします。
3主よ、わたしはもろもろの民の中であなたに感謝し、もろもろの国の中であなたをほめたたえます。
4あなたのいつくしみは大きく、天にまでおよび あなたのまことは雲にまで及ぶ。
5神よ、みずからを天よりも高くし、みさかえを全地の上にあげてください。
6あなたの愛される者が助けを得るために、右のみ手をもって救をほどこし、わたしに答えてください。
7神はその聖所で言われた、「わたしは大いなる喜びをもってシケムを分かち、スコテの谷を分かち与えよう。
8ギレアデはわたしのもの、マナセもわたしのものである。エフライムはわたしのかぶと、ユダはわたしのつえである。
9モアブはわたしの足だらい、エドムにはわたしのくつを投げる。ペリシテについては、かちどきをあげる」。
10だれがわたしを堅固な町に至らせるであろうか。だれがわたしをエドムに導くであろうか。
11神よ、あなたはわれらを捨てられたではありませんか。神よ、あなたはわれらの軍勢と共に出て行かれません。
12われらに助けを与えて、あだにむかわせてください。人の助けはむなしいからです。
13われらは神によって勇ましく働きます。われらのあだを踏みにじる者は神だからです。
鍵となる聖句
詩篇108篇についてよくある質問
詩篇108篇はどういう意味ですか
詩篇108篇は、信頼に満ちた賛美と、苦難の中の祈りを結びつけています。ダビデは諸国民の中で神に歌うと決意を述べ、そのあと神の助けを求め、この地についての神の約束を思い起こします。メッセージは、賛美は試練の終わりを待たないということです。賛美は、天を越える神の恵みと真実に支えられています。
なぜ詩篇108篇は詩篇57篇と60篇に似ているのですか
詩篇108篇は、詩篇57篇の終わり(1節から5節)と、詩篇60篇の終わり(6節から13節)を取り入れています。聖書の著者たちは、よく知られた言葉を用いて新しい歌を作りました。この再利用は、これらの言葉がさまざまな状況に合わせて用いられる、共同の祈りであったことを示しています。
詩篇108篇はどのように祈ればよいですか
すべてが解決していなくても、賛美から始めましょう。ダビデのように、心を定めて、朝に神に歌うと決めます。次に、6節から13節を用いて苦難を神に申し上げ、人の助けではなく神の助けを求めます。最後は13節を、信頼の宣言として結びましょう。
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。