聖書 — 口語訳 (1955)
詩篇 135
概要
詩篇135篇は、主の家に集う主のしもべたちに向けた賛美の歌です。詩人はその理由を語ります。神はイスラエルを選び、偉大な方であり、天でも地でも海でも、望まれることをすべて行われるからです。エジプトからの脱出から約束の地を与えられるまでの神のみわざを思い起こし、さらに、この生きた神を、口もきけず目も見えない金銀の偶像と対比させます。この世を本当に治めているのはだれかと問う人に、安心を与える詩篇です。
この章の5つの区分
1主をほめたたえよ、主のみ名をほめたたえよ。主のしもべたちよ、ほめたたえよ。
2主の家に立つ者、われらの神の家の大庭に立つ者よ、ほめたたえよ。
3主は恵みふかい、主をほめたたえよ。主は情ぶかい、そのみ名をほめ歌え。
4主はおのがためにヤコブを選び、イスラエルを選んで、おのれの所有とされた。
5わたしは主の大いなることと、われらの主のすべての神に まさることとを知っている。
6主はそのみこころにかなう事を、天にも地にも、海にもすべての淵にも行われる。
7主は地のはてから雲をのぼらせ、雨のためにいなずまを造り、その倉から風を出される。
8主は人から獣にいたるまで、エジプトのういごを撃たれた。
9エジプトよ、主はおまえの中に、しるしと不思議とを送って、パロとそのすべてのしもべとに臨まれた。
10主は多くの国民を撃ち、力ある王たちを殺された。
11すなわちアモリびとの王シホン、バシャンの王オグ、ならびにカナンのすべての国々である。
12主は彼らの地を嗣業とし、その民イスラエルに嗣業として与えられた。
13主よ、あなたのみ名はとこしえに絶えることがない。主よ、あなたの名声はよろずよに及ぶ。
14主はその民をさばき、そのしもべらにあわれみをかけられるからである。
15もろもろの国民の偶像はしろがねと、こがねで、人の手のわざである。
16それは口があっても語ることができない。目があっても見ることができない。
17耳があっても聞くことができない。またその口には息がない。
18これを造る者と、これに信頼する者とはみな、これと等しい者になる。
19イスラエルの家よ、主をほめよ。アロンの家よ、主をほめよ。
20レビの家よ、主をほめよ。主を恐れる者よ、主をほめまつれ。
21エルサレムに住まわれる主は、シオンからほめたたえらるべきである。主をほめたたえよ。
鍵となる聖句
主よ、あなたのみ名はとこしえに絶えることがない。主よ、あなたの名声はよろずよに及ぶ。
主の御名と、主についての記憶は、代々に至るまで続きます。神がなさったことは、どの世代の信仰にとっても拠りどころであり続けます。
もろもろの国民の偶像はしろがねと、こがねで、人の手のわざである。 それは口があっても語ることができない。目があっても見ることができない。 耳があっても聞くことができない。またその口には息がない。 これを造る者と、これに信頼する者とはみな、これと等しい者になる。
偶像は人の手のわざにすぎません。それを造る者も、それに信頼する者も、それに似るようになります。この箇所は、語ることのないものに自分を形づくられないようにと招いています。
説教が語っていること
詩篇135篇についてよくある質問
詩篇135篇6節の主は望まれることをすべて行われる、とはどういう意味ですか
この節は神の主権を宣言しています。神のみこころは、すべての被造物の上で成し遂げられます。神が悪を望まれるという意味ではなく、何ものも神を超えず、神を縛ることもできないということです。状況が手に負えないように見えるときでさえ、神に信頼するよう招いています。
詩篇135篇は偶像について何と語っていますか
15節から18節で、詩人は偶像を、人間が造った金銀の物として描いています。口があっても語らず、目があっても見えず、耳があっても聞こえません。それらを造り、頼みとする者は、偶像と同じようになります。しかし生きた神は、行動し、答えてくださいます。
詩篇135篇はどのように祈ればよいですか
賛美の手引きとして用いましょう。まず1節から3節で神の御名をほめたたえ、次に5節で神の偉大さを思い巡らします。そして、あなたの人生や神の民の歴史の中でのみわざに感謝しましょう。最後に19節から21節で、家族や教会とともに主をほめたたえて結びます。
詩篇 135を引用している記事
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。