聖書 — 口語訳 (1955)

詩篇 98

概要

詩篇98篇は喜びの歌です。主に向かって新しい歌をうたいなさい。主が奇しいみわざをなさったからです。主の救いと義は、すべての国々に見られました。地に住むすべての人が、立琴やラッパとともに主をほめたたえるよう招かれ、被造物全体が喜びます。神が地を義をもってさばくために来られるからです。クリスチャンはよく、クリスマスにこの詩篇を歌います。

この章の3つの区分

  1. 1-3節神が現された救いのための新しい歌
  2. 4-6節全地が喜びをもって王をほめたたえる
  3. 7-9節被造物が喜ぶ:神は義をもってさばくために来られる

1新しき歌を主にむかってうたえ。主はくすしきみわざをなされたからである。その右の手と聖なる腕とは、おのれのために勝利を得られた。

2主はその勝利を知らせ、その義をもろもろの国民の前にあらわされた。

3主はそのいつくしみと、まこととを イスラエルの家にむかって覚えられた。地のもろもろのはては、われらの神の勝利を見た。

4全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。声を放って喜び歌え、ほめうたえ。

5琴をもって主をほめうたえ。琴と歌の声をもってほめうたえ。

6ラッパと角笛の音をもって 王なる主の前に喜ばしき声をあげよ。

7海とその中に満ちるもの、世界とそのうちに住む者とは鳴りどよめけ。

8大水はその手を打ち、もろもろの山は共に主のみ前に喜び歌え。

9主は地をさばくために来られるからである。主は義をもって世界をさばき、公平をもってもろもろの民をさばかれる。

鍵となる聖句

1節
新しき歌を主にむかってうたえ。主はくすしきみわざをなされたからである。その右の手と聖なる腕とは、おのれのために勝利を得られた。

神が新しいことをなさったので、歌も新しいのです。神の勝利にふさわしい歌が求められます。習慣で繰り返すのではなく、賛美を新しくするよう招いています。

2-3節
主はその勝利を知らせ、その義をもろもろの国民の前にあらわされた。 主はそのいつくしみと、まこととを イスラエルの家にむかって覚えられた。地のもろもろのはては、われらの神の勝利を見た。

神の救いは隠されていません。国々に見られ、地の果てにまで及びます。また、神が御民に対して真実であられることも思い起こさせます。

4節
全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。声を放って喜び歌え、ほめうたえ。

賛美はイスラエルだけのものではなく、地に住むすべての人に求められています。それは喜びの叫びとして表されます。

9節
主は地をさばくために来られるからである。主は義をもって世界をさばき、公平をもってもろもろの民をさばかれる。

被造物が喜ぶのは、神が義と公正をもってさばくために来られるからです。ここでのさばきは良い知らせです。不正に終わりをもたらすからです。

詩篇98篇についてよくある質問

詩篇98篇はどういう意味ですか

詩篇98篇は、神がその民を救われ、地を義をもってさばくために来られるので、神に歌うようにという呼びかけです。喜びは普遍的で、国々、海、川、山までもが加わります。神の勝利と、秩序を取り戻された世界の展望をたたえています。多くのキリスト教の伝統では、すべての人への神の救いを告げるものとして、クリスマスに歌われます。

新しい歌とはどういう意味ですか

この表現は、複数の詩篇(33篇、96篇、144篇、149篇)に出てきます。神の新しいみわざに応える歌、あるいは心から新たにされた賛美を指します。新しい旋律を求めているわけではありません。機械的な賛美で満足せず、神が最近してくださったことに感謝するよう呼びかけているのです。

詩篇98篇はどのように祈ればよいですか

まず、神があなたの人生や教会でなさった奇しいみわざを、神の前に数え上げることから始めましょう。そのあと、一人で、あるいは他の人と一緒に、神に歌います。続いて7節から9節を、被造物と不正に苦しむ人々を思いながら読み、神が正義を回復するために来られることを喜びましょう。

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