要約
オバデヤは預言者エリヤの時代、アハブ王の家を取りしきる者でした。聖書は、彼が深く主を恐れていたと述べます。イゼベルが主の預言者たちを殺したとき、彼は百人を洞穴にかくまい、パンと水で養いました。大ききんの間にエリヤと出会い、アハブにエリヤの来訪を告げるよう命じられます。恐れながらも従い、その出会いがカルメル山での対決への道を開きました。
アハブの家令オバデヤという名前の意味
オバデヤという名は、一般に「主のしもべ」という意味に理解されています。この家令を、同名の書を書いた預言者オバデヤと混同してはなりません。聖書には、両者が同一人物であることを示すものは何もありません。
アハブの家令オバデヤの生涯
主を恐れる人
第一列王記18章3-4節オバデヤは、バアルに仕えるアハブ王の家を取りしきる者でした。それでも聖書は、彼が深く主を恐れていたと述べます。イゼベルが主の預言者たちを絶ち滅ぼしたとき、彼は百人の預言者を連れ出し、五十人ずつ洞穴にかくまって、ききんの中でパンと水で養いました。
牧草を探しに
第一列王記18章1-2節、5-6節サマリヤのききんは激しく、干ばつの三年目のことでした。アハブは、馬やらばを生かしておく草を見つけるため、水のわき出る泉や谷を巡るようオバデヤに命じます。王と家令は国を二つに分け、それぞれ別の道を、ひとりで進みました。
エリヤとの出会い
第一列王記18章7-8節道すがら、オバデヤはエリヤに出会います。彼はそれが誰かわかり、地にひれ伏して、あなたですか、わが主人エリヤよ、と尋ねました。預言者はただ、そうだと答え、あなたの主人に、エリヤがここにいると伝えなさいと命じます。アハブが至る所で預言者を捜していたため、オバデヤにはあまりに恐ろしい命令でした。
忠実なしもべの恐れ
第一列王記18章9-14節オバデヤは命の危険を感じました。アハブはエリヤを諸国民の中に捜させており、主の霊が預言者をどこかへ運び去れば、王は自分を殺すでしょう。彼は、若いころから主を恐れてきたこと、百人の預言者をかくまったことも語ります。任務を拒んだのではなく、率直に恐れを打ち明けたのです。
従順
第一列王記18章15-16節エリヤは、自分が仕える万軍の主の名によって、きょうアハブの前に姿を現すと誓いました。この言葉を受けて、オバデヤはアハブに会いに行って知らせます。アハブはエリヤを迎えに出て行き、この出会いが、主が火をもって答えられるカルメル山の対決への道を開きました。
アハブの家令オバデヤから学ぶこと
- 敵意に満ちた環境の中でも、信仰を否定することなく神に忠実でいることができます。
- 主を恐れることは、迫害される人々を守り養うという具体的な行いに表れます。
- 神は、ご自分の民を守るために、思いがけない地位にしもべを置くことがあります。
- 恐れを打ち明けることは、最終的に神の言葉に従うのなら、信仰の欠如ではありません。
鍵となる聖句
偶像礼拝の王の家で、オバデヤは深く主を恐れ、百人の預言者をかくまいました。彼の信仰は心の中に閉じ込められず、イゼベルが殺そうとした人々を守る具体的な行いとなりました。
あなたのしもべは若いときから主を恐れています、とオバデヤは語ります。昔からの忠実さを思い起こさせる言葉であり、主への恐れは危機の中で生まれたのではなく、長い間培われたものでした。
エリヤは万軍の主の名による誓いによって、オバデヤの恐れに答えました。生ける神の言葉は、遣わされる者を安心させるのに十分です。
アハブの家令オバデヤについての説教
よくある質問
アハブの家令オバデヤとは誰ですか。
オバデヤはエリヤの時代にアハブ王の家を取りしきる者でした。偶像礼拝の王に仕えながらも深く主を恐れ、イゼベルの迫害のとき百人の預言者をかくまいました。エリヤからアハブに来訪を告げるよう命じられています(第一列王記18章3-16節)。
家令オバデヤは預言者オバデヤと同じ人ですか。
聖書は両者を同一人物とは述べていません。預言者オバデヤは同名の短い書の著者で、主にエドムについて語りますが、その時代は書かれていません。アハブの家令はエリヤの時代の人です。主のしもべを意味するこの名は、旧約聖書の中で何人もの人が用いています。
オバデヤの物語は聖書のどこにありますか。
彼の物語はすべて第一列王記18章1-16節にあり、エリヤとバアルの預言者たちがカルメル山で対決する場面へと続く導入部です。百人の預言者をかくまったことは3-4節と13節に記されています。