聖書の人物 チッポラ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

チッポラはミディアンの祭司の娘で、エジプトから逃れてきたモーセの妻となった人です。ゲルショムとエリエゼルという二人の息子を産み、神の命令でエジプトへ戻るモーセに同行しました。旅の途中で主がモーセを殺そうとされたとき、彼女はすばやく息子に割礼を施し、モーセは救われます。のちに父イテロが彼女と息子たちを荒野のモーセのもとへ連れて来ました。神は契約を重んじられること、家庭の信仰は具体的な行動にも表れることを教える人物です。

チッポラという名前の意味

チッポラという名前は、ヘブル語で鳥を指す言葉と結びつけられるのが一般的ですが、聖書はこの名前の意味を説明していません。聖書が明らかにしているのは彼女の素性です。モーセはこの人のもとにとどまることに同意し、祭司は娘チッポラをモーセに与えました(出エジプト記2章21節)。彼女はミディアンの祭司の娘です。

チッポラの生涯

  1. ミディアンで見つかった妻

    出エジプト記2章15-22節

    モーセはパロを逃れてミディアンの地に退き、井戸のそばに座ります。そこで祭司の七人の娘たちを羊飼いたちから助けました。父親は彼を食事に招き、モーセはその家に住むことに同意して、チッポラを妻として与えられます。彼女は男の子を産み、モーセは異国に寄留しているという意味でゲルショムと名づけました。

  2. エジプトへの道のり

    出エジプト記4章18-20節

    神はモーセにエジプトへ戻るよう命じられます。舅イテロの許しを得たモーセは、妻と息子たちをろばに乗せ、神の杖を手に持って出発しました。こうしてチッポラは、神がモーセに託した使命のために故郷を離れ、夫に従って旅に出ます。

  3. 息子の割礼

    出エジプト記4章24-26節

    旅の途中の宿営地で、主はモーセに会い、殺そうとされました。チッポラは火打石を取って息子の包皮を切り、それをモーセの足につけます。すると主はモーセから手を引かれました。短く難しい記事ですが、神の契約を軽く扱ってはならないことを強く示しています。

  4. 荒野での再会

    出エジプト記18章1-7節

    イスラエルがエジプトを出たあと、イテロは神がなされたことを聞きます。そして妻チッポラと二人の息子ゲルショムとエリエゼルを連れて、荒野にいるモーセのもとへ来ました。モーセは舅を迎えに出て挨拶を交わし、一緒に天幕に入ります。モーセの家族は再びそろいました。

チッポラから学ぶこと

  • 神は、ご自分のしもべの大きな支えとなる人を、異国の地で備えてくださることがあります。
  • 神への従順は、使命を担う本人だけでなく家族全体にかかわることです。
  • 神の契約は重いものです。神が求められることは、ためらわずに行うべきです。
  • ふさわしい時にとられた決定的な行動が、一つの命と召しを守ることがあります。

鍵となる聖句

出エジプト記2章21節

モーセはミディアンの祭司の家に住み、チッポラを妻として受けます。エジプトを離れた地で、二人の家庭が始まる場面です。

出エジプト記4章25節

チッポラは火打石で息子に割礼を施し、モーセの足につけます。難しい箇所ですが、割礼が契約のしるしであることの重さを示します。

出エジプト記18章5節

イテロは、モーセの妻と息子たちを連れて荒野に来ます。イスラエルの救出の後、モーセの家族は神の山で合流しました。

チッポラについての説教

よくある質問

聖書のチッポラとは誰ですか?

チッポラはミディアンの祭司の七人の娘の一人で、エジプトから逃れたモーセの妻になりました(出エジプト記2章21節)。二人の息子を産み、エジプトへの帰還に同行し、主がモーセを殺そうとされたとき息子に割礼を施しました(出エジプト記4章24-26節)。

チッポラという名前の意味は何ですか?

名前はヘブル語で鳥を連想させる言葉と結びつけられることが多いです。聖書はこの名前を説明しておらず、息子たちの名前の意味は説明されています(出エジプト記2章22節、18章3-4節)。そのため、意味の断定は控えるのが賢明です。

チッポラの物語は聖書のどこにありますか?

出エジプト記にあります。モーセとの結婚は2章15-22節、息子の割礼は4章24-26節、父イテロとともに荒野でモーセと再会する場面は18章1-7節に記されています。

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