要約
ニゲルと呼ばれるシメオンとクレネ人ルキオは、紀元四十五年ごろ、アンテオケ教会の預言者、教師の一員でした。バルナバ、マナエン、サウロと共に主に仕え断食していた時、聖霊がバルナバとサウロを聖別するよう告げました。祈った後、彼らは二人の上に手を置いて送り出しました。あまり知られていないこの指導者たちが、パウロの最初の宣教旅行の始まりにいました。
ニゲルと呼ばれるシメオンとクレネ人ルキオという名前の意味
シメオンはヘブル語の名で、聖書は聞くという動詞と結びつけています(創世記29章33節)。ニゲルはラテン語で黒を意味する通称で、肌の色やアフリカの出身と関係するかもしれませんが、本文は説明しません。ルキオはラテン語の名で、クレネは今のリビアにある北アフリカの町です。
ニゲルと呼ばれるシメオンとクレネ人ルキオの生涯
多様な指導者がいる教会
使徒の働き13章1節アンテオケ教会には、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、領主ヘロデの乳兄弟マナエン、そしてサウロという預言者と教師たちがいました。キプロス、アフリカ、ヘロデの宮廷、タルソと出身は様々で、同じ教会に共に仕えていました。
奉仕と断食と御霊の声
使徒の働き13章2節彼らが主に仕えて断食していると、聖霊が語り、バルナバとサウロを、わたしが召した働きのために聖別して取り分けておきなさい、と告げます。宣教への召しは、共に神を求める中で聞こえたのです。
宣教師の派遣
使徒の働き13章3-4節さらに断食と祈りをした後、シメオンとルキオたちはバルナバとサウロの上に手を置いて送り出します。最も優れた教師の二人と別れることを受け入れたのです。聖霊に遣わされた二人はセレウキアに下り、キプロスへ出発します。
ニゲルと呼ばれるシメオンとクレネ人ルキオから学ぶこと
- 神は、あまり知られていないしもべを用いて大きなことを成し遂げられます。
- 出身の多様さは、キリストの教会における奉仕を豊かにします。
- 断食と祈りは、教会が聖霊の声を聞く備えとなります。
- 健全な教会は、最も優れた働き人を宣教のために送り出します。
- 宣教は教会全体の働きであり、教会が祈って送り出します。
鍵となる聖句
ニゲルと呼ばれるシメオンとクレネ人ルキオの名を挙げる唯一の節です。出身の異なる指導者たちが、アンテオケ教会で預言者、教師として一つになって仕えていました。
聖霊は、主に仕えて断食する人々に語られます。宣教への召しは、人間の計画ではなく、共に礼拝し、備えていた心の中から生まれます。
按手は教会の同意と祝福を表します。こうしてシメオンとルキオは自分では行かずに、祈りで支えることでパウロの派遣に加わりました。
よくある質問
なぜシメオンはニゲルと呼ばれたのですか。
ニゲルはラテン語で黒を意味します。おそらく同名のシメオンと区別するための通称でした。肌の色やアフリカの出身と結びつけられますが、聖書は説明しておらず、この解釈は仮説にとどめるべきです。
クレネ人ルキオという名は何を意味しますか。
ルキオはローマ帝国でよく使われたラテン語の名で、光という語と結びつけられます。クレネは今のリビアにある北アフリカの町です。使徒の働き11章20節は、クレネ出身の人々がアンテオケでギリシア人にイエスを伝えたと述べます。
シメオンとルキオは聖書のどこにいますか。
使徒の働き13章1節に、アンテオケ教会の預言者、教師として名が挙げられています。2節から4節は、他の指導者たちと共に、バルナバとサウロを宣教に送り出した次第を記しています。