聖書の人物 バルク

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

バルクはネリヤの子で、ユダ王国の末期、エルサレム陥落の前に預言者エレミヤの書記であり忠実な同労者でした。エレミヤが口述する主のすべてのことばを書き記し、神殿で民に読み聞かせ、王エホヤキムが巻物を焼くと、書き直しました。アナトテの畑の証書も預かっています。疲れて気落ちしたバルクに、神は個人的なことばを与えます。目立たず、勇敢で、忍耐強いしもべとして記憶される人物です。

バルクという名前の意味

バルクはヘブル語の名前で、一般に「祝福された」と訳されます。聖書はこの名の意味を説明しませんが、常に父の名を添えてネリヤの子バルクと記し(エレミヤ書36章4節)、一箇所ではさらにネリヤの子、マアセヤの子と系図を詳しくしています(エレミヤ書32章12節)。

バルクの生涯

  1. アナトテの畑の証書

    エレミヤ書32章6-15節

    エルサレム包囲の中、監視の庭に閉じ込められていたエレミヤは、神の命令でいとこの畑をアナトテで買い取ります。彼は購入証書をすべての証人の前でバルクに渡し、土の器に保存するよう命じました。この行いは、この地で再び家や畑やぶどう畑が買われるという約束を示しています。

  2. 口述で書かれた巻物

    エレミヤ書36章1-8節

    エホヤキムの第四年、神はヨシヤの時代から語ったすべてのことばを巻物に書くよう、エレミヤに命じます。エレミヤはバルクを呼び、口述したすべてを書き記させました。自分は出入りできないため、断食の日に主の宮でその巻物を読むよう、バルクに頼みます。バルクは命じられたとおりにしました。

  3. 神殿での朗読と首長たちの前で

    エレミヤ書36章9-19節

    バルクはゲマルヤの部屋で、すべての民に聞こえるよう巻物を読みました。ミカヤがそれを王の首長たちに伝えると、彼らはバルクを呼び、もう一度読ませます。恐れた首長たちは、どのように書いたのかを尋ね、バルクとエレミヤに、身を隠し、居場所を誰にも知らせるなと告げました。

  4. 焼かれ、書き直された巻物

    エレミヤ書36章20-32節

    エホヤキム王は巻物を読ませ、三、四段読まれるごとに小刀で切り取って火に投げ込みました。さらにバルクとエレミヤを捕らえるよう命じますが、主が二人を隠されました。神は別の巻物を求め、エレミヤは再びバルクに口述し、焼かれたことばがすべて書き直され、さらに多くのことばが加えられました。

  5. 気落ちしたバルクへのことば

    エレミヤ書45章1-5節

    ことばを書き記していたバルクは、主が私の痛みに悲しみを加えられ、私はうめきで疲れ果て、安らぎがないと嘆きます。神は、ご自分が建てたものを壊すと答え、自分のために大きなことを求めるなと諭します。しかし、どこへ行っても、あなたのいのちを戦利品として与えると約束されました。

バルクから学ぶこと

  • 神への奉仕は、書く、文書を保管する、声に出して読むといった地味な働きを通しても行われます。神はその奉仕を見ておられます。
  • 神のことばは破壊されません。王がそれを焼いても、神はさらに豊かに書き直させてくださいます。
  • 神はあなたの疲れを聞いてくださいますが、周りがすべて崩れる時には、自分のために大きなことを求めないよう招かれます。
  • 嵐の中でいのちが守られること自体が戦利品です。この約束を感謝して受け取ることを学びましょう。

鍵となる聖句

エレミヤ書36章4節

バルクは、エレミヤが口述する主のすべてのことばを巻物に書きました。この節は、エレミヤ書の一部がどのように書き残されたかを示しています。

エレミヤ書45章5節

神はバルクに、自分のために大きなことを求めるなと命じつつ、どこへ行ってもいのちを守ると約束します。控えめですが、確かな約束です。

エレミヤ書32章14-15節

バルクは畑の証書の保管を任されます。神がこの国に将来を約束されたしるしで、家や畑やぶどう畑が再びこの地で買われることを示しています。

バルクについての説教

よくある質問

なぜ神はバルクに、大きなことを求めるなと言われたのですか。

バルクは、務めのために味わう悲しみと疲れを訴えていました。神は、ご自分が建てたものを壊し、植えたもの、つまり国全体を引き抜くと答えます。そのような時に自分のために大きなことを求めても空しいのです。しかし神は、どこへ行ってもあなたのいのちを戦利品として与えると約束されました(エレミヤ書45章5節)。

バルクという名前にはどんな意味がありますか。

バルクはヘブル語の名前で、一般に「祝福された」と訳されます。聖書はこの意味に触れず、常にネリヤの子として、また書記としてバルクを示します(エレミヤ書36章26、32節)。彼は落胆も経験しましたが、神は彼の人生に約束で答えられました(エレミヤ書45章)。

バルクの物語は聖書のどこにありますか。

バルクはエレミヤ書に登場します。32章ではアナトテの畑の証書を受け取り、36章では巻物の筆記、朗読、書き直しが語られ、43章ではエレミヤと共にエジプトへ連れて行かれ、45章には彼に与えられた神のことばが記されています。

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