聖書の人物 ベタニヤのマリヤ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ベタニヤのマリヤは、マルタとラザロの妹で、イエスの友人です。最初に彼女は、主の足もとに座ってそのことばに聞き入る姿で登場します。ラザロの死の後は、泣きながらイエスの足もとにひれ伏しました。過越の数日前には、高価な香油をイエスに注ぎます。イエスは彼女を擁護し、この行いは葬りの日への備えだと語られました。礼拝がイエスにとって尊いことを教える女性です。

ベタニヤのマリヤという名前の意味

マリヤはヘブル語のミリアムのギリシア語形です。この名前の意味には議論があり、「愛された者」「苦い」「高められた者」など複数の説がありますが、聖書は説明していません。福音書の他のマリヤ、特にマグダラのマリヤと混同しないよう注意が必要です。

ベタニヤのマリヤの生涯

  1. 主の足もとに座る

    ルカの福音書10章38-39節

    イエスがマルタの家に迎えられたとき、妹マリヤは主の足もとに座って、そのことばに聞き入ります。マルタが給仕に忙しい間、マリヤはイエスのそばにとどまることを選びました。女性に別のことが期待されていた時代に、学ぶ弟子の姿勢を取ったのです。

  2. 良いほうを選んだ

    ルカの福音書10章40-42節

    マルタは、妹に手伝うよう言ってほしいとイエスに頼みます。イエスは、マリヤが良いほうを選んだので、それは彼女から取り上げられないと答えられます。奉仕への非難ではなく、誰もマリヤから奪えない、みことばに耳を傾けることの価値を示して、彼女の選択を擁護されました。

  3. 足もとにひれ伏す

    ヨハネの福音書11章28-32節

    ラザロの死の後、マルタはマリヤを静かに呼び、先生が来て、あなたを呼んでおられますと告げます。マリヤはすぐに立ち上がって迎えに行き、イエスを見ると、その足もとにひれ伏します。姉と同じように、もしここにいてくださったなら、兄弟は死ななかったでしょうにと言いました。

  4. イエスは彼女とともに涙を流す

    ヨハネの福音書11章33-35節

    マリヤと一緒に来たユダヤ人たちが泣いているのを見て、イエスは霊の憤りを覚え、心を騒がせられます。イエスは、どこに彼を置いたのかと尋ね、来て、見てくださいと答えられます。そのとき、イエスは涙を流されました。主は、ご自分の力を現す前に、愛する者の悲しみを分かち合われます。

  5. 高価な香油

    ヨハネの福音書12章1-3節

    過越の六日前、ベタニヤでイエスのために食事が用意されます。マリヤは純粋で非常に高価なナルドの香油一リトラを取り、イエスの足に塗り、自分の髪でぬぐいました。家は香油の香りでいっぱいになります。彼女の行いは、計算のない礼拝でした。

  6. イエスは彼女を擁護する

    ヨハネの福音書12章4-8節

    イスカリオテのユダは、この香油を貧しい人々のために売るべきだったと抗議します。イエスは、そのままにしておきなさい、彼女はわたしの葬りの日のために取っておいたのだと答えられます。貧しい人々はいつもいるが、わたしはいつもはいないと語り、この行いに死への備えを認められました。

ベタニヤのマリヤから学ぶこと

  • イエスの足もとで時間を過ごしましょう。みことばに耳を傾けることは、活動に先立ちます。
  • 涙をイエスのもとに持って行きましょう。イエスは無関心ではなく、苦しむ人とともに涙を流されます。
  • 真の礼拝は、何を献げるかを計算せず、最良のものを差し出します。
  • イエスへの愛を弁明する必要はありません。心から礼拝する人を、イエスご自身が擁護してくださいます。

鍵となる聖句

ルカの福音書10章39節

マリヤは主の足もとに座って、そのことばに聞き入ります。イエスのそばにとどまり、イエスから学ぶことを選ぶ弟子の姿を表しています。

ヨハネの福音書11章32節

マリヤはイエスの足もとにひれ伏し、もしここにいてくださったなら、兄弟は死ななかったでしょうにと言います。主の前で、率直に自分の悲しみと信仰を表しています。

ヨハネの福音書12章3節

マリヤは純粋で高価なナルドの香油をイエスの足に塗り、髪でぬぐいます。家中が香りで満たされました。惜しみない礼拝の行いです。

ベタニヤのマリヤについての説教

よくある質問

ベタニヤのマリヤはマグダラのマリヤと同じ人ですか。

いいえ。ベタニヤのマリヤは、エルサレム近くのベタニヤに住むマルタとラザロの妹です。マグダラのマリヤは、マグダラという別の土地の出身です。ヨハネの福音書11章2節は、ベタニヤのマリヤを、主に香油を塗った人と示しています。

マリヤという名前は何を意味しますか。

マリヤはヘブル語ミリアムのギリシア語形です。正確な意味には議論があり、聖書は説明していません。「愛された者」「苦い」「高められた者」などの説が出されていますが、この語源については慎重であるほうがよいでしょう。

ベタニヤのマリヤの物語は聖書のどこにありますか。

三つの箇所にあります。足もとでイエスに聞き入るルカの福音書10章38-42節、ラザロの死を悲しむヨハネの福音書11章、イエスの足に香油を注ぐヨハネの福音書12章1-8節です。これらの箇所は互いを補い合っています。

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