聖書 — 口語訳 (1955)

詩篇 75

概要

詩篇75篇はアサフの歌です。感謝の歌で始まり、続いて神が語られます。神は定めの時に、公正にさばかれます。神は高ぶる者に、頭を上げてはならないと警告します。高くすることは東からも西からも荒野からも来ません。さばく者は神お一人で、ある者を低くし、ある者を高くされます。神の手にある混ぜ合わせた酒の杯は、悪しき者がそのかすまで飲み干します。詩人はとこしえに歌うと約束し、正しい者の角は高く上げられます。

この章の3つの区分

  1. 1-3節わたしたちは感謝します。神はさばきの時を定められる
  2. 4-8節高ぶる者への警告:さばくのは神である
  3. 9-10節とこしえに歌います。正しい者の角は高く上げられる

1神よ、われらはあなたに感謝します。われらは感謝します。われらはあなたのみ名を呼び、あなたのくすしきみわざを語ります。

2定まった時が来れば、わたしは公平をもってさばく。

3地とすべてこれに住むものがよろめくとき、わたしはその柱を堅くする。

4わたしは、誇る者には「誇るな」と言い、悪しき者には「角をあげるな、

5角を高くあげるな、高慢な態度をもって語るな」と言う。

6上げることは東からでなく、西からでなく、また荒野からでもない。

7それはさばきを行われる神であって、神はこれを下げ、かれを上げられる。

8主の手には杯があって、よく混ぜた酒があわだっている。主がこれを注ぎ出されると、地のすべての悪しき者は これを一滴も残さずに飲みつくすであろう。

9しかしわたしはとこしえに喜び、ヤコブの神をほめうたいます。

10悪しき者の角はことごとく切り離されるが 正しい者の角はあげられるであろう。

鍵となる聖句

2節
定まった時が来れば、わたしは公平をもってさばく。

神が語られます。さばきの時を定めるのは神ご自身です。信じる者は自分で正義を行う必要はなく、神の時を待つことができます。

6-7節
上げることは東からでなく、西からでなく、また荒野からでもない。 それはさばきを行われる神であって、神はこれを下げ、かれを上げられる。

高くされることは、人間のどの方角からも来ません。神がさばき、ある者を低くし、ある者を高くされます。成功を追い求める競争を相対化する聖句です。

8節
主の手には杯があって、よく混ぜた酒があわだっている。主がこれを注ぎ出されると、地のすべての悪しき者は これを一滴も残さずに飲みつくすであろう。

主の手にある酒の杯は、聖書でさばきを表す象徴です。悪しき者は、そのかすまで飲み干します。

10節
悪しき者の角はことごとく切り離されるが 正しい者の角はあげられるであろう。

神は悪しき者の角をことごとく折り、正しい者の角を高く上げられます。この逆転が、詩篇の根底にある約束です。

説教が語っていること

詩篇75篇についてよくある質問

詩篇75篇はどういう意味ですか

詩篇75篇は、さばきが神お一人のものであることを語っています。神はその時を定め、高ぶる者に警告し、低くし、また高くされます。信じる者にとって、これは高慢への戒めであると同時に励ましです。不義は続かず、神は正しい者の角を高く上げてくださいます。

詩篇75篇の杯は何を表していますか

主が手にしておられる混ぜ合わせた酒の杯は、神のさばきの象徴で、イザヤ書、エレミヤ書、黙示録にも見られます。悪しき者はそのかすまで飲み干します。多くのキリスト者は、イエスがさばきをご自身に引き受けて、ゲッセマネで受け入れられた杯もここに見ています。

詩篇75篇をどう祈ればよいですか

1節の感謝から始め、神のくすしきみわざを感謝しましょう。次に、高慢や不義が勝っているように見える状況を、7節のとおり、さばきを神にゆだねて申し上げます。そして、へりくだり続けられるよう助けを求めましょう。

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