聖書 — 口語訳 (1955)

歴代志上 28

概要

歴代志上28章で、ダビデはイスラエルの長官たちを集め、自分は血を流したので、神が神殿を建てることを許されなかったと説明します。そして、選ばれた子としてソロモンを紹介し、父の神を知り、神に仕えるよう勧めます。続いて神殿の設計図をソロモンに授け、恐れずに行うよう励まします。神が、工事が終わるまで共にいてくださるからです。

この章の4つの区分

  1. 1-8節ダビデはソロモンに対する神の選びを説明する
  2. 9-10節あなたの父の神を知り、神に仕えなさい
  3. 11-19節ソロモンに授けられた神殿の設計図
  4. 20-21節心を強くして行いなさい:神があなたとともにおられる

1ダビデはイスラエルのすべての長官、すなわち部族の長、王に仕えた組の長、千人の長、百人の長、王とその子たちのすべての財産および家畜のつかさ、宦官、有力者、勇士などをことごとくエルサレムに召し集めた。

2そしてダビデ王はその足で立ち上がって言った、「わが兄弟たち、わが民よ、わたしに聞きなさい。わたしは主の契約の箱のため、われわれの神の足台のために安住の家を建てようとの志をもち、すでにこれを建てる準備をした。

3しかし神はわたしに言われた、『おまえはわが名のために家を建ててはならない。おまえは軍人であって、多くの血を流したからである』と。

4それにもかかわらず、イスラエルの神、主はわたしの父の全家のうちからわたしを選んで長くイスラエルの王とせられた。すなわちユダを選んでかしらとし、ユダの家のうちで、わたしの父の家を選び、わたしの父の子らのうちで、わたしを喜び、全イスラエルの王とせられた。

5そして主はわたしに多くの子を賜わり、そのすべての子らのうちからわが子ソロモンを選び、これを主の国の位にすわらせて、イスラエルを治めさせようとせられた。

6主はまたわたしに言われた、『おまえの子ソロモンがわが家およびわが庭を造るであろう。わたしは彼を選んでわが子となしたからである。わたしは彼の父となる。

7彼がもし今日のように、わが戒めとわがおきてを固く守って行うならば、わたしはその国をいつまでも堅くするであろう』と。

8それゆえいま、主の会衆なる全イスラエルの目の前およびわれわれの神の聞かれる所であなたがたに勧める。あなたがたはその神、主のすべての戒めを守り、これを求めなさい。そうすればあなたがたはこの良き地を所有し、これをあなたがたの後の子孫に長く嗣業として伝えることができる。

9わが子ソロモンよ、あなたの父の神を知り、全き心をもって喜び勇んで彼に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いを悟られるからである。あなたがもし彼を求めるならば会うことができる。しかしあなたがもしかれを捨てるならば彼は長くあなたを捨てられるであろう。

10それであなたは慎みなさい。主はあなたを選んで聖所とすべき家を建てさせようとされるのだから心を強くしてこれを行いなさい」。

11こうしてダビデは神殿の廊およびその家、その倉、その上の室、その内の室、贖罪所の室などの計画をその子ソロモンに授け、

12またその心にあったすべてのもの、すなわち主の宮の庭、周囲のすべての室、神の家の倉、ささげ物の倉などの計画を授け、

13また祭司およびレビびとの組と、主の宮のもろもろの務の仕事と、主の宮のもろもろの勤めの器物について授け、

14またもろもろの勤めに用いるすべての金の器を造る金の目方、およびもろもろの勤めに用いる銀の器の目方を定めた。

15すなわち金の燭台と、そのともしび皿の目方、おのおのの燭台と、そのともしび皿の金の目方を定め、また銀の燭台についてもおのおのの燭台の用法にしたがって燭台と、そのともしび皿の銀の目方を定めた。

16また供えのパンの机については、そのおのおのの机のために金の目方を定め、また銀の机のためにも銀を定め、

17また肉さし、鉢、かめに用いる純金の目方を定め、金の大杯についてもおのおのの目方を定め、銀の大杯についてもおのおのの目方を定め、

18また香の祭壇のために精金の目方を定め、また翼を伸べて主の契約の箱をおおっているケルビムの金の車のひな型の金を定めた。

19ダビデはすべての工作が計画にしたがってなされるため、これについて主の手によって書かれたものにより、これをことごとく明らかにした。

20ダビデはその子ソロモンに言った、「あなたは心を強くし、勇んでこれを行いなさい。恐れてはならない。おののいてはならない。主なる神、わたしの神があなたとともにおられるからである。主はあなたを離れず、あなたを捨てず、ついに主の宮の務のすべての工事をなし終えさせられるでしょう。

21見よ、神の宮のすべての務のためには祭司とレビびとの組がある。またもろもろの勤めのためにすべての仕事を喜んでする巧みな者が皆あなたと共にある。またつかさたちおよびすべての民もあなたの命じるところをことごとく行うでしょう」。

鍵となる聖句

3節
しかし神はわたしに言われた、『おまえはわが名のために家を建ててはならない。おまえは軍人であって、多くの血を流したからである』と。

ダビデは断りを受けます。軍人として多くの血を流したので、神は彼に神殿を建てることを許されませんでした。正当な計画であっても、ほかの人に託されることがあります。

9節
わが子ソロモンよ、あなたの父の神を知り、全き心をもって喜び勇んで彼に仕えなさい。主はすべての心を探り、すべての思いを悟られるからである。あなたがもし彼を求めるならば会うことができる。しかしあなたがもしかれを捨てるならば彼は長くあなたを捨てられるであろう。

ダビデはソロモンに、父の神を知り、全き心をもって神に仕えるよう勧めます。この節はさらに、神がすべての心を探り、求める者には会ってくださり、捨てる者を捨てられると語ります。

10節
それであなたは慎みなさい。主はあなたを選んで聖所とすべき家を建てさせようとされるのだから心を強くしてこれを行いなさい」。

ダビデはソロモンに、主が聖所となる家を建てさせるために彼を選ばれたと告げ、心を強くして行うよう励まします。神の選びには、果たすべき務めが伴います。

20節
ダビデはその子ソロモンに言った、「あなたは心を強くし、勇んでこれを行いなさい。恐れてはならない。おののいてはならない。主なる神、わたしの神があなたとともにおられるからである。主はあなたを離れず、あなたを捨てず、ついに主の宮の務のすべての工事をなし終えさせられるでしょう。

ダビデは、神が臨在してくださるという約束を伝えます。神は工事が終わるまでソロモンを離れず、捨てられません。求められる勇気は、王の能力ではなく、この臨在に支えられています。

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説教が語っていること

歴代志上28章についてよくある質問

歴代志上28章20節はどういう意味ですか

ダビデは子ソロモンに、心を強くし、勇んで行いなさい、恐れてはならない、主が共におられ、工事が終わるまで離れず、捨てられないからだと語ります。勇気は神の臨在に支えられています。この節は、困難な務めに向かって進むための励ましとしてよく読まれます。

なぜダビデは神殿を建てなかったのですか

歴代志上28章3節によれば、神はダビデに、あなたは軍人であって多くの血を流したから、わたしの名のために家を建ててはならないと言われました。神はその務めのために子ソロモンを選ばれました。それでもダビデは、神殿の設計図を授け、励ますことで、工事の準備を整えました。

歴代志上28章のメッセージは何ですか

この章は継承について語ります。ダビデは子に使命を託し、設計図を残し、神を知ること、真心から神に仕えることという本質を伝えます。完成を見ることのない働きのために備えることができること、そして成功は神の臨在から来ることを教えています。

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