聖書の人物 アクサ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

アクサは、モーセの時代に主に忠実だった二人の斥候の一人、カレブの娘です。約束の地の征服の中で、カレブはキルヤテ・セフェルを攻め取った者に娘を与えると約束しました。ケナズの子オテニエルがその町を取り、アクサを妻とします。南の地を受けた彼女は、父にさらに水の源を願い、カレブは上の泉と下の泉を与えました。夫オテニエルは、のちイスラエル最初のさばき人となります。

アクサという名前の意味

アクサという名は、一般にヘブル語で足首の飾り輪、つまり女性の装身具を表す言葉と結びつけられています。聖書はこの名を説明せず、ただカレブの娘として彼女を紹介しています(ヨシュア記15章16節)。

アクサの生涯

  1. カレブの約束

    ヨシュア記15章13-16節

    カレブは、主がヨシュアに命じられたとおりヘブロンを相続地として受け、アナクの三人の子をそこから追い出しました。次に、以前はキルヤテ・セフェルと呼ばれたデビルの住民を攻めに上り、この町を打って取る者に、娘アクサを妻として与えると宣言しました。

  2. オテニエルに与えられる

    ヨシュア記15章17節、士師記1章13節

    士師記がカレブの弟と紹介するケナズの子オテニエルが、その町を攻め取りました。カレブは約束を守り、娘アクサを妻として彼に与えました。こうしてアクサの結婚は、約束の地の征服で得られた勝利と結びついています。

  3. 大胆な願い

    ヨシュア記15章18-19節

    アクサはオテニエルのもとに嫁ぐとき、父に畑を願うよう夫を促しました。ろばから降りた彼女に、カレブは何がほしいのかと尋ねます。彼女は、南の地を与えてくださったので水の源も下さいと願い、カレブは上の泉と下の泉を与えました。

  4. 士師記にも伝えられる同じ記事

    士師記1章11-15節

    士師記は、ヨシュアの死後ユダが征服を続ける場面で、この出来事をほぼ同じ言葉で繰り返します。同じ記事が二度記されていることからも、乾いた土地に満足せず、土地を豊かにする水まで願ったカレブの娘の姿が大切にされていると分かります。

  5. 最初のさばき人の妻

    士師記3章9-11節

    のちにイスラエルの子らが主に叫ぶと、神はアクサの夫オテニエルを救助者として起こされました。主の霊が彼の上に下り、彼はイスラエルをさばき、クシャン・リシュアタイムに勝利します。国は四十年間穏やかでした。聖書はアクサ自身についてはそれ以上語りません。

アクサから学ぶこと

  • 神は、御自分の子らが必要を願うことを責められません。アクサは大胆に願い、父は惜しみなく与えました。
  • 土地を受けるだけでは足りず、それを実り豊かにする水が必要です。信仰者は神だけが与えられる泉を必要としています。
  • カレブが自分の言葉を守ったことは、交わした約束は果たされなければならないことを思い起こさせます。
  • オテニエルのような信仰の勝利は、神に信頼することを学んだ家族の中から生まれることが少なくありません。

鍵となる聖句

ヨシュア記15章19節

アクサは、すでに受けた南の地を認めたうえで、足りないものを信頼して願い出ました。水の源も下さいという言葉に、父への信頼が表れています。

ヨシュア記15章16節

カレブは娘の結婚を町の攻略と結びつけて公に約束しました。約束は守られ、アクサはイスラエル最初のさばき人となる勇士と結ばれます。

マタイの福音書7章11節

イエスは、人の親が子に良い物を与えるなら、天の父は求める者にそれ以上に良い物を与えてくださると教えられました。カレブの寛大さはその小さな似姿です。

士師記3章9節

アクサの夫オテニエルは、士師の時代に主が最初に起こされた救助者です。アクサの家は、イスラエルの大きな救いと結ばれています。

よくある質問

アクサはなぜ水の源を願ったのですか。

カレブは彼女に南の地を与えていましたが、水がなければその土地は実りにくいままです。そこでアクサは父にさらに水の源を願い、カレブは上の泉と下の泉を与えました(ヨシュア記15章19節)。

アクサという名にはどんな意味がありますか。

アクサという名は、一般にヘブル語で足首につける飾り輪を表す言葉と結びつけられていますが、聖書がこの名を説明していないので、推測にとどまります。聖書が伝えるのは、必要なものを父に大胆に願った娘としての姿です。

アクサの物語は聖書のどこにありますか。

アクサの物語は、ほぼ同じ言葉でヨシュア記15章15-19節と士師記1章11-15節に二度記されています。歴代誌第一2章49節の系図にも名が出ており、夫オテニエルは士師記3章9-11節で最初のさばき人となります。

ほかの聖書の人物

← すべての人物