聖書の人物 魔術師エルマ(バルイエス)

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

エルマはバルイエスとも呼ばれるユダヤ人の魔術師で、偽預言者でした。キプロス島のパポスで、総督セルギオ・パウロに仕えていました。バルナバとサウロの最初の宣教旅行の時、総督を信仰から遠ざけようとしました。聖霊に満たされたパウロは彼を厳しく責め、しばらくの間目が見えなくなると告げます。エルマはすぐ視力を失い、総督は主の教えに驚いて信じました。

魔術師エルマ(バルイエス)という名前の意味

バルイエスはアラム語で、イエスの子、すなわち当時よくあった名ヨシュアの子を意味します。ルカは、エルマが魔術師という称号の訳だと説明しています(使徒の働き13章8節)。この名は一般に、賢者や占い師を指すセム語と結びつけられます。

魔術師エルマ(バルイエス)の生涯

  1. 派遣する教会

    使徒の働き13章1-4節

    アンテオケで預言者や教師たちが主に仕え断食していると、聖霊がバルナバとサウロを聖別するよう告げます。断食と祈りの後、教会は二人の上に手を置いて送り出し、二人はセレウキアに下ってキプロス島へ船出します。

  2. 総督のそばにいる偽預言者

    使徒の働き13章5-7節

    サラミスで宣教した後、一行は島を横断してパポスに着きます。そこで、総督セルギオ・パウロのそばにバルイエスというユダヤ人の魔術師、偽預言者に出会います。聡明な総督はバルナバとサウロを招き、神のことばを聞こうとします。

  3. 福音への反対

    使徒の働き13章8節

    魔術師エルマは二人の使徒に逆らい、総督を信仰から遠ざけようとします。自分の影響力と魔術が福音の真理に脅かされると感じ、神のことばに心を開いた人が信じるのを妨げようとしたのです。

  4. パウロの叱責

    使徒の働き13章9-11節

    パウロとも呼ばれるサウロは、聖霊に満たされてエルマを見据え、そのごまかしと悪事を指摘して、主のまっすぐな道を曲げていると言います。主の御手が彼の上にあり、しばらく盲目になると告げると、たちまち闇がエルマを覆い、手を引いてくれる人を捜します。

  5. 総督が信じる

    使徒の働き13章12節

    起こったことを見た総督セルギオ・パウロは、主の教えに驚いて信じます。奇跡は目的ではなく、福音の教えへの道を開くものでした。魔術師の妨害は神のご計画を止められず、むしろそれを現すために用いられました。

魔術師エルマ(バルイエス)から学ぶこと

  • 福音の働きは、しばしば現実の霊的な反対に出会います。
  • 聖霊は神のしもべに、偽りに立ち向かう識別力と権威を与えます。
  • 人を信仰から遠ざけることは、主の前に重大な罪です。
  • 神のさばきにも恵みの余地があり、エルマの盲目はしばらくの間とされました。
  • 神は反対そのものをも用いて、人々を信仰に導かれることがあります。

鍵となる聖句

使徒の働き13章8節

エルマは総督を信仰から遠ざけようとします。福音の戦いは霊的であり、敵は神を求める人が神に近づくのを妨げようとすることを思い出させます。

使徒の働き13章10節

パウロは悪を、ごまかし、悪事、不義とはっきり名指しします。使徒の毅然とした態度は、人間の怒りではなく聖霊に満たされていたことから生まれています。

使徒の働き13章12節

総督は奇跡だけでなく、主の教えに驚いて信じました。神の力は真理の宣教に仕えるものであり、真理が宣教の中心であり続けます。

よくある質問

なぜエルマは盲目になったのですか。

福音に積極的に逆らい、総督セルギオ・パウロを信仰から遠ざけようとしたからです。聖霊に満たされたパウロは、主の御手が彼の上にあると告げました。盲目はしばらくの間とされ、悔い改めの余地が残されていました。

エルマ・バルイエスという名は何を意味しますか。

バルイエスはアラム語でイエスの子、つまり当時よくあった名ヨシュアの子の意味です。ルカはエルマが魔術師を意味すると説明しています(使徒の働き13章8節)。この語は一般に、賢者や占い師を指すセム語の言葉と結びつけられます。

エルマの物語は聖書のどこにありますか。

エルマの物語は使徒の働き13章6節から12節にあります。パウロとバルナバの最初の宣教旅行の初め、アンテオケの教会に送り出された直後に、キプロス島のパポスで起こった出来事です。

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