要約
エフデはゲラの子で、左ききのベニヤミン人です(士師記3章15節)。十八年間モアブの王エグロンに仕えたイスラエルが主に叫ぶと、主はこの救助者を起こされました。貢ぎ物を届ける役目を負ったエフデは、両刃の剣を衣の下に隠し、エグロンとの二人きりの面会を得て、夏の部屋で王を討ちました。そのあとイスラエルをエフライムの山地に集め、ヨルダンの渡し場でモアブ人を打ち破り、国は八十年間平和でした。
エフデという名前の意味
エフデという名はヘブル語に由来しますが、意味ははっきりしません。結合や賛美を思わせる語根に結びつける人もいますが、聖書は説明していません。聖書は彼を「ゲラの子のベニヤミン人」と紹介し、左ききという身体の特徴を挙げています。この点が彼の計画で決定的な役割を果たします(士師記3章15節)。
エフデの生涯
十八年間のエグロンの支配
士師記3章12-14節オテニエルの死後、イスラエルは再び主の目に悪であることを行いました。そこで主はモアブの王エグロンを強くされ、エグロンはアモン人とアマレク人を味方につけてイスラエルを打ち、なつめやしの町を占領しました。イスラエルの子らは十八年間、この外国の王に仕えます。聖書は、この圧迫が民の不信仰の結果だったことを示しています。
左ききの救助者
士師記3章15-16節民が主に叫ぶと、主は左ききのベニヤミン人、ゲラの子エフデを起こされました。イスラエルは彼にエグロンへの贈り物を託します。エフデは長さ一キュビトの両刃の剣を作り、衣の下の右のももに帯びました。武器を探す番兵は左側を調べるはずです。エフデの左手が、救いの道具となります。
エグロンの死
士師記3章17-23節エフデは貢ぎ物を納め、運んできた者たちを帰らせてから、ひとりで引き返し、王に内密に申し上げることがあると告げました。エグロンは人払いをします。夏の部屋でエフデは、神からのことばがあると言い、王が立ち上がると、左手で剣を抜いて腹に突き刺しました。外に出ると戸を閉め、かんぬきをかけました。
逃走とイスラエルの結集
士師記3章24-27節しもべたちは戸に鍵がかかっているのを見て、王が足をおおっているのだと思い、長い間待ちました。ついに戸を開けると、主人は死んで倒れていました。その間にエフデはセイラまで逃げのび、エフライムの山地で角笛を吹き鳴らします。イスラエルの子らは彼とともに下り、彼が先頭に立ちました。
勝利と八十年の平和
士師記3章28-30節エフデは、主がモアブ人を敵として彼らの手に渡されたのだからついて来るようにと呼びかけ、勝利が神のものであると宣言しました。イスラエルはヨルダンの渡し場を押さえ、屈強な約一万人のモアブ人を打ちました。その日モアブはイスラエルの手の下に屈服し、国は八十年間平和でした。
エフデから学ぶこと
- 人が弱点と見るものを、神は救いの道具にすることができます。あなたの特徴は、神にとって妨げではありません。
- エフデは戦いの前から、勝利は主によると宣言しました。神があなたの敵をあなたの手に渡してくださることを認めましょう。
- イスラエルの圧迫は不信仰から来ました。敗北の季節を通るときは、まず神のもとに立ち返ることから始めましょう。
- ひとりの忠実な人が八十年の平和を開きました。あなたの忠実さは、あなたの生涯を超えて実を結びます。
鍵となる聖句
エフデについての説教
よくある質問
エフデとは聖書のどんな人物ですか。
エフデはイスラエルの二番目のさばきつかさです。ベニヤミン部族のゲラの子で、左ききでした。神は、モアブの王エグロンによる十八年間の圧迫のあとに彼を起こされました。貢ぎ物を届ける役目のもと、隠した剣で王を夏の部屋で討ち、ヨルダンの渡し場でイスラエルを勝利に導きました。国はそのあと八十年間平和でした(士師記3章12-30節)。
なぜ聖書はエフデが左ききだったと記すのですか。
士師記3章15節は、彼が左ききだったと述べています。この特徴が計画の鍵でした。彼は剣を右側に帯びていたので、だれも武器があるとは思わず、エグロンの前で左手でそれを抜きました(士師記3章16、21節)。聖書は、神が一風変わった特徴をも用いて救いを成し遂げられることを示しています。
エフデの物語は聖書のどこにありますか。
エフデの物語は士師記3章12-30節にまとまっています。この箇所は、モアブの王エグロンの圧迫、エフデの召し、両刃の剣、夏の部屋での王の死、セイラへの逃走、イスラエルの結集、ヨルダンの渡し場での勝利を描きます。士師記4章1節には、そのあとの彼の死が記されています。