聖書の人物 ガマリエル

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ガマリエルはパリサイ人の律法学者で、民全体から尊敬されていました。使徒たちが議会に立たされたとき、彼は立ち上がって、彼らを放っておくよう助言します。この計画や行動が人間から出たものなら滅びるが、神から出たものなら、あなたがたには滅ぼせないと語りました。のちにパウロは、自分がこの人の足もとで教育を受けたと述べています。慎重さと、神が律法の人を用いて教会を守られる事実が心に残ります。

ガマリエルという名前の意味

ガマリエルはヘブル語のガムリエルのギリシア語形で、一般に「神は私の報い」という意味と結びつけられます。民数記には、マナセ族の長で同名の人物がすでに登場します。新約聖書は、ガマリエルの名の意味を説明していません。

ガマリエルの生涯

  1. 尊敬されたパリサイ人

    使徒の働き5章34節

    使徒たちは議会の前に立たされ、議員たちは激怒して彼らを殺そうとしていました。そこで、民全体に尊敬されている律法学者でパリサイ人のガマリエルが立ち上がります。彼は使徒たちをしばらく外に出させ、議員たちが自由に話せるようにと命じました。

  2. 過去の二つの例

    使徒の働き5章35-37節

    ガマリエルはイスラエルの人々に、その扱いに気をつけるよう言います。四百人ほどが従ったが殺されたテウダのことを思い出させ、人口調査のころのガリラヤ人ユダの例も挙げます。その仲間は散らされました。こうした運動は、争うまでもなく失敗に終わったのです。

  3. 知恵ある助言

    使徒の働き5章38-39節

    彼は結論を述べます。この人たちから手を引いて放っておきなさい。この計画が人間から出たものなら、自滅するでしょう。しかし神から出たものなら、あなたがたには滅ぼせず、かえって神に敵対することになりかねません。この意見が議会を鎮めました。

  4. 部分的な決定

    使徒の働き5章40-42節

    議会は彼の意見に従いましたが、使徒たちをむち打ち、イエスの名で語ってはならないと命じて釈放しました。使徒たちは、御名のために辱めを受けるにふさわしい者とされたことを喜びながら去り、教え続けました。

  5. パウロの師

    使徒の働き22章3節

    エルサレムの群衆の前で、パウロは自分がタルソで生まれたユダヤ人で、この町で育ち、ガマリエルの足もとで先祖の律法について厳格な教育を受けたと述べます。囚人となったパウロ自身が、自分を育てた師に敬意を表しているのです。

ガマリエルから学ぶこと

  • 神から出ているかもしれないものと戦わないことが、知恵ある態度です。
  • 神は、教会の外にいる人を用いて、ご自分の民を守ることがあります。
  • 神の働きは滅ぼされません。神から出たものは続きます。
  • 知識だけでは十分ではありません。ガマリエルは良い助言をしましたが、彼がイエスを信じたとは書かれていません。
  • 良い教師は長く残る跡を残します。パウロが、その足もとで学んだことを覚えているようにです。

鍵となる聖句

使徒の働き5章38-39節

神から出たものなら、あなたがたには滅ぼせません。ガマリエルは、働きの出どころは時間が明らかにすると促します。教会が攻撃を受けるのを見る人々にとって、励ましとなる節です。

使徒の働き22章3節

パウロは、ガマリエルの足もとで先祖の律法を厳格に学んだと述べます。この節は、使徒がイエスに出会う前にどんな教育を受けたかを説明しています。

ガマリエルについての説教

よくある質問

聖書のガマリエルとは誰ですか。

ガマリエルはパリサイ人で、律法学者、議会の議員であり、民全体から尊敬されていました。使徒たちを自由にしておくよう助言し(使徒の働き5章34-39節)、のちにパウロは、自分がその足もとで教育を受けたと述べています(使徒の働き22章3節)。

ガマリエルという名前にはどんな意味がありますか。

ガマリエルはヘブル語のガムリエルのギリシア語形で、一般に「神は私の報い」と結びつけられます。民数記には、マナセ族の長が同じ名で登場します。新約聖書は、この名についての説明を与えていません。

ガマリエルの物語は聖書のどこにありますか。

議会の前で彼が語る使徒の働き5章33-42節にあります。また、パウロが自分の教育について語る使徒の働き22章3節にも登場します。新約聖書で彼の名が出てくるのは、この二か所だけです。

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