聖書の人物 ツラノ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ツラノは使徒の働き19章9節にだけ名が出るエペソの人です。パウロは会堂で三か月語ったあと、かたくなになって主の道をののしる人々に直面しました。そこで弟子たちを引き離し、ツラノという人の講堂で毎日論じるようになります。この教えは二年間続き、アジアに住む人々は、ユダヤ人もギリシア人もみな主のことばを聞きました。

ツラノという名前の意味

ツラノはギリシア語の名で、一般に、君主や絶対的な支配者を指す言葉と結びつけられ、「暴君」を意味する語もここから来ています。聖書はこの名を説明せず、エペソに彼の講堂があったこと以外、彼について何も語りません(使徒の働き19章9節)。

ツラノの生涯

  1. パウロ、エペソに着く

    使徒の働き19章1-7節

    アポロがコリントにいる間に、パウロはエペソに着きます。そこでヨハネのバプテスマしか受けていない十二人ほどの弟子に出会いました。パウロがイエスを告げると、彼らは主イエスの名によるバプテスマを受け、パウロが手を置くと聖霊が下りました。これがこの町での長い働きの始まりです。

  2. 会堂での三か月

    使徒の働き19章8-9節

    パウロは会堂に入り、三か月の間、神の国について大胆に論じ、人々を説得しようとしました。しかし、かたくなで不信仰な人たちがいて、群衆の前でこの道をののしります。パウロはその人たちから離れ、弟子たちを引き離しました。

  3. ツラノの講堂

    使徒の働き19章9-10節

    パウロはそれから、ツラノという人の講堂で毎日論じました。ツラノが信者だったか、この場所がどのように提供されたのかを、聖書は述べていません。ただ、それが二年間続き、アジアに住む人々はユダヤ人もギリシア人もみな主のことばを聞いた、と記しています。

  4. 広がっていくみことば

    使徒の働き19章11-20節

    この間、神はパウロの手を通して驚くべき奇蹟を行われました。信者の多くが来て自分の行いを告白し、魔術を行っていた人々は書物を持ち寄って、みなの前で焼き捨てました。物語は、こうして主のことばは力強く広まり、ますます勢いを増した、と結ばれます。

ツラノから学ぶこと

  • 一つの扉が閉じられても、神はしばしば別の扉を開き、みことばが宣べ伝え続けられるようにされます。
  • ありふれた場所も、福音が輝き出る拠点となることがあります。
  • みことばを定期的に辛抱強く教えることは、一つの町をはるかに超えて実を結びます。
  • 神は、ほとんど何も知られていない人をも用いて、大きなみわざを成し遂げられます。

鍵となる聖句

使徒の働き19章9節

反対に遭っても、パウロはこだわらず、弟子たちとともに退き、ツラノの講堂で毎日教えました。場所を変えることは、使命をあきらめることではありません。

使徒の働き19章10節

それが二年間続き、アジアに住む人々はユダヤ人もギリシア人もみな主のことばを聞きました。忠実で日々の教えが、一つの地方全体に届いたのです。

ツラノについての説教

よくある質問

聖書のツラノとは誰ですか。

ツラノはエペソの人で、パウロが二年間毎日教えた講堂を持っていました(使徒の働き19章9-10節)。聖書は、彼の正確な職業も、信仰も、パウロとの関係も述べていません。彼の名は、この教えの場と結びついて残っています。

なぜパウロはツラノの講堂で教えたのですか。

エペソの会堂で三か月語ったあと、パウロは、かたくなで群衆の前で主の道をののしる人々の反対に遭いました。そこで弟子たちとともに退き、ツラノの講堂で毎日、二年間教え続けました(使徒の働き19章8-10節)。

ツラノは聖書のどこに出てきますか。

ツラノはパウロのエペソ滞在中の使徒の働き19章9節に一度だけ名が出ます。背景は使徒の働き19章全体で読めます。また20章17-38節には、エペソの長老たちに語るパウロの言葉があり、公衆の前でも家々でも教えたことを思い起こしています。

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