要約
ヤエルは、士師の時代にイスラエルの中に天幕を張っていたケニ人ヘベルの妻です。バラクの前に軍が敗れたカナンの王ヤビンの軍の長シセラは、彼女の天幕に逃げ込みました。彼女は彼を迎えて覆い、眠っている間に天幕の杭で討ちました。シセラは女の手に渡るというデボラの言葉がこうして実現します。決定的な勇気と、神が勝利を与えられることが心に残る人物です。
ヤエルという名前の意味
ヤエルはヘブル語の名前で、一般に野生のやぎ、アイベックスを指す言葉と結びつけられます。聖書はその意味を説明していません。この名は、彼女の行動を語る士師記4章と5章の中で知られています。
ヤエルの生涯
ヤビンの抑圧とデボラの時代
士師記4章1-3節エフデの死後、イスラエルは主の目に悪を行い、主は彼らをカナンの王ヤビンの手に渡しました。その軍の長がシセラで、鉄の戦車九百両を持ち、二十年間イスラエルを激しく苦しめました。民は主に助けを叫び求めます。
デボラが勝利を告げる
士師記4章4-9節預言者でさばきつかさのデボラは、主の命令としてバラクを呼び、一万人を率いてタボル山へ行くよう告げます。バラクは彼女が同行するなら行くと答えます。彼女は同意しつつ、勝利の栄誉は彼のものにならず、主がシセラを女の手に売ると告げました。
シセラの敗走
士師記4章14-17節主はシセラと全戦車と全陣営をバラクの前で混乱させました。シセラは戦車から降りて徒歩で逃げ、軍勢は剣に倒れます。彼はケニ人ヘベルの妻ヤエルの天幕に逃げ込みました。ヤビンとヘベルの家の間には平和があったからです。
ヤエルが迎え入れ、討つ
士師記4章18-21節ヤエルはシセラを迎えに出て、中に入るよう勧め、毛布で覆い、乳を飲ませました。シセラは誰か来たら誰もいないと言うよう頼みます。彼が疲れて眠ると、彼女は天幕の杭と槌を取り、杭をこめかみに打ち込みました。シセラは死にました。
バラクがシセラの死を見る
士師記4章22-24節バラクがシセラを追ってくると、ヤエルは出迎えて、あなたの捜している人を見せましょうと言います。彼が入ると、シセラはこめかみに杭が刺さって死んでいました。この日、神はカナンの王ヤビンをイスラエルの前に降伏させ、やがて滅ぼされました。
ヤエルから学ぶこと
- 神は、天幕で暮らす一人の女性をも、ご自身のことばを成し遂げるために用いられます。
- デボラが告げた主のことばは、文字どおり実現しました。シセラは女の手に渡されたのです。
- 神は、助けを叫ぶ抑圧された民の状況を逆転させることができます。
- 決定的な行動は、思いがけない時に起きることがよくあります。ヤエルの場合もそうでした。
- 聖書は事実と神が与えた勝利を語りますが、暴力を見習うべき模範としては示していません。
鍵となる聖句
ヤエルについての説教
よくある質問
聖書のヤエルとはどんな人ですか。
ヤエルはケニ人ヘベルの妻です。敗走したシセラが彼女の天幕に逃げ込み、彼女は眠る彼を天幕の杭で討ちました。これは、シセラは女の手に渡されるというデボラの預言の実現でした。
ヤエルという名前の意味は何ですか。
ヤエルは、一般に野生のやぎを指す言葉と結びつけられるヘブル語の名前です。聖書はその意味を説明しておらず、名前の意味を強調しすぎるのは避けるべきです。大切なのは本文が彼女について語る行動です。
ヤエルの話は聖書のどこにありますか。
ヤエルの話は士師記4章、特に17節から22節にあります。5章はこの勝利をデボラとバラクの歌として繰り返し、24節から27節でヤエルがたたえられています。