聖書の人物 ラバン

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ラバンはイサクの妻リベカの兄で、ヤコブのおじです。アブラハムのしもべを迎え、のちには甥のヤコブも迎えます。ラケルの代わりにレアを与え、何度も報酬を変え、最後はヤコブを追いかけます。神は夢でラバンに警告し、二人は契約を結びます。ずる賢い人と、真実な神との対比が見える物語です。

ラバンという名前の意味

名前は一般に、「白」を意味するヘブル語と結びつけて理解されます。聖書は、この名が付けられた理由を説明していません。ラバンはメソポタミアのハランに住み、アブラハムの親族に属していました。

ラバンの生涯

  1. リベカの兄

    創世記24章29-33節

    アブラハムのしもべが泉のそばに着くと、リベカは走って家の者に事の次第を伝えます。兄のラバンも走って男のもとへ行き、妹に贈られた飾りを見て、家に招き入れます。ラクダのための飼料と、足を洗うための水も与えました。

  2. ヤコブがラバンのもとに来る

    創世記29章13-20節

    ヤコブはハランに着き、井戸のそばでラケルに出会い、彼女の父に紹介します。ラバンはヤコブを抱き、親族として迎えます。ヤコブは愛するラケルのために七年間仕えると約束し、その七年は、彼女への愛ゆえにわずかな日々のように思えました。

  3. ラケルの代わりにレア

    創世記29章21-30節

    婚礼の夜、ラバンはラケルではなくレアをヤコブに与えます。朝になってヤコブは気づきます。ラバンは、妹を姉より先に嫁がせない土地のならわしを持ち出し、さらに七年の奉公と引き換えにラケルを約束し、ヤコブはそれを受け入れます。

  4. ヤコブの報酬

    創世記30章25-43節

    ヨセフが生まれたのち、ヤコブは帰らせてほしいと願います。ラバンは報酬を自分で決めるよう言いますが、ヤコブがぶちやまだらの家畜を選ぶと、ラバンはすぐにそれらを取り分けます。それでも神はヤコブを祝福し、群れは増え、ラバンも報酬を変えながら損をしませんでした。

  5. 追跡と契約

    創世記31章17-55節

    ヤコブは家族と群れを連れて、ひそかに出発します。ラバンは追いかけ、ギルアデの山地で追いつきます。前夜、神は夢で、ヤコブに善も悪も語らないよう警告していました。二人は契約を結び、石を積み上げて記念としました。

ラバンから学ぶこと

  • 神は私たちが受ける不当な扱いをご覧になり、ご自分が召した者を、虐げられるときでも守り、祝福されます。
  • 欺きはしばしば、それを行った者に返ってきます。ラバンに欺かれたヤコブも、かつて父を欺いたのです。
  • 仕事への誠実さは、雇い主の誠実さに左右されません。真の保証となってくださるのは神だからです。
  • 神は夢にまで介入して、ご自分の民を守られます。たとえ敵意のある親族に対してでもです。
  • 神の前で結ばれた契約は、互いを尊重し、害を与えないでいるよう私たちを導きます。

鍵となる聖句

創世記29章25-26節

朝、ヤコブはラバンから与えられたのがレアだと気づきます。ラバンは土地のならわしを盾に答えます。この箇所は、伝統の名のもとに甥を利用するおじのずる賢さを示しています。

創世記31章24節

神は夢でラバンに現れ、ヤコブに善も悪も語らないよう警告します。ヤコブが告げずにおじのもとを去ったときでさえ、神がヤコブを守っておられることが分かります。

創世記31章49節

ラバンとヤコブは契約を結び、その場所をミツパと名づけ、主が二人の間を見守られると述べます。互いの約束を守らせる方として、二人が神に寄せた信頼がうかがえます。

よくある質問

聖書のラバンとはどんな人ですか。

ラバンはイサクの妻リベカの兄で、ヤコブのおじです。レアとラケルを与えて義父にもなりました。何度も報酬を変え、ヤコブが家族とともに去ると追いかけました。

ラバンという名前にはどんな意味がありますか。

名前は一般に、「白」を意味するヘブル語と結びつけて理解されます。聖書はこの名の理由を説明していません。ラバンは、巧みで利に敏い人物として、その行動を通して知られています。

ラバンの物語は聖書のどこにありますか。

創世記にあります。24章のリベカの場面に始まり、29章から31章では、レアとラケルとの結婚、家畜の報酬、追跡、契約がヤコブとの間で語られます。

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