聖書 — 口語訳 (1955)
詩篇 62
概要
詩篇62篇は、指揮者にゆだねられたダビデの詩篇です。自分を倒そうとする人々に囲まれながら、ダビデは、わが魂はただ神に信頼する、神こそ私の岩、救い、高い塔だと繰り返します。この告白は二度くり返され、ダビデが自分自身に言い聞かせる祈りのようです。続いて詩篇は民に、いつでも神に信頼し、暴力や富、見かけに望みを置かないようにと呼びかけます。
この章の4つの区分
1わが魂はもだしてただ神をまつ。わが救は神から来る。
2神こそわが岩、わが救、わが高きやぐらである。わたしはいたく動かされることはない。
3あなたがたは、いつまで人に押し迫るのか。あなたがたは皆、傾いた石がきのように、揺り動くまがきのように人を倒そうとするのか。
4彼らは人を尊い地位から落そうとのみはかり、偽りを喜び、その口では祝福し、心のうちではのろうのである。
5わが魂はもだしてただ神をまつ。わが望みは神から来るからである。
6神こそわが岩、わが救、わが高きやぐらである。わたしは動かされることはない。
7わが救とわが誉とは神にある。神はわが力の岩、わが避け所である。
8民よ、いかなる時にも神に信頼せよ。そのみ前にあなたがたの心を注ぎ出せ。神はわれらの避け所である。
9低い人はむなしく、高い人は偽りである。彼らをはかりにおけば、彼らは共に息よりも軽い。
10あなたがたは、しえたげにたよってはならない。かすめ奪うことに、むなしい望みをおいてはならない。富の増し加わるとき、これに心をかけてはならない。
11神はひとたび言われた、わたしはふたたびこれを聞いた、力は神に属することを。
12主よ、いつくしみもまたあなたに属することを。あなたは人おのおののわざにしたがって 報いられるからである。
鍵となる聖句
説教が語っていること
詩篇62篇についてよくある質問
詩篇62篇はどういう意味ですか
詩篇62篇は、攻撃の中での信頼の証しです。ダビデは、神だけが自分の岩であり救いだと繰り返し、他の人にも同じようにと招きます。暴力や富に頼ることには注意を促します。それらは真の安全を与えられないからです。
詩篇62篇は誰が書きましたか
表題は、これを指揮者のためのダビデの詩篇とし、神殿の歌い手の一人エドトンに結びつけています。ダビデは、自分を倒そうとする人々に囲まれており、これは彼の治世の裏切りや陰謀の出来事に当たります。
詩篇62篇はどのように祈り、味わえばよいですか
静かな時間を選び、低い声で詩篇を読みましょう。5節と6節のくり返しを、自分の魂への言葉として唱え、心配事を一つずつ挙げてください。そのあと数分間、何も願わずに神の前で沈黙し、神があなたの避け所であることを思い起こしましょう。
詩篇 62を引用している記事
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。