受験生のための聖書の言葉20選:不安の中で努力し、結果を神にゆだねる

読了時間 10分

はじめに

冬から春にかけて、日本では高校受験や大学受験の季節を迎えます。共通テストや二次試験、面接や合格発表と、長い緊張の日々を過ごす受験生とその家族は、不安と期待の間で揺れ動きます。神社のお守りや合格祈願に頼る人も多い季節ですが、聖書は合格を保証するものではありません。聖書が語るのは、不安の中で平安を与え、努力を支え、結果がどうであっても変わらない神の愛です。口語訳から選んだこの20の言葉は、四つのテーマに分かれています。不安と緊張、努力と忍耐、神への信頼、そして結果を超えた神の計画です。受験生の励ましに、親の祈りに、自由に使ってください。

不安と緊張のなかで

1. イザヤ書26章3節

「あなたは全き平安をもって こころざしの堅固なものを守られる。彼はあなたに信頼しているからである。」

こころざしの堅固なものを、神は全き平安をもって守られる、と預言者は言います。試験前は、心が揺れるのが自然です。だからこそ、結果を思い煩うより、神に信頼する心を堅く保ちましょう。この言葉は、合格を約束するものではなく、どんな結果でも心の平安が守られるという約束です。 イザヤ書26章を全部読む.

2. マタイによる福音書6章34節

「だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」

あすのことを思いわずらうな、一日の苦労は、その日一日だけで十分である、とイエスは言われました。受験生は先の不安に押しつぶされそうになります。しかし、今日できる勉強に集中することが大切です。明日のことは神にゆだね、今日の分を精いっぱい取り組みましょう。それだけで十分です。 マタイによる福音書6章を全部読む.

3. 詩篇4篇8節

「わたしは安らかに伏し、また眠ります。主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。」

わたしは安らかに伏し、また眠ります、安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです、と詩人は祈ります。試験前の夜は、なかなか寝つけないこともあります。そのようなとき、焦らずにこの言葉で祈ってみてください。眠れなかったとしても、静かに体を休めることができます。 詩篇4篇を全部読む.

4. 詩篇62篇1節

「わが魂はもだしてただ神をまつ。わが救は神から来る。」

わが魂はもだしてただ神をまつ、わが救は神から来る、と詩篇は歌います。点数や順位ではなく、神にこそ魂の安らぎがあります。模擬試験の結果に一喜一憂する日々の中でも、自分の価値は成績で決まるのではないと思い出させてくれる言葉です。静かに神を待つ時間を、毎日少しでも持ちましょう。 詩篇62篇を全部読む.

5. 詩篇23篇4節

「たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。」

たとい死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません、あなたがわたしと共におられるからです、と詩人は言います。受験は、先の見えない暗い谷のように感じることがあります。それでも、神は一緒に歩んでくださいます。試験会場へ向かう道でも、この言葉を静かに口にしてみましょう。 詩篇23篇を全部読む.

努力を続ける力

6. ガラテヤ人への手紙6章9節

「わたしたちは、善を行うことに、うみ疲れてはならない。たゆまないでいると、時が来れば刈り取るようになる。」

善を行うことに、うみ疲れてはならない、たゆまないでいると時が来れば刈り取る、とパウロは書きます。毎日の勉強は、地味で孤独です。成果がすぐに見えない時期も続きます。この言葉は合格の保証ではありませんが、誠実な努力を神はご存じであり、いつか実を結ぶという励ましを与えてくれます。 ガラテヤ人への手紙6章を全部読む.

7. コリント人への第一の手紙15章58節

「だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。」

主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはない、とパウロは語ります。たとえ志望校に届かなくても、努力して身についた習慣や力は、確かにあなたの中に残ります。結果だけで努力の価値は決まりません。神はその過程をご存じです。この確信が、勉強を続ける力になります。 コリント人への第一の手紙15章を全部読む.

8. 箴言14章23節

「すべての勤労には利益がある、しかし口先だけの言葉は貧乏をきたらせるだけだ。」

すべての勤労には利益がある、しかし口先だけの言葉は貧乏をきたらせるだけだ、と箴言は言います。地道に取り組む姿勢の大切さを教える言葉です。ただ、合格を約束するものではありません。毎日の小さな積み重ねを大切にして、自分にできる最善を尽くしましょう。その誠実さは、神が見ておられます。 箴言14章を全部読む.

9. ヘブル人への手紙12章1節

「こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか。」

わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか、と聖書は励まします。受験は長いマラソンのようです。いっさいの重荷を捨て、自分のペースで走り続けましょう。周りには多くの証人、つまり祈ってくれる家族や教会の仲間がいます。一人で走っているのではありません。 ヘブル人への手紙12章を全部読む.

10. 詩篇90篇17節

「われらの神、主の恵みを、われらの上にくだし、われらの手のわざを、われらの上に 栄えさせてください。われらの手のわざを栄えさせてください。」

われらの手のわざを栄えさせてください、と詩人は繰り返し祈ります。机に向かう手を、神にささげて祈りましょう。栄えるとは、必ずしも思い通りの結果という意味ではありません。神が与える最善の道へ、導かれることを願う祈りです。勉強の前に、この祈りを短くささげる習慣をつけてみてください。 詩篇90篇を全部読む.

神に信頼して歩む

11. 詩篇121篇1-2節

「わたしは山にむかって目をあげる。わが助けは、どこから来るであろうか。 わが助けは、天と地を造られた主から来る。」

わたしは山にむかって目をあげる、わが助けは、天と地を造られた主から来る、と詩篇は歌います。試験会場に入る前、緊張で目の前が真っ白になりそうなときは、目を上げて、助けの源である神を思いましょう。助けは自分の頭の中だけでなく、造り主から来ます。深呼吸と共に祈ってください。 詩篇121篇を全部読む.

12. 詩篇127篇2節

「あなたがたが早く起き、おそく休み、辛苦のかてを食べることは、むなしいことである。主はその愛する者に、眠っている時にも、なくてならぬものを与えられるからである。」

早く起き、おそく休み、辛苦のかてを食べることは、むなしい、主はその愛する者に、眠っている時にも与えられる、とあります。努力を軽んじる言葉ではなく、休むことも神への信頼であると教える言葉です。受験期に睡眠を削りがちな人には、休息も大切な備えだと伝えたい箇所です。 詩篇127篇を全部読む.

13. 詩篇55篇22節

「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。」

あなたの荷を主にゆだねよ、主はあなたをささえられる、と詩篇は言います。受験生は、親の期待や周りとの比較など、多くの荷を背負っています。祈りの中で、その荷を一つずつ神の前に置いてください。ゆだねたからといって責任を放棄するのではなく、重さを神と分かち合うということです。 詩篇55篇を全部読む.

14. イザヤ書40章29節

「弱った者には力を与え、勢いのない者には強さを増し加えられる。」

弱った者には力を与え、勢いのない者には強さを増し加えられる、と預言者は語ります。やる気が出ない日、成績が伸びない日があるのは自然なことです。そのようなときは、自分を責めずに、神に力を求めて祈りましょう。力が尽きた場所から、神は支えてくださいます。 イザヤ書40章を全部読む.

15. 詩篇28篇7節

「主はわが力、わが盾。わたしの心は主に寄り頼む。わたしは助けを得たので、わたしの心は大いに喜び、歌をもって主をほめたたえる。」

主はわが力、わが盾、わたしの心は主に寄り頼む、と詩人は歌います。盾は、攻撃から身を守るものです。模試の判定や周りの言葉に傷つくとき、神があなたの盾となって守ってくださいます。心を守る言葉を、勉強机のそばに貼っておくのもよい方法です。 詩篇28篇を全部読む.

結果を超えた神の計画

16. ローマ人への手紙8章28節

「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。」

神は、神を愛する者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さる、と聖書は言います。これは、思い通りの結果が出るという意味ではなく、不合格を含めたあらゆる出来事を、神が益に変える力を持っておられるという約束です。結果にかかわらず、神の働きに希望を持ちましょう。 ローマ人への手紙8章を全部読む.

17. 箴言19章21節

「人の心には多くの計画がある、しかしただ主の、み旨だけが堅く立つ。」

人の心には多くの計画がある、しかしただ主のみ旨だけが堅く立つ、と箴言は言います。志望校への思いが強いほど、うまくいかなかったときの落胆は大きくなります。それでも、神の計画は、私たちの描く計画よりも深く、確かです。計画を持ちつつ、神の導きにも心を開いておきましょう。 箴言19章を全部読む.

18. 詩篇138篇8節

「主はわたしのために、みこころをなしとげられる。主よ、あなたのいつくしみは とこしえに絶えることはありません。あなたのみ手のわざを捨てないでください。」

主はわたしのために、みこころをなしとげられる、あなたのみ手のわざを捨てないでください、と詩人は祈ります。神はあなたを造り、途中で投げ出されることはありません。たとえ希望の進路と違う結果になっても、神のなさることは続いています。この言葉は、結果を受け止めるときの支えになります。 詩篇138篇を全部読む.

19. イザヤ書55章8-9節

「わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると 主は言われる。 天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あなたがたの思いよりも高い。」

わが思いは、あなたがたの思いとは異なる、天が地よりも高いように、わが道は高い、と主は言われます。私たちには理解できない神の導きがあります。希望した学校に進めなくても、その先で出会う人や経験が、思いがけない道を開くことがあります。結果を待つ間、この言葉を心に置いてください。 イザヤ書55章を全部読む.

20. ローマ人への手紙8章38-39節

「わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、 高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである。」

死も生も、どんな被造物も、神の愛から、わたしたちを引き離すことはできない、とパウロは確信します。合格しても不合格でも、あなたに対する神の愛は変わりません。成績や合否は、あなたの価値を決めるものではありません。この揺るがない愛を、受験の最後に思い出してください。 ローマ人への手紙8章を全部読む.

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よくある質問

受験生にふさわしい聖書の言葉は何ですか。

イザヤ書26章3節の、全き平安をもって守られるという言葉や、詩篇55篇22節の、あなたの荷を主にゆだねよという言葉がよく選ばれます。聖書の言葉は合格を約束するものではなく、心の平安と励ましのために用います。

不合格だったとき、聖書はどう励ましてくれますか。

ローマ人への手紙8章38節と39節は、何も神の愛から私たちを引き離せないと語ります。結果は人生の一部にすぎず、あなたの価値を決めません。落ち込んだときは、正直な気持ちを神と信頼できる人に打ち明けてください。

受験生の親は、聖書の言葉をどう使えばよいですか。

朝の見送りや夜の短い祈りで、一言ずつ分かち合うのがおすすめです。結果を急がせる言葉よりも、あなたはそのままで愛されていると伝える言葉を選びましょう。詩篇4篇8節のような平安の言葉が向いています。

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