聖書 — 口語訳 (1955)
詩篇 138
概要
詩篇138篇はダビデの感謝の歌です。ダビデは、神の恵みとまことのゆえに、心を尽くして神に感謝します。呼び求めた日に神が答え、魂を強めてくださったからです。地のすべての王が主をほめたたえるようになると告げます。主は高くいますが、へりくだる者を見ておられます。苦しみの中にあっても、ダビデは主が自分のために事を成してくださると確信し、御手のわざを捨てないでくださいと願います。
この章の3つの区分
1主よ、わたしは心をつくしてあなたに感謝し、もろもろの神の前であなたをほめ歌います。
2わたしはあなたの聖なる宮にむかって伏し拝み、あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、み名に感謝します。あなたはそのみ名と、み言葉を すべてのものにまさって高くされたからです。
3あなたはわたしが呼ばわった日にわたしに答え、わが魂の力を増し加えられました。
4主よ、地のすべての王はあなたに感謝するでしょう。彼らはあなたの口のもろもろの言葉を 聞いたからです。
5彼らは主のもろもろの道について歌うでしょう。主の栄光は大きいからです。
6主は高くいらせられるが低い者をかえりみられる。しかし高ぶる者を遠くから知られる。
7たといわたしが悩みのなかを歩いても、あなたはわたしを生かし、み手を伸ばしてわが敵の怒りを防ぎ、あなたの右の手はわたしを救われます。
8主はわたしのために、みこころをなしとげられる。主よ、あなたのいつくしみは とこしえに絶えることはありません。あなたのみ手のわざを捨てないでください。
鍵となる聖句
わたしはあなたの聖なる宮にむかって伏し拝み、あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、み名に感謝します。あなたはそのみ名と、み言葉を すべてのものにまさって高くされたからです。
ダビデはひれ伏し、神の恵みとまことのゆえに御名をほめたたえます。翻訳によっては、神が御名のすべてにまさって、みことばを高くされたと理解します。それは神の約束の重みを示しています。
主はわたしのために、みこころをなしとげられる。主よ、あなたのいつくしみは とこしえに絶えることはありません。あなたのみ手のわざを捨てないでください。
ダビデは確信の告白と願いで結びます。神は、ご自身が御手でなさったわざを、未完のまま放り出されることはありません。
説教が語っていること
詩篇138篇についてよくある質問
詩篇138篇はどういう意味ですか
詩篇138篇は、祈りが聞かれた後の感謝の歌です。ダビデは神の真実に感謝し、地の王たちさえも主をほめたたえると告げ、主がへりくだる者を見ておられると断言します。詩篇は、苦しみの中でも平安の中でも、将来に向けた信頼で結ばれます。
詩篇138篇は誰が書きましたか
古い写本はこれをダビデに帰しています。詩篇138篇から145篇まで、巻末近くにあるダビデの詩篇の小さなまとまりの一つです。本文は、いつ書かれたのかを記していないので、読む人それぞれが自分を重ねて読むことができます。
詩篇138篇はどのように祈り、味わえばよいですか
ダビデのように、受けた具体的な答えについて、心を尽くして神に感謝することから始めましょう。次に3節を、神があなたを力づけてくださった日を思いながら読み返してください。最後に8節で、まだ待っていることを、期限を決めることなくゆだねて結びましょう。
詩篇 138を引用している記事
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。