はじめに
日本の就職活動(就活)は、会社説明会、エントリーシート、面接、そして内定へと続く、緊張の多い期間です。転職活動の途中にいる方も、先の見えない不安を抱えていることでしょう。口語訳から選んだこの20の言葉は、四つのテーマに分かれています。不安を神に委ねること、面接や説明会の前に、不採用のとき、そして神の導きに信頼することです。これらは内定や結果を約束する言葉ではなく、結果に一喜一憂する心を支える言葉です。祈りの時間に、友人への励ましに、お使いください。
不安な心を神に委ねる
1. ピリピ人への手紙4章6-7節
「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。 そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」
何事も思い煩ってはならない、感謝をもって祈りと願いをささげるなら、神の平安が心と思いを守る、とパウロは勧めます。就職活動は、先が見えない不安が続く日々です。エントリーシートを書く前や面接に向かう朝に、まず短く祈ってみましょう。結果の約束ではなく、心が守られるという約束です。 ピリピ人への手紙4章を全部読む.
2. ペテロの第一の手紙5章7節
「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」
神はあなたがたをかえりみていてくださるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい、とペテロは勧めます。説明会の予定、面接の準備、友人との比較など、就活は心配事が多いものです。神があなたを気にかけておられることを思い出し、一つずつ祈りの中で渡しましょう。 ペテロの第一の手紙5章を全部読む.
3. 詩篇55篇22節
「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。」
あなたの荷を主にゆだねよ、主はあなたをささえられる、と詩篇は励まします。内定が出た人の話を聞くと、焦りが募ることもあるでしょう。他人と比べて背負う重荷を、一度神に降ろしてみましょう。ゆだねたあとも、準備は誠実に続けながら、神が支えてくださることに信頼してください。 詩篇55篇を全部読む.
4. イザヤ書41章10節
「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる。」
恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる、わたしはあなたを強くし、あなたを助ける、と神は語られます。面接室の前で緊張するときも、神は共におられます。この言葉は合格を約束するものではなく、どんな結果のときにも神がそばにいてくださるという励ましです。静かに読んでください。 イザヤ書41章を全部読む.
5. 詩篇118篇6節
「主がわたしに味方されるので、恐れることはない。人はわたしに何をなし得ようか。」
主がわたしに味方されるので、恐れることはない、人はわたしに何をなし得ようか、と詩人は歌います。面接官の前では、評価されることへの恐れが大きくなりがちです。人の評価がすべてを決めるのではないことを、この言葉は思い出させてくれます。神があなたの味方です。 詩篇118篇を全部読む.
面接や説明会の前に
6. 出エジプト記4章12節
「それゆえ行きなさい。わたしはあなたの口と共にあって、あなたの言うべきことを教えるであろう」。」
神は、口べたを理由にためらうモーセに、わたしはあなたの口と共にあって、言うべきことを教える、と語られました。面接で言葉が出てこなくなる不安は、多くの人が抱えています。この言葉は合格の約束ではありませんが、前日の祈りの中で思い出せば、落ち着いて臨む助けになります。 出エジプト記4章を全部読む.
7. ヤコブの手紙1章5節
「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。」
知恵に不足している者があれば、とがめもせずに惜しみなく与える神に、願い求めるがよい、とヤコブは言います。志望動機や自己PRが書けずに悩むときも、知恵を神に願ってよいのです。神はとがめず、惜しまず、与えてくださいます。机に向かう前に、一言祈ってみてください。 ヤコブの手紙1章を全部読む.
8. コロサイ人への手紙4章6節
「いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう。」
いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい、そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう、とパウロは勧めます。面接では、飾った言葉より、誠実でやさしい言葉が心に届きます。相手の話をよく聞き、落ち着いて答える姿勢を整えましょう。 コロサイ人への手紙4章を全部読む.
9. テモテへの第二の手紙1章7節
「というのは、神がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではなく、力と愛と慎みとの霊なのである。」
神がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではなく、力と愛と慎みとの霊である、とパウロは書きました。人前に立つとき、緊張で足がすくむことがあります。そのときは、神が力と愛と慎みを与えてくださっていることを思い出してください。深呼吸をして、小さな勇気を出しましょう。 テモテへの第二の手紙1章を全部読む.
10. 箴言3章5-6節
「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。 すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」
心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない、すべての道で主を認めるなら、主があなたの道をまっすぐにされる、と箴言は教えます。業界研究や自己分析など、自分でできる準備に力を尽くしながらも、最後は神に信頼して面接に臨みましょう。 箴言3章を全部読む.
不採用のとき
11. 詩篇34篇18節
「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。」
主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる、と詩篇は言います。不採用の通知が続くと、自分の存在を否定されたように感じてしまうことがあります。そのような時、神は遠くにおられず、砕けた心の一番近くにおられます。涙を隠さず、神の前に出てよいのです。 詩篇34篇を全部読む.
12. 詩篇37篇23-24節
「人の歩みは主によって定められる。主はその行く道を喜ばれる。 たといその人が倒れても、全く打ち伏せられることはない、主がその手を助けささえられるからである。」
人の歩みは主によって定められ、たとい倒れても、全く打ち伏せられることはない、主がその手を助けささえられるからである、と詩篇は語ります。不採用で倒れたように感じても、そこで終わりではありません。神があなたの手を取って、立ち上がらせてくださいます。 詩篇37篇を全部読む.
13. ミカ書7章8節
「わが敵よ、わたしについて喜ぶな。たといわたしが倒れるとも起きあがる。たといわたしが暗やみの中にすわるとも、主はわが光となられる。」
たといわたしが倒れるとも起きあがる、たといわたしが暗やみの中にすわるとも、主はわが光となられる、と預言者は告白します。結果が出ない日々は、暗やみの中に座っているように感じられるものです。それでも主がその暗やみで光となってくださると、この言葉は励まします。 ミカ書7章を全部読む.
14. コリント人への第二の手紙4章8-9節
「わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない。 迫害に会っても見捨てられない。倒されても滅びない。」
パウロは、四方から患難を受けても窮しない、倒されても滅びない、と書きます。不採用は、あなたの価値の否定ではありません。うまくいかない日々に押しつぶされそうでも、神の支えの中で、あなたは滅びません。休んでよい日があることも、忘れないでください。 コリント人への第二の手紙4章を全部読む.
15. 詩篇147篇3節
「主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる。」
主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる、と詩篇は歌います。不採用の傷は、時間とともに和らいでいきます。神は、その傷を包み、手当てしてくださる方です。気持ちが落ち着かない日は、信頼できる人に話し、神にも正直に思いを注ぎ出して祈りましょう。 詩篇147篇を全部読む.
神の導きに信頼する
16. 箴言16章9節
「人は心に自分の道を考え計る、しかし、その歩みを導く者は主である。」
人は心に自分の道を考え計る、しかし、その歩みを導く者は主である、と箴言は語ります。就職活動では計画を立てますが、思い通りにいかないことも多いものです。計画を立てながらも、神が導いてくださるという視点を持つと、予想外の結果も受け止めやすくなります。 箴言16章を全部読む.
17. 詩篇32篇8節
「わたしはあなたを教え、あなたの行くべき道を示し、わたしの目をあなたにとめて、さとすであろう。」
わたしはあなたを教え、あなたの行くべき道を示し、わたしの目をあなたにとめて、さとすであろう、と神は約束されます。進路に迷うとき、神は目をとめてさとしてくださいます。説明会や面接で感じた違和感や喜びを、祈りの中で神の前に差し出してみましょう。 詩篇32篇を全部読む.
18. 詩篇138篇8節
「主はわたしのために、みこころをなしとげられる。主よ、あなたのいつくしみは とこしえに絶えることはありません。あなたのみ手のわざを捨てないでください。」
主はわたしのために、みこころをなしとげられる、あなたのいつくしみはとこしえに絶えることはありません、と詩人は祈ります。神は、あなたの人生に最後まで関わってくださる方です。職場が決まるまでの時間も、神の導きの途中だと信頼して、一歩ずつ歩んでいきましょう。 詩篇138篇を全部読む.
19. エペソ人への手紙2章10節
「わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られたのである。神は、わたしたちが、良い行いをして日を過ごすようにと、あらかじめ備えて下さったのである。」
わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られた、とパウロは言います。あなたは、内定の数や学歴で価値が決まる存在ではなく、神に造られ、目的を備えられた存在です。仕事は、その良い行いを果たす場になり得ます。 エペソ人への手紙2章を全部読む.
20. コロサイ人への手紙3章23節
「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から働きなさい。」
何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から働きなさい、とパウロは勧めます。どの会社に入っても、仕事を神に仕える機会として受け止めることができます。就職先が決まったあとも、日々の仕事を誠実に、神の前で行う姿勢を大切にしましょう。 コロサイ人への手紙3章を全部読む.
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よくある質問
就活中の不安は、どうすれば和らぎますか。
聖書は、思い煩いを祈りに変えることを勧めています。毎朝、短く祈り、今日できる小さな準備を一つ決めて取り組むと、気持ちが落ち着きやすくなります。つらいときは、牧師や信頼できる友人、大学のキャリアセンターにも相談してください。
不採用が続いて自信をなくしたときは、どの言葉を読めばよいですか。
詩篇34篇18節、詩篇37篇23節と24節、ミカ書7章8節などがおすすめです。不採用はあなたの価値の否定ではありません。気持ちを無理に切り替えず、休む時間も大切にしながら、神の前に正直な思いを祈ってください。
面接の前に祈ってもよいですか。
もちろんです。面接の前に、落ち着きと誠実な言葉が与えられるように、短く祈ってかまいません。結果を求める祈りだけでなく、どんな結果でも神に信頼できるように、という祈りも大切です。準備は最後まで誠実に続けてください。