聖書の人物 エホヤダ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

エホヤダは女王アタルヤの時代にエルサレムにいた大祭司です。ヨラム王の娘エホシェバテを妻とし、妻とともに幼いヨアシュを六年間神の宮にかくまいました。七年目に奮い立って百人隊の長たちとレビ人を結集し、ヨアシュを王とし、アタルヤを宮の外で処刑させます。主と王と民の契約を新たにし、バアルの宮を壊して礼拝を回復しました。彼が生きている間、ヨアシュは正しく歩みます。百三十歳で死に、王たちとともに葬られました。

エホヤダという名前の意味

エホヤダは、主は知っておられるという意味のヘブル語に結びつけられるのが一般的です。聖書は名の意味を説明しません。ダビデとソロモンの軍の長ベナヤの父にも同じ名のエホヤダがおり(列王記第一2章25節)、両者を混同しないよう注意が必要です。

エホヤダの生涯

  1. 神の宮にかくまわれた子

    歴代誌第二22章10-12節

    アタルヤはユダの王の一族をことごとく滅ぼそうとします。ヨラム王の娘で祭司エホヤダの妻エホシェバテは、幼いヨアシュと乳母を虐殺から盗み出しました。ヨアシュは六年間、神の宮に隠れ、その間はアタルヤが国を治めました。夫婦はダビデ最後の後継者を、神殿の中心で黙って守り続けたのです。

  2. 七年目の勇気

    歴代誌第二23章1-3節

    七年目にエホヤダは奮い立ち、百人隊の長たちと契約を結びました。彼らはユダを巡ってレビ人と氏族の長たちをエルサレムに集め、全会衆が神の宮で王と契約を結びます。エホヤダは約束を土台に語りました。主がダビデの子孫について告げられたとおり、王の子が治めるのです。

  3. ヨアシュの戴冠

    列王記第二11章9-12節

    百人隊の長たちはエホヤダの命令をすべて実行しました。祭司は宮にあったダビデ王の槍と盾を彼らに渡し、武装した護衛を王の周りに立たせ、王の子を連れ出します。王冠とさとしの書を授け、油を注いで王とすると、民は手をたたいて王さま万歳と叫びました。

  4. アタルヤの最期

    列王記第二11章13-16節

    アタルヤは物音を聞いて宮に来て、謀反だと叫びます。エホヤダは百人隊の長たちに、彼女を列の外へ出し、従う者は殺すよう命じました。主の宮で殺してはならないと祭司が言っていたからです。彼女は王宮の馬の入口で殺され、さばきは行われても聖所は守られました。

  5. 契約の更新と礼拝の回復

    歴代誌第二23章16-21節

    エホヤダは自分と民と王の間で、主の民となる契約を結びました。民はバアルの宮を壊し、祭司マタンを殺します。エホヤダはダビデの定めに従って宮の務めを祭司とレビ人に任せ、門衛を置き、王を王座に着かせました。国中が喜び、町は平穏でした。

  6. 神殿修復のための箱

    列王記第二12章7-11節

    祭司たちが主の宮の修理を怠ると、エホヤダは箱を取り、ふたに穴を開けて祭壇のそばに置きます。敷居を守る者たちが奉納された銀をそこに入れ、王の書記と大祭司がそれを数えて職人たちに渡しました。老祭司は最後まで神の宮の具体的な奉仕に仕えました。

  7. 王たちと並ぶ葬り

    歴代誌第二24章15-16節

    エホヤダは年を重ね、日に満ちて死にました。死んだとき百三十歳でした。彼はイスラエルの中で、神とその宮に対して善を行ったので、ダビデの町に王たちとともに葬られました。祭司が王たちと葬られるのはまれな栄誉で、神と民が彼の忠実さに与えた位置を示します。

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エホヤダから学ぶこと

  • 黙って待つ時と、勇気をもって行動する時があります。エホヤダは七年目という時を見分けました。
  • 神の約束を守ることは、人に知られない忍耐の年月を要するかもしれません。忠実に守ったものは実を結びます。
  • 真の神の僕は自分のために権力を求めません。エホヤダは王座を正統な後継者に、礼拝をレビ人に返しました。
  • 若い人々への影響は決定的です。あなたに従わせるだけでなく、神ご自身を愛するように育てましょう。
  • 最後までの忠実さには、神ご自身が認める栄誉が与えられます。エホヤダはイスラエルの中で善を行った人でした。

鍵となる聖句

歴代誌第二23章3節

エホヤダはクーデターを神のことばの上に据えます。主がダビデの子孫について告げられたとおり、王の子が治めるのです。彼の勇気は約束から生まれました。

列王記第二11章17節

エホヤダは二重の契約を結びます。主と王と民の契約、続いて王と民の契約です。政治の回復はまず神への立ち返りから始まります。

歴代誌第二24章16節

イスラエルの中で、神とその宮に対して善を行ったので王たちと葬られました。これが聖書の残す、彼の全生涯の要約です。

エホヤダについての説教

よくある質問

聖書のエホヤダとはどんな人ですか。

エホヤダは大祭司で、妻エホシェバテとともに幼いヨアシュを神殿に六年間かくまい、七歳で王とし、女王アタルヤを処刑させました(列王記第二11章、歴代誌第二23章)。主との契約を新たにして礼拝を回復し、百三十歳で死ぬまで王を導きました。

なぜエホヤダは王たちとともに葬られたのですか。

歴代誌第二24章16節が理由を述べます。イスラエルの中で、神とその宮に対して善を行ったからです。彼はダビデの家系を救い、アタルヤの偶像礼拝を倒し、神殿の奉仕を回復し、ヨアシュを導きました。王にだけ許された栄誉は、生涯の忠実さへの評価でした。

エホヤダの物語は聖書のどこにありますか。

列王記第二11章と12章(ヨアシュの戴冠、アタルヤの最期、神殿修復の箱)と、並行する歴代誌第二22章10節から24章16節に記されています。後者は妻エホシェバテの名、礼拝の回復、名誉ある死を伝えます。子ゼカリヤは歴代誌第二24章20-22節に出ます。

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