要約
バルナバは初めヨセフと呼ばれたキプロス生まれのレビ人で、エルサレム教会の初期から加わりました。使徒たちからバルナバというあだ名を与えられ、畑を売って貧しい人を助け、サウロを使徒たちに紹介し、アンティオキアに遣わされ、パウロとともに宣教に出ました。使徒の働きは彼を、聖霊と信仰に満ちた立派な人と記します。他人を信頼して励ます人物として記憶されています。
バルナバという名前の意味
使徒の働き4章36節は、ヨセフが使徒たちからバルナバというあだ名をつけられたと説明し、それは「慰めの子」、つまり励ましや慰めの子という意味だと記します。このあだ名は彼の人柄を表しています。励まし、支え、立ち上がらせる人でした。
バルナバの生涯
気前のよいレビ人
使徒の働き4章36-37節ヨセフはキプロス生まれのレビ人で、使徒たちからバルナバと呼ばれていました。エルサレム教会の初期、信者たちは持ち物を出し合って困っている人を助けます。ヨセフは畑を持っていて、それを売り、代金を使徒たちの足もとに置きました。その気前のよさは素朴で、飾り気がありません。
サウロを迎え入れる人
使徒の働き9章26-27節ダマスコ途上で回心したサウロはエルサレムに来て、弟子たちの仲間に加わろうとしますが、皆は彼を恐れ、本当に弟子なのかと疑います。バルナバは彼を引き受けて使徒たちに紹介し、サウロが主を見たこと、ダマスコで大胆に語ったことを説明しました。
アンティオキアへの派遣
使徒の働き11章22-26節エルサレム教会は、異邦人が信仰に入りつつあるアンティオキアにバルナバを遣わします。彼は神の恵みを見て喜び、皆に主にとどまるよう励まします。聖霊と信仰に満ちた立派な人だったと記されています。彼はタルソへサウロを捜しに行き、一年間ともに教えました。
宣教のために選び出される
使徒の働き13章1-3節アンティオキアの預言者や教師の中に、バルナバとサウロがいました。彼らが主に仕えて断食していると、聖霊が、わたしが召した働きのためにバルナバとサウロを取り分けるよう告げます。断食と祈りの後、人々は二人の上に手を置いて送り出しました。
弱さを見せた場面
ガラテヤ人への手紙2章11-13節ペテロがアンティオキアに来たとき、初めは異邦人の信者たちと食事をしていました。しかしエルサレムから来た人々を恐れて身を引きます。ほかのユダヤ人も同調し、バルナバまでその偽善に引き込まれました。パウロは福音の真理のために、公然とこの行いを責めました。
別れと、新しい出発
使徒の働き15章36-39節パウロは、先に伝道した町の教会を再び訪ねようと提案します。バルナバはマルコと呼ばれるヨハネを連れて行きたいと望みますが、パウロは、働きの途中で離れた者を伴うことを拒みます。激しい意見の衝突で二人は別れ、バルナバはマルコを連れてキプロスへ船出し、マルコに再び機会を与えました。
バルナバから学ぶこと
- 励ますことは本物の奉仕です。バルナバは目立たなくても、彼なしにはパウロの道は大きく違っていたでしょう。
- バルナバがサウロにも、のちにマルコにもしたように、まだ警戒されている人を信頼しましょう。
- 善良で聖霊に満ちた人でも揺らぐことがあります。福音の真理が常に基準でなければなりません。
- 神は異なる気質の人を用いられます。奉仕者たちが別れる場合でもそうです。
鍵となる聖句
使徒たちからバルナバと呼ばれたヨセフは、畑を売って代金を使徒たちに差し出します。あだ名と行いが、励ますことと与えることという、この奉仕者の心を表しています。
皆がサウロを恐れる中、バルナバは彼を引き受けて使徒たちに紹介します。この信頼の行いが、パウロに弟子たちの交わりへの扉を開きました。
アンティオキアでバルナバは神の恵みを見て喜び、主にとどまるよう励まします。聖書は彼を、聖霊と信仰に満ちた立派な人と記しています。
バルナバについての説教
よくある質問
バルナバという名前は何を意味しますか。
使徒の働き4章36節は、バルナバが使徒たちからヨセフに与えられたあだ名で、「慰めの子」、つまり励ましや慰めの子という意味だと説明します。教会で他の人に寄り添い、立ち上がらせる彼の姿を表しています。
なぜバルナバはパウロと別れたのですか。
使徒の働き15章36-39節によれば、バルナバはヨハネ・マルコを新しい旅に連れて行きたいと望みましたが、マルコが以前に離れたためパウロは反対しました。意見が激しく衝突して二人は別れ、バルナバはマルコとキプロスへ、パウロはシラスを選びました。
バルナバの物語は聖書のどこにありますか。
主に使徒の働きにあります。4章の献げ物、9章のサウロの受け入れ、11章のアンティオキア派遣、13章と14章の第一回宣教旅行です。パウロもガラテヤ人への手紙2章で彼に触れています。