要約
ポテパルはエジプト人で、パロの廷臣、侍従長です。イシュマエル人からヨセフを買い取りました(創世記39章1節)。主がこのヘブル人の奴隷とともにおられるのを見て、家の一切を任せ、主はヨセフのゆえにその家を祝福されます。しかし妻がヨセフを偽って訴えると、怒りに燃えて、王の囚人がつながれる牢にヨセフを入れました。不当な扱いの中でも神が主の民とともにおられることを示す人物です。
ポテパルという名前の意味
ポテパルはエジプトの名で、エジプトの太陽神ラーが与えた者を意味する表現と結びつけられるのが一般的です。聖書は説明していません。ヨセフがその娘アセナテを妻とした、オンの祭司ポティ・フェラと混同してはいけません(創世記41章45節)。
ポテパルの生涯
ヨセフを買った人
創世記39章1節兄弟たちに売られたヨセフはエジプトへ連れて行かれました。そこで、パロの廷臣で侍従長のエジプト人ポテパルが、彼を連れ下ったイシュマエル人から買い取ります。ヤコブの愛息は、外国の高官の奴隷になりました。この状況に、祝福の兆しは見当たりません。
神の働きを見た主人
創世記39章2-4節ヨセフの主人は、主が彼とともにおられ、彼の手のすることすべてを主が成功させてくださるのを見ました。エジプト人のポテパルが、ヨセフの成功は彼の神によると認めたのです。ヨセフは主人の目に恵みを得て、側近として仕え、家を任され、持ち物すべてを託されました。
ヨセフのゆえに祝福された家
創世記39章5-6節ヨセフが家を任されると、主はヨセフのゆえにそのエジプト人の家を祝福されました。祝福は家の中も畑も、ポテパルの持ち物すべてに及びます。彼は一切をヨセフの手に委ね、自分の食べる食物のほかは気にかけませんでした。一人の僕の忠実さが、家全体に神の恵みを招いたのです。
妻による信頼の裏切り
創世記39章7-18節ポテパルの妻は日ごとにヨセフを誘います。ヨセフは主人への敬意と、何よりも神への敬意から拒みました。ある日、彼女はヨセフの着物をつかみ、彼は着物を残して逃げます。彼女はその着物を使い、家の者たちに、そして夫にヨセフを訴えました。
怒りと牢獄
創世記39章19-23節妻の話を聞いて、ヨセフの主人は怒りに燃えました。彼はヨセフを、王の囚人がつながれている牢に入れます。ポテパルが本心で何を考えたかは、本文に書かれていません。しかし牢の中でも、主はヨセフとともにおられ、彼は牢の長の恵みを得たと聖書は述べます。
侍従長の牢獄
創世記40章1-4節のちに、パロの献酌官と調理官が、ヨセフが監禁されている侍従長の家の牢に入れられます。侍従長は二人をヨセフに任せました。本文はその長の名を挙げませんが、それはポテパルが持っていた肩書です。この道を通して、神はヨセフをパロの前に出す出会いを備えられます。
ポテパルから学ぶこと
- あなたの誠実な働きは、神を知らない人にも神を見せます。ポテパルは主がヨセフとともにおられるのを見ました。
- 神は一人の忠実な子どものゆえに、家全体や会社全体を祝福することがあります。
- 怒りに任せて、真実を求めずに決めてはいけません。ポテパルは一人の証言だけで判断しました。
- 不当に扱われても、神はともにおられ、牢の底でも次の備えをしておられます。
鍵となる聖句
エジプト人ポテパル自身が、主がヨセフとともにおられ、仕事を成功させておられることを見ました。ヨセフの信仰は、まず仕え方に表れます。
神はヨセフのゆえにポテパルの家を、家の中も畑も祝福されました。忠実な僕の存在は、周りの人々にも祝福をもたらします。
ポテパルはヨセフを王の囚人の牢に入れます。しかし主はヨセフとともにおられ、恵みを施されました。人の不正は神の計画を止めません。
ポテパルについての説教
よくある質問
聖書のポテパルとは誰ですか。
ポテパルはエジプト人で、パロの廷臣、侍従長でした(創世記39章1節)。ヨセフを奴隷として買い、主がヨセフとともにおられるのを見て、家の一切を任せました。妻の偽りの訴えを受けて、ヨセフを王の囚人がつながれる牢に入れました。
なぜポテパルはヨセフを殺さなかったのですか。
聖書は述べていません。ポテパルが怒りに燃え、ヨセフを王の囚人の牢に入れたと記すだけです(創世記39章19-20節)。妻の話に疑いを持っていた表れと見る人もいますが、仮説にすぎません。本文は、主がヨセフとともにおられたことを強調しています。
ポテパルの物語は聖書のどこにありますか。
ポテパルは、ヨセフがエジプトに売られる創世記37章36節と、39章1節に登場します。39章全体が、ヨセフの購入、家の祝福、妻の偽りの訴え、牢獄という彼の役割を語ります。創世記40章と41章は、そのあとの侍従長の家に触れています。