要約
マノアは、ペリシテ人がイスラエルを支配していた時代のツォルアの人で、ダン人の氏族に属します。妻は不妊でした。主の使いが妻に、神にささげられた子の誕生を告げると、マノアはその人がもう一度来て教えてくれるよう祈り、神はこれに答えられます。マノアが全焼のいけにえをささげると、使いは祭壇の炎の中を上りました。彼はサムソンの父となります。
マノアという名前の意味
マノアは、休みを意味するヘブル語の語根と結びつけられるのが一般的ですが、聖書はこの名を説明していません。マノアは、息子サムソンの誕生と生涯の物語(士師記13章から16章)にのみ登場します。
マノアの生涯
子のいない家
士師記13章1-2節イスラエルはまた主の目に悪を行い、主は彼らを四十年間ペリシテ人の手に渡されます。この状況の中に、ダン人の氏族に属するツォルアの人マノアがいました。聖書は最初に述べます。彼の妻は不妊で子を産まなかった、と。待ち望みに満ちたこの家で、神は解放者を備えようとしておられます。
父の祈り
士師記13章6-9節妻は夫に、恐ろしい姿をした神の人が、神にささげられた子の誕生を告げたと話します。マノアはすぐに祈りました。あなたが遣わされた神の人がもう一度来て、生まれる子にどうすればよいか教えてくださるように、と。神はマノアの祈りを聞き入れられました。
何を守るべきか
士師記13章10-14節使いは再び妻に現れ、妻は夫を呼びに走ります。マノアは妻に従ってその人に尋ねます。あなたの言葉が成就したとき、その子にどうすればよいか、と。使いは先の指示を繰り返しました。妻はぶどうの木から出るものをいっさい口にせず、汚れたものを食べてはならないのです。
不思議な名
士師記13章15-18節マノアは訪問者を引き止め、子やぎを料理しようとしますが、主の使いとは知りませんでした。使いは主に全焼のいけにえをささげるよう導きます。マノアは、言葉が成就したときに栄誉を帰すためにその名を尋ねます。答えは神秘的でした。なぜ私の名を尋ねるのか。それは不思議、と。
祭壇の炎の中の使い
士師記13章19-23節マノアは子やぎと穀物のささげ物を岩の上でささげます。炎が上ると、主の使いも炎の中を上り、マノアと妻は地にひれ伏しました。恐れて、マノアは言います。私たちは必ず死ぬ、神を見たのだから、と。妻は、主が殺す気ならいけにえを受け取られなかったと彼を安心させます。
サムソンの父
士師記14章1-4節妻は男の子サムソンを産み、主は彼を祝福されます(士師記13章24節)。のちにサムソンがティムナのペリシテ人の娘を妻にと望むと、両親は、同胞の中に女がいないのかと心配しました。それが主から出たことを彼らは知りませんでした。サムソンは死後、父マノアの墓に葬られます(士師記16章31節)。
マノアから学ぶこと
- 神の約束を前にして最善の応答は、それをどう受けとめるべきかを祈り求めることです。
- 子を育てることは、神から受ける使命です。マノアは生まれる子のために何をすべきかを尋ねました。
- 神はまことの祈りに答えられます。神のなさることを全部は理解できない場合でもです。
- 神の聖さへの恐れは、神の善に対する信頼で和らぎます。マノアの妻がそうでした。
鍵となる聖句
マノアは、神の人がもう一度来て、子にすべきことを教えてくださるよう祈ります。神の約束を真剣に受け入れようとする父の祈りです。
名を尋ねるマノアに、使いはそれは不思議だと答えます。この答えは、使者の神的な性格を示し、マノアはのちにそれを悟ります。
マノアは神を見たので死ぬと恐れます。妻は、主が全焼のいけにえを受け、これらのことを示されたのだから、殺す気はなかったと答えます。
マノアについての説教
よくある質問
聖書のマノアとは誰ですか。
マノアは、ペリシテ人がイスラエルを支配していた時代の、ダン人の氏族に属するツォルアの人です。不妊だった妻に主の使いが子の誕生を告げました。マノアは使いが戻るよう祈り、全焼のいけにえをささげ、サムソンの父となりました(士師記13章)。
なぜマノアは死ぬことを恐れたのですか。
使いが祭壇の炎の中を上ったとき、マノアは主の使いだと悟り、神を見たので死ぬと妻に言いました(士師記13章22節)。妻は、主が殺す気ならいけにえを受けず、これらのことを示されなかったはずだと言って、彼を安心させました。
マノアの物語は聖書のどこにありますか。
中心は士師記13章で、サムソンの誕生の告知と、マノアの主の使いとの出会いを語ります。士師記14章では、サムソンがペリシテ人の女を妻にと望むとき、母とともに再び登場し、16章31節はツォルアとエシュタオルの間にある彼の墓に触れています。