聖書の人物 マラキ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

マラキは、旧約聖書の最後の書の冒頭に名が記された預言者です。捕囚から戻った疲れた民は、心のないいけにえをささげ、神の愛を疑っていました。神は、ご自分の民を愛していること、真実な礼拝を求めていることを語り、道を備える使者を遣わすと約束し、やがて来る義といやしの日を告げます。この書は、来たるべき方への待望をもって旧約を閉じます。

マラキという名前の意味

名前は一般に、「わたしの使者」を意味するヘブル語と結びつけて理解されます。実際にこの書は同じ語をマラキ書3章1節で用い、神が使者を遣わすと告げています。聖書は、この名が付けられた理由について直接の説明をしていません。

マラキの生涯

  1. イスラエルに向けられた主のことば

    マラキ書1章1-5節

    書は、マラキを通してイスラエルに告げられた主の宣告で始まります。神はまず、あなたがたを愛したと宣言します。民は、どのように愛されたのかと疑いで答えます。神はヤコブを選んだことを思い起こさせ、ご自分の偉大さがイスラエルの境を越えて広がると語ります。

  2. 敬意のないささげ物

    マラキ書1章6-14節

    神は、御名を軽んじる祭司たちに語りかけます。彼らは、総督にさえささげられないような、目の見えない動物や足の不自由な動物、病気の動物を祭壇に持ってきました。神は、ご自分が諸国民の間で恐れられる大いなる王であると告げ、全き礼拝を求めます。

  3. 道を備える使者

    マラキ書3章1-4節

    神は、ご自分の前に道を備える使者を遣わすと告げます。民が慕い求める主は、突然、その神殿に来られます。その来臨は精錬する者の火にたとえられ、金や銀を精錬するようにレビの子らを清め、ささげ物が再び主に喜ばれるものとなるようにします。

  4. 十分の一と神の真実

    マラキ書3章6-12節

    神は、ご自分のもとに立ち返るよう民を招きます。十分の一とささげ物を差し控えて神から奪っていると指摘し、すべての十分の一を宝物倉に携えて来るよう求めます。そうすれば天の窓を開いて祝福を注ぎ、地の産物も守ると約束します。

  5. 記憶の書と主の日

    マラキ書3章16節から4章6節

    主を恐れる者たちが互いに語り合い、主の前に記憶の書が記されます。神は彼らをご自分のものと宣言します。主の日が来るとき、御名を恐れる者には義の太陽が昇ります。神は預言者エリヤを遣わし、父の心を子どもたちへ向けさせると告げます。

マラキから学ぶこと

  • 神が求めるのは最上のものをささげる礼拝であり、時間も力も財も、余り物で済ませる礼拝ではありません。
  • 神の愛を疑うとき、神は真実をもって答え、ご自分のもとに立ち返るよう招いてくださいます。
  • 悪しき者が栄えているように見えるときでも、神は主を恐れる者を見ていて、記憶の書に記されます。
  • 神は精錬する者が銀を精錬するように、忍耐をもってご自分の民を清め、ささげ物を正しいものにしてくださいます。
  • この書は来たるべき方へと私たちの目を向けさせ、新約聖書は、そこにバプテスマのヨハネとイエスの告知を見いだします。

鍵となる聖句

マラキ書3章1節

神は道を備える使者を遣わすと告げ、続いて主が突然神殿に来られると語ります。新約聖書は、これをバプテスマのヨハネの働きとキリストの来臨に当てはめています。

マラキ書3章10節

神は、すべての十分の一を宝物倉に携えて来て、ご自分を試してみるよう民を招きます。天の窓を開き、あふれるばかりの祝福を注ぐと約束されます。

マラキ書4章2節

主の御名を恐れる者には、義の太陽が昇り、その翼にはいやしがあります。この約束は、救いの望みをもって旧約聖書を閉じています。

マラキについての説教

よくある質問

マラキという名前にはどんな意味がありますか。

名前は一般に、「わたしの使者」を意味するヘブル語と結びつけて理解されます。この書は同じ語をマラキ書3章1節で用い、神が使者を遣わすと告げています。聖書自身は預言者の名の意味を説明していません。

聖書のマラキとはどんな人ですか。

マラキは、旧約聖書最後の書にその名を与えた預言者です。捕囚から戻った民に語り、敬意のない礼拝を行う祭司たちを責め、使者と主の日の到来を告げました。

マラキの物語は聖書のどこにありますか。

マラキ書にあり、新改訳では全部で4章です。神の愛、使者、十分の一、主の日といった最もよく引用される箇所は、1章、3章、4章に収められています。

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