聖書の人物 ユダ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ユダは、族長時代のヤコブとレアの子で、ユダ族の先祖です。ヨセフを売ることを提案し、のちにタマルに対する自分の過ちを認めます。さらに、ベニヤミンの代わりに奴隷になると申し出ました。ヤコブはユダに、王の杖はユダから離れないと告げます。人は変わることができ、神は約束を、この家族を通してメシアまで導かれることを教えます。

ユダという名前の意味

ユダの名は、一般に賛美の意味と結びつけられています。聖書は誕生の場面でその理由を語ります。レアは、今度は主をほめたたえようと言い、その子をユダと名づけました(創世記29章35節)。

ユダの生涯

  1. ユダとヨセフの売却

    創世記37章18-28節

    兄たちは遠くからヨセフが来るのを見て、殺そうと企てます。ルベンは反対して穴に投げ込むことを提案し、ユダは血を流すより、イシュマエル人に売ろうと提案します。ヨセフはエジプトに連れて行かれ、兄たちは父に、獣に食われたと思わせました。

  2. ユダとタマル

    創世記38章1-26節

    ユダは兄弟たちから離れて住みます。長男エルが死に、次にオナンも死にます。ユダはタマルに、シェラが大きくなるまで寡婦でいるよう言いながら、彼女を与えませんでした。タマルはベールで顔をおおい、道端に座ります。ユダは彼女と知らずに近づき、あとで事実を知ると、彼女は自分より正しいと認めました。

  3. ペレツとゼラフの誕生

    創世記38章27-30節

    タマルは双子を産みます。一人が手を出すと、助産婦はその手に赤い糸を結びますが、子は手を引っ込め、弟が先に出ます。その子がペレツと呼ばれ、続いて糸を手につけたゼラフが生まれます。ペレツはのちにイエスにつながる系図に入ります。

  4. ユダ、ベニヤミンの保証人となる

    創世記44章14-34節

    エジプトで、ヨセフの杯がベニヤミンの袋から見つかります。ユダは進み出てヨセフに訴えます。父は老年の子を愛しており、この子まで失えば悲しみのあまり死んでしまいます。ユダは、父の苦しむ姿を見ないために、ベニヤミンの代わりに奴隷として残ると申し出ました。

  5. ヤコブの祝福

    創世記49章8-12節

    死を前にしたヤコブは、息子たちを集めます。ユダには、兄弟たちが彼をたたえ、彼は若い獅子のようだと告げます。王の杖は、シロが来るまでユダから離れません。ユダ族から、ダビデの王家の系統、そしてキリストが出ることになります。

ユダから学ぶこと

  • 神は私たちの最悪のときだけで人を判断されません。兄弟を売った人が、兄弟のために身を差し出す人に変えられます。
  • 人の前で自分の過ちを認めることが、変化の始まりです。
  • 神は、不完全な家族や、隠しておきたい歴史を用いて救いの計画を進められます。
  • 真の指導者は、自分を守るより、他の人の代わりに立ちます。
  • ユダに対する神の約束は、その部族から出たイエス・キリストにおいて成就します。

鍵となる聖句

創世記38章26節

ユダは印と紐と杖を見分け、タマルは自分より正しいと言います。この公の告白は、自分の責任を認めたユダの人生の転機になりました。

創世記49章8節

ヤコブはユダに、兄弟たちからたたえられ、その前にひれ伏すと告げます。ヨセフの売却を持ちかけた人が、兄弟の中で第一の位置を受けます。

創世記49章10節

王の杖はシロが来るまでユダを離れません。クリスチャンはこの約束に、ユダ部族の子孫として来られるメシアの予告を見ます。

ユダについての説教

よくある質問

ユダとは聖書でどんな人物ですか。

ユダは、ヤコブとレアの子で、ユダ族の先祖です。ヨセフを売ることを提案し、タマルに対する過ちを認め、ベニヤミンの保証人となります。ヤコブは王の杖が彼から離れないと告げ、メシアはその部族から出ました。

ユダという名前にはどんな意味がありますか。

ユダの名は、一般に賛美と結びつけられます。聖書は誕生の場面でその理由を示し、レアは今度は主をほめたたえようと言って、その子をユダと名づけました(創世記29章35節)。この名は神への感謝を表しています。

ユダの物語は聖書のどこにありますか。

ユダは創世記に登場します。ヨセフの売却は37章、タマルとのことは38章、ベニヤミンのための訴えは44章、ヤコブの祝福は49章です。マタイの福音書1章は、イエスの系図に彼の名を挙げています。

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