聖書の人物 アロン

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

アロンは、出エジプトの時代にレビ族から出たモーセの兄です。神は彼をファラオの前でのモーセの代弁者とし、のちにイスラエル最初の大祭司として聖別されます。しかし民に押されて金の子牛を造りました。神はアロンの杖に花を咲かせて、その選びを確かにされます。アロンはホル山で死に、民は彼を悼みました。しもべたちが過ちを犯しても神は真実です。

アロンという名前の意味

アロンの名の由来と意味ははっきりせず、いくつかの説がありますが定説はありません。聖書は名を説明していません。モーセの兄で、レビの家の者として紹介しています(出エジプト記4章14節)。

アロンの生涯

  1. モーセの代弁者

    出エジプト記4章10-16節、27-31節

    モーセは神の召しにためらいます。主は兄のレビ人アロンがよく話せると告げ、アロンがモーセに代わって民に語り、神は二人の口とともにおられると言われます。アロンは神の山でモーセに会い、主の言葉を伝えてしるしを行い、民は信じました。

  2. 最初の大祭司

    出エジプト記28章1-4節、36-38節

    神はモーセに、アロンとその子らを近づけて、祭司として聖別するよう命じます。尊厳と美しさのために聖なる装束が作られました。アロンの額には、『主に聖なる者』と刻まれた純金の板が付けられ、民が主の前に受け入れられるようにされます。

  3. 金の子牛

    出エジプト記32章1-6節、21-24節

    モーセが山で遅れていると、民はアロンに神を造るよう求めます。アロンは金の耳輪を集めて子牛の像を鋳造し、祭壇を築いて祭りを宣言します。モーセに問われると、責任を民に押しつけて答え、モーセはアロンを咎めました。

  4. 花を咲かせた杖

    民数記17章1-10節

    つぶやきをやめさせるため、神は部族ごとに杖を一本ずつ求め、レビの杖にはアロンの名を書いて、あかしの前に置かせます。神は、ご自分が選ぶ人の杖が芽を出すと言われます。翌日、アロンの杖は芽を出し、花を咲かせ、熟したアーモンドの実を結んでいました。

  5. アロンの死

    民数記20章22-29節

    イスラエルはホル山に着きます。主は、アロンが約束の地に入らず、民の中に集められると告げます。モーセとアロンの子エルアザルが彼とともに山に登り、アロンは死に、イスラエルの全家は三十日間彼を悼みました。

アロンから学ぶこと

  • 神は私たちの使命に他の人も加えてくださいます。私たちは独りで進むように召されてはいません。
  • 神に仕える者は群衆の圧力に抵抗すべきです。民の期待に屈したことが、アロンを重い過ちに導きました。
  • 責任を他人に押しつけても何も癒されません。神の前で認める必要があります。
  • 召しを確かにされるのは神です。花を咲かせた杖は、その務めが神から来たことを示します。
  • 大祭司アロンは、不完全な形で、完全な大祭司イエス・キリストを指し示しています。

鍵となる聖句

出エジプト記4章14節

神はモーセに、兄でレビ人のアロンがよく話せることを思い出させます。彼は迎えに来て、心から喜びます。神は私たちの限界に、支える兄弟を与えて備えてくださいます。

出エジプト記28章36節

純金の板に『主に聖なる者』と刻まれ、アロンの額につけられました。神への奉仕は、民のために聖さのうちに行われることを思い出させます。

民数記17章8節

アロンの杖は芽を出し、つぼみをつけ、花を咲かせ、アーモンドの実を結びました。神はこのしるしによって、レビの家を祭司職に選ばれたことを確かにされました。

アロンについての説教

よくある質問

アロンとは聖書でどんな人物ですか。

アロンはレビ族に属するモーセの兄です。ファラオの前での代弁者となり、その後、子らとともに聖別されたイスラエル最初の大祭司になりました。民の圧力で金の子牛を造りますが、神は杖に芽を出させて祭司職を確かにされます。

アロンという名前にはどんな意味がありますか。

アロンの名の由来は不確かで、聖書もそれを説明していません。いくつかの説がありますが、定説はありません。本文ではっきりしているのは、モーセの兄、レビの家の者、代弁者、そして大祭司という彼の役割です。

アロンの物語は聖書のどこにありますか。

アロンは出エジプト記4章から登場し、モーセの代弁者となります。28章に大祭司としての聖別、32章に金の子牛、民数記17章に花を咲かせた杖、20章にホル山での死が記されています。

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