要約
テラはアブラム、ナホル、ハランの父で、セムの子孫です。カルデヤのウルに住み、息子ハランがそこで亡くなりました。テラはアブラム、サライ、孫のロトを連れてウルを出てカナンの地へ向かいましたが、ハランで止まり、二百五歳でそこで死にました(創世記11章31-32節)。ヨシュア記は、彼が川の向こうで他の神々に仕えていたと伝えます。彼の物語はアブラハムの召命の背景となっています。
テラという名前の意味
テラの名の由来は不明で、聖書も説明していません。月に関わる古い言葉と結びつける人もいますが、確実な説はありません。新約聖書は、イエスの系図でテラをタラと呼んでいます(ルカの福音書3章34節)。
テラの生涯
セムの子孫
創世記11章10-26節創世記11章の系図は、ノアの子セムからナホルの子テラへと下ります。テラは七十歳でアブラム、ナホル、ハランを生みました。彼の家系は、ノアが祝福した系統に属しており、神はこの系統から、人類への計画の新しい段階を始めるためアブラムを召されます。
ウルで試練にあった家族
創世記11章27-30節テラはカルデヤのウルで息子たちと暮らしていました。ロトの父ハランは、生まれた地で、父テラの生きている間に死にます。アブラムはサライを、ナホルはハランの娘ミルカをめとりました。聖書は悲しい事実を添えます。サライは不妊で、子がなかったのです。この家は死別を経験し、未来を閉ざされたように見えます。
ウルからカナンへの出発
創世記11章31節テラはアブラム、嫁のサライ、孫のロトを連れ、カルデヤのウルからカナンの地へ行くために一緒に出発しました。聖書は出発の先頭にテラを置いています。のちにステパノは、栄光の神がハランに住む前に、すでにメソポタミアでアブラハムに現れたと語ります(使徒の働き7章2節)。
ハランで止まる
創世記11章31-32節しかし旅は途中で止まります。一行はハランまで来て、そこに住みました。テラはカナンに着くことなく、二百五歳でハランで死にます。使徒の働き7章4節によれば、神はアブラハムを、父の死後に約束の地へ移されました。テラは、未完の出発の人として残ります。
他の神々に仕えていた父
ヨシュア記24章2-3節数世紀後、ヨシュアはイスラエルに先祖のことを思い起こさせます。アブラハムとナホルの父テラは、昔、川の向こうに住み、他の神々に仕えていました。神はそのような環境からアブラハムを取り、カナンへ導かれました。ヨシュアはここから、それらの神々を除き、主に仕えるよう民に迫ります。
聖書クイズに挑戦
テラから学ぶこと
- 神は、神を知らない家族の中からでも人を召されます。あなたの家族の過去は、神の恵みを妨げません。
- 歩み出すだけでは十分ではありません。神が示されたところまで、途中で腰を落ち着けずに進みましょう。
- 家族を覆う死別や不妊も、神が主導されるときには最終的な答えではありません。
- 受け継いだ偶像を捨てることは個人の選択であり、ヨシュアがイスラエルに迫った、主に仕えるという決断です。
鍵となる聖句
テラはアブラム、サライ、ロトとともにカルデヤのウルからカナンへ向かいますが、旅はハランで止まり、一家はそこに住みます。本物ですが未完の出発でした。
ヨシュアは、テラとその先祖が川の向こうで他の神々に仕えていたことを思い起こさせます。イスラエルの歴史は、偶像の家からアブラハムを探し出された神の恵みに始まります。
ステパノは、アブラハムがハランに住み、父の死後に神が約束の地へ移されたと語ります。テラの死が新しい段階を開きました。
テラについての説教
よくある質問
聖書のテラとは誰ですか。
テラはアブラム(アブラハム)、ナホル、ハランの父で、ロトの祖父です。セムの子孫で、カルデヤのウルに住んでいました。アブラム、サライ、ロトとカナンへ向かいましたが、ハランで止まり、二百五歳でそこで死にました(創世記11章26-32節)。
テラは他の神々を拝んでいましたか。
はい。ヨシュア記24章2節によれば、アブラハムとナホルの父テラは、先祖たちと川の向こうに住み、他の神々に仕えていました。どの神かは聖書に記されていません。この記述は、そのような環境からアブラハムを選び、信じる者の父とされた神の恵みを際立たせます。
テラの物語は聖書のどこにありますか。
中心は創世記11章24-32節で、系図、家族、ウルからハランへの出発を記します。ヨシュア記24章2節は他の神々に仕えていたことを、使徒の働き7章4節はアブラハムがカナンに入る前のハランでの彼の死を述べ、ルカの福音書3章34節はイエスの系図に彼をタラの名で挙げています。