聖書 — 口語訳 (1955)

ヨハネの黙示録 6

概要

ヨハネの黙示録6章は、小羊が最初の六つの封印を解く場面を伝えます。最初の四つの封印からは四人の騎士が現れます。白い馬、赤い馬、黒い馬、青白い馬で、それぞれ征服、戦争、飢饉、死を表すものです。第五の封印では、神に叫ぶ殉教者たちが示され、第六の封印では宇宙規模の大変動が起こり、権力者たちが身を隠します。この章が強調するのは、封印を解くのは小羊だということです。クリスチャンはこれらの幻をさまざまに読みますが、だれもが、神が歴史の主であることをそこに見ています。

この章の6つの区分

  1. 1-2節第一の封印:白い馬
  2. 3-4節第二の封印:赤い馬と戦争
  3. 5-6節第三の封印:黒い馬と飢饉
  4. 7-8節第四の封印:青白い馬と死
  5. 9-11節第五の封印:祭壇の下の殉教者たち
  6. 12-17節第六の封印:御怒りの大いなる日

1小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。

2そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。

3小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。

4すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。

5また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。

6すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。

7小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。

8そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

9小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。

10彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。

11すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。

12小羊が第六の封印を解いた時、わたしが見ていると、大地震が起って、太陽は毛織の荒布のように黒くなり、月は全面、血のようになり、

13天の星は、いちじくのまだ青い実が大風に揺られて振り落されるように、地に落ちた。

14天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。

15地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。

16そして、山と岩とにむかって言った、「さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ。

17御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。

鍵となる聖句

1節
小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。

封印を解くのは小羊です。章の初めから、続く出来事が制御不能ではないことが示されています。屠られた方が、歴史の主導権を握り続けておられるのです。

2節
そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。

白い馬の騎士については議論があります。キリストや福音の前進と見る人もいれば、偽りの救い主や征服の力と見る人もいます。続く三人の騎士の文脈から、後者の読み方に傾く人が多くいます。

8節
そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

第四の騎士の名は「死」で、黄泉がそれに従います。その権威は地の一部に限られています。ここにも、神が定めた限界があります。

10節
彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。

殉教者たちは、神がさばきを行われるのはいつまで遅れるのかと問います。その叫びは、信仰が神に問いかけながらも、神のものであり続けられることを示しています。

17節
御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。

章を閉じる問い、だれが立つことができようか、は、7章の答えを呼びます。神に守られ、神の前に立つ人々です。

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説教が語っていること

ヨハネの黙示録6章についてよくある質問

黙示録の四騎士は何を表していますか

白い馬は征服、赤い馬は戦争、黒い馬は飢饉、青白い馬は死を思わせます。終わりの時まで人類を襲う災いと見る人も、特定の時代の裁きと見る人も多くいます。どの立場でも、封印を解くのは小羊であることが強調されています。

黙示録6章2節の白い馬の騎士はだれですか

クリスチャンの間でも意見は一致していません。キリストや福音の勝利を思う人もいれば、反キリストや征服の霊を思う人もいます。続く三人の騎士が戦争、飢饉、死をもたらすからです。聖書は名を示していないので、慎重でいることが大切です。

黙示録6章12節から17節の第六の封印は何を意味しますか

第六の封印は、地震、黒くなる太陽、落ちる星、そして小羊の怒りの前にあらゆる身分の人々が身を隠す様子を描きます。この言葉は神のさばきの日を告げています。権力者たちも、そこにどんな逃げ場も見いだせません。

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