聖書 — 口語訳 (1955)
アモス書 4
概要
アモス書4章は、紀元前8世紀のイスラエルに対する告発です。預言者は、貧しい人を虐げるサマリヤの富む者の不正を告げ、熱心でも心のない礼拝を責めます。続いて神は、送られた警告、つまり飢饉、干ばつ、災害、破壊を思い起こさせ、そのたびに同じ繰り返しの言葉、あなたがたはわたしに立ち返らなかった、が続きます。章は厳かな呼びかけで終わります。イスラエルは、万物の創造者である神に会う備えをしなければなりません。
この章の4つの区分
1「バシャンの雌牛どもよ、この言葉を聞け。あなたがたはサマリヤの山におり、弱い者をしえたげ、貧しい者を圧迫し、またその主人に向かって、『持ってきて、わたしたちに飲ませよ』と言う。
2主なる神はご自分の聖なることによって誓われた、見よ、あなたがたの上にこのような時が来る。その時、人々はあなたがたをつり針にかけ、あなたがたの残りの者を 魚つり針にかけて引いて行く。
3あなたがたはおのおのまっすぐに 石がきの破れた所を出て、ハルモンに追いやられる」と 主は言われる。
4「あなたがたはベテルへ行って罪を犯し、ギルガルへ行って、とがを増し加えよ。朝ごとに、あなたがたの犠牲を携えて行け、三日ごとに、あなたがたの十分の一を携えて行け。
5種を入れたパンの感謝祭をささげ、心よりの供え物をふれ示せ。イスラエルの人々よ、あなたがたはこのようにするのを好んでいる」と 主なる神は言われる。
6「わたしはまた、あなたがたのすべての町で あなたがたの歯を清くし、あなたがたのすべての所でパンを乏しくした。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と 主は言われる。
7「わたしはまた、刈入れまでなお三月あるのに 雨をとどめて、あなたがたの上にくださず、この町には雨を降らし、かの町には雨を降らさず、この畑は雨をえ、かの畑は雨をえないで枯れた。
8そこで二つ三つの町が 一つの町によろめいて行って、水を飲んでも、飽くことができなかった。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と 主は言われる。
9「わたしは立ち枯れと腐り穂とをもって あなたがたを撃ち、あなたがたの園と、ぶどう畑とを荒した。いちじくの木とオリブの木とは、いなごが食った。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と 主は言われる。
10「わたしはエジプトにしたように あなたがたのうちに疫病を送り、つるぎをもってあなたがたの若者を殺し、あなたがたの馬を奪い去り、あなたがたの宿営の臭気を上らせて、あなたがたの鼻をつかせた。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と 主は言われる。
11「わたしはあなたがたのうちの町を 神がソドムとゴモラを滅ぼされた時のように 滅ぼしたので、あなたがたは炎の中から取り出された 燃えさしのようであった。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と 主は言われる。
12「それゆえイスラエルよ、わたしはこのようにあなたに行う。わたしはこれを行うゆえ、イスラエルよ、あなたの神に会う備えをせよ」。
13見よ、彼は山を造り、風を創造し、人にその思いのいかなるかを示し、また、あけぼのを変えて暗やみとなし、地の高い所を踏まれる者、その名を万軍の神、主と言う。
鍵となる聖句
「バシャンの雌牛どもよ、この言葉を聞け。あなたがたはサマリヤの山におり、弱い者をしえたげ、貧しい者を圧迫し、またその主人に向かって、『持ってきて、わたしたちに飲ませよ』と言う。
アモスは、貧しい人を虐げ、いつももっと求めるサマリヤの裕福な女たちに語りかけます。神は社会の不正を見ておられ、それを真剣に受け止められます。
「あなたがたはベテルへ行って罪を犯し、ギルガルへ行って、とがを増し加えよ。朝ごとに、あなたがたの犠牲を携えて行け、三日ごとに、あなたがたの十分の一を携えて行け。 種を入れたパンの感謝祭をささげ、心よりの供え物をふれ示せ。イスラエルの人々よ、あなたがたはこのようにするのを好んでいる」と 主なる神は言われる。
神は、いけにえや供え物を重ねながら、正義のない生活をする民をあざけられます。宗教的な熱心さは、神に向けられた心の代わりにはなりません。
「わたしはまた、あなたがたのすべての町で あなたがたの歯を清くし、あなたがたのすべての所でパンを乏しくした。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と 主は言われる。
この節が繰り返しの言葉の始まりです。飢饉、干ばつ、災害は警告でしたが、民は神に立ち返りませんでした。神は、滅ぼすよりも連れ戻そうとされるお方だと示されます。
「それゆえイスラエルよ、わたしはこのようにあなたに行う。わたしはこれを行うゆえ、イスラエルよ、あなたの神に会う備えをせよ」。
あなたの神に会う備えをせよ。まずイスラエルに向けられた厳かな呼びかけです。説教者たちは、これを命の短さと主の再臨について語るために用います。
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アモス書4章についてよくある質問
アモス書4章12節の、あなたの神に会う備えをせよ、とはどういう意味ですか
文脈では、警告を受けても神に立ち返ろうとしなかったイスラエルへの呼びかけで、神の前に立たなければならないという意味です。クリスチャンは、神に向かうときを先延ばしにしないようにという招きと受け取ります。誰もがいつか神に会うからです。
アモス書4章の、あなたがたはわたしに帰らなかった、とはどういう意味ですか
それは、飢饉、干ばつ、作物の病害、災害、破壊という各警告のあとに繰り返される言葉です。神は、民を連れ戻すためにこれらのしるしを送られましたが、民は心を変えませんでした。本文は、裁く前に目を覚まさせようとされる神を示しています。
アモス書4章1節のバシャンの雌牛とは誰ですか
アモスは、この言葉でサマリヤの裕福な女たちを指しています。バシャンは肥えた牧草地で知られていました。預言者は、弱い者を虐げ、貧しい者を踏みつけながら、いつももっと快楽を求めることを責めています。これは社会の不正への告発であり、富そのものの非難ではありません。
アモス書 4を引用している記事
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。