聖書 — 口語訳 (1955)

箴言 13

概要

箴言13章は、知恵ある者と愚かな者を対比する格言を重ねていきます。知恵ある者は戒めに耳を傾け、口を守り、勤勉に働きます。望みが長びけば心を悩ませ、み言葉を軽んじる者は滅ぼされ、知恵ある者とともに歩む者は知恵を得ます。善良な人は嗣業を子孫にのこし、子を愛する者はつとめて懲らしめます。

この章の4つの区分

  1. 1-6節戒めに耳を傾け、口を守る
  2. 7-12節本当の富と偽りの富、高ぶりと長びく望み
  3. 13-19節み言葉を重んじる:いのちと知恵の源
  4. 20-25節ともに歩む友、のこす嗣業、そして懲らしめ

1知恵ある子は父の教訓をきく、あざける者は、懲らしめをきかない。

2善良な人はその口の実によって、幸福を得る、不信実な者の願いは、暴虐である。

3口を守る者はその命を守る、くちびるを大きく開く者には滅びが来る。

4なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。

5正しい人は偽りを憎む、しかし悪しき人は恥ずべく、忌まわしくふるまう。

6正義は道をまっすぐ歩む者を守り、罪は悪しき者を倒す。

7富んでいると偽って、何も持たない者がいる、貧しいと偽って、多くの富を持つ者がいる。

8人の富はその命をあがなう、しかし貧しい者にはあがなうべき富がない。

9正しい者の光は輝き、悪しき者のともしびは消される。

10高ぶりはただ争いを生じる、勧告をきく者は知恵がある。

11急いで得た富は減る、少しずつたくわえる者はそれを増すことができる。

12望みを得ることが長びくときは、心を悩ます、願いがかなうときは、命の木を得たようだ。

13み言葉を軽んじる者は滅ぼされ、戒めを重んじる者は報いを得る。

14知恵ある人の教は命の泉である、これによって死のわなをのがれることができる。

15善良な賢い者は恵みを得る、しかし、不信実な者の道は滅びである。

16おおよそ、さとき者は知識によって事をおこない、愚かな者は自分の愚を見せびらかす。

17悪しき使者は人を災におとしいれる、しかし忠実な使者は人を救う。

18貧乏と、はずかしめとは教訓を捨てる者に来る、しかし戒めを守る者は尊ばれる。

19願いがかなえば、心は楽しい、愚かな者は悪を捨てることをきらう。

20知恵ある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害をうける。

21災は罪びとを追い、正しい者は良い報いを受ける。

22善良な人はその嗣業を子孫にのこす、しかし罪びとの富は 正しい人のためにたくわえられる。

23貧しい人の新田は多くの食糧を産する、しかし不正によれば押し流される。

24むちを加えない者はその子を憎むのである、子を愛する者は、つとめてこれを懲らしめる。

25正しい者は食べてその食欲を満たす、しかし悪しき者の腹は満たされない。

鍵となる聖句

3節
口を守る者はその命を守る、くちびるを大きく開く者には滅びが来る。

口を守る者は、自分の命を守ります。深く考えずに口にした言葉は、思う以上に多くのものを壊すことがあります。

10節
高ぶりはただ争いを生じる、勧告をきく者は知恵がある。

高ぶりはただ争いを生じ、知恵は勧告をきく者とともにあります。この節は、争いと、戒められることを拒むこととを結びつけています。

12節
望みを得ることが長びくときは、心を悩ます、願いがかなうときは、命の木を得たようだ。

「望みを得ることが長びくときは、心を悩ます、願いがかなうときは、命の木を得たようだ。」この格言は、待つことの苦しみを否定せずに受け止めています。

20節
知恵ある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害をうける。

人は、ともに歩む相手に似ていきます。この格言は、周りにいて助言をくれる人を、よく考えて選ぶようにと招いています。

22節
善良な人はその嗣業を子孫にのこす、しかし罪びとの富は 正しい人のためにたくわえられる。

善良な人は、嗣業を子孫にのこします。ここで言われる嗣業は、物質的なものだけでなく、模範と、受け継がれる信仰でもあります。

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説教が語っていること

箴言13章についてよくある質問

箴言13章12節は何を意味しますか

待つことが長びくと、心は疲れ果てます。願いがようやくかなうと、命の木のように、いのちを取り戻させます。この格言は、待つ痛みについて正直であり、願いがすべてかなうとは約束していません。それが心に及ぼす影響を軽く見てはならないと勧めています。

箴言13章20節の、ともに歩む友とはどういう意味ですか

知恵ある者とともに歩む者は知恵を得て、愚かな者の友となる者は害をうけます。人間関係は私たちを形づくります。他の人々を退けるということではなく、自分の決断に影響を与える人を、冷静に選ぶということです。

箴言13章のメッセージは何ですか

この章は二つの道を対比します。戒めに耳を傾け、口を守り、知恵ある者と交わる知恵ある者の道と、教訓を軽んじる愚かな者の道です。その結果は、富、人間関係、家庭、そしてのこされる嗣業にまで及びます。

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