聖書 — 口語訳 (1955)
詩篇 13
概要
詩篇13篇は、六節からなるダビデの嘆きの詩です。四度「いつまで」と問いかけます。神に忘れられ、思い煩いに押しつぶされ、敵におびやかされていると感じているのです。やがて祈りの調子が変わり、神に目を向けて答えてくださいと願い、信頼と賛美で結ばれます。長引く試練の中での、正直な祈りの手本です。
この章の3つの区分
1主よ、いつまでなのですか。とこしえにわたしをお忘れになるのですか。いつまで、み顔をわたしに隠されるのですか。
2いつまで、わたしは魂に痛みを負い、ひねもす心に 悲しみをいだかなければならないのですか。いつまで敵はわたしの上にあがめられるのですか。
3わが神、主よ、みそなわして、わたしに答え、わたしの目を明らかにしてください。さもないと、わたしは死の眠りに陥り、
4わたしの敵は「わたしは敵に勝った」と言い、わたしのあだは、わたしの動かされることによって 喜ぶでしょう。
5しかしわたしはあなたのいつくしみに信頼し、わたしの心はあなたの救を喜びます。
6主は豊かにわたしをあしらわれたゆえ、わたしは主にむかって歌います。
鍵となる聖句
主よ、いつまでなのですか。とこしえにわたしをお忘れになるのですか。いつまで、み顔をわたしに隠されるのですか。 いつまで、わたしは魂に痛みを負い、ひねもす心に 悲しみをいだかなければならないのですか。いつまで敵はわたしの上にあがめられるのですか。
ダビデは感じたままを語ります。神が不在のように思えるのです。詩篇はこうした率直さを許しており、嘆きも神に向けられた祈りです。
わが神、主よ、みそなわして、わたしに答え、わたしの目を明らかにしてください。さもないと、わたしは死の眠りに陥り、
流れが変わります。「いつまで」から、主に答えを願う訴えへ。深い苦しみの中でも、ダビデは「わが神」と呼び続けます。
しかしわたしはあなたのいつくしみに信頼し、わたしの心はあなたの救を喜びます。
ここでは、目に見える答えより先に信頼が来ます。ダビデは、状況が変わる前に、神のいつくしみ、すなわち変わらぬ愛に身をゆだねることを選びます。
説教が語っていること
詩篇13篇についてよくある質問
詩篇13篇はどういう意味ですか
詩篇13篇は、神に忘れられたと感じる信仰者の祈りです。四度の「いつまで」で苦しみを訴え、神に答えを求め、そして神のいつくしみへの信頼を告白します。苦しみに正直でありながら、神への信頼を持ち続けられることを教えてくれます。
詩篇13篇は誰が書きましたか
表題はダビデの作としています。本文は状況を明らかにしていません。語られる敵は、ダビデの人生のさまざまな時期を思わせます。そのため、自分自身の試練をこの祈りに重ねることができます。
神が沈黙しておられるように思えるとき、詩篇13篇でどう祈ればよいですか
詩篇の三つの流れに従いましょう。まず、感じていることを率直に神に告げます。次に、顧みて答え、光を取りもどしてくださいと願います。最後に、何も変わっていなくても、神のいつくしみを思い起こし、すでに受けたものに感謝することを選びます。待っている間、毎日読み直してもよいでしょう。
詩篇 13を引用している記事
口語訳(1955年)— パブリックドメイン。