聖書の人物 ゼルバベル

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ゼルバベルはシェアルティエルの子で、バビロン捕囚から帰還したユダの総督です。祭司ヨシュアとともに祭壇を築き、エルサレムの神殿の礎を据えました。反対と民の疲れに直面すると、預言者ハガイとゼカリヤが働きの再開を励まします。神は、人の力ではなく御霊によって、彼の手が神殿を完成させると約束しました。

ゼルバベルという名前の意味

名前は一般に、捕囚の地バビロンでの誕生、あるいはバビロンの子孫という意味合いと結びつけて理解されます。聖書はこの名の意味を直接説明していませんが、シェアルティエルの子であることははっきり記しています(エズラ記3章2節)。

ゼルバベルの生涯

  1. 帰還と築き直された祭壇

    エズラ記3章1-6節

    第七の月、民はエルサレムに集まります。ヨツァダクの子ヨシュアとシェアルティエルの子ゼルバベルは、仲間とともにイスラエルの神の祭壇を築き直します。周囲の民を恐れながらも、モーセの律法に従って朝夕の全焼のいけにえをささげました。

  2. 神殿の礎

    エズラ記3章7-13節

    石切り工や大工が集められ、レバノンから杉材も運ばれます。神殿の礎が据えられると、祭司とレビ人は主を賛美し、民は喜びの声を上げます。一方、最初の神殿を見た年配の者たちは、大声で泣きました。

  3. 預言者とともに再開された働き

    エズラ記5章1-2節

    工事は一時止まっていました。そこで預言者ハガイとゼカリヤが、ユダとエルサレムのユダヤ人に向けて、イスラエルの神の名によって預言します。ゼルバベルとヨシュアは立ち上がり、預言者たちに支えられて神の家の再建を再び始めました。

  4. 強くあれ、働け

    ハガイ書2章1-9節

    主のことばがユダの総督ゼルバベルに臨みます。最初の神殿を見た者の目には、この家は無に等しく映ります。神は、強くあれ、働けと励まし、わたしがあなたがたとともにいると告げ、この新しい家の栄光は先のものよりも大きくなると約束されます。

  5. 力によらず、御霊によって

    ゼカリヤ書4章6-10節

    金の燭台と二本のオリーブの木の幻の中で、神はゼルバベルに語ります。成し遂げるのは人の力ではなく、神の御霊によるのです。大きな山は平地となり、ゼルバベルの手が据えた礎を、彼の手が完成させます。小さな日の始まりを軽んじてはなりません。

ゼルバベルから学ぶこと

  • 神は歩みを緩めてしまった人を再び立ち上がらせ、放置された働きをもう一度動かすことができます。
  • ささやかな始まりに落胆しても、それは物語の終わりではありません。神は小さな初めを軽んじないよう私たちを招きます。
  • 神のための私たちの計画は、自分の能力や力ではなく、神の御霊によって前進します。
  • 神は一人ひとりを、仲間とともに自分の家を建て直すよう招きます。総督も祭司も預言者も民も、力を合わせて働きました。
  • 神は、働きに取りかかる者に、わたしがあなたがたとともにいるという約束で、ご自身の臨在を約束されます。

鍵となる聖句

ゼカリヤ書4章6節

神はゼルバベルに、成し遂げるのは力や権力ではなく、神の御霊によるのだと語ります。神の働きはまず神の臨在にかかっており、私たちの手段にはよらないことを教える節です。

ゼカリヤ書4章9-10節

ゼルバベルの手が家の礎を据え、その手がそれを完成させます。神は、小さな日の始まりを軽んじないよう招きます。始められたことを神は忠実に守られるからです。

ハガイ書2章4-5節

神はゼルバベル、ヨシュア、そして民全体に、強くあって働くよう呼びかけます。ご自身の契約と、彼らの間にとどまる御霊を思い起こさせ、恐れるなと語ります。

ゼルバベルについての説教

よくある質問

聖書のゼルバベルとはどんな人ですか。

シェアルティエルの子ゼルバベルは、バビロンからの帰還後のユダの総督です。祭司ヨシュアとともに祭壇を築き、神殿の礎を据え、預言者ハガイとゼカリヤに励まされて働きを続けました。

ゼルバベルという名前にはどんな意味がありますか。

名前は一般に、捕囚の地バビロンでの誕生という意味合いと結びつけて理解されます。聖書はこの名の意味を直接説明しませんが、シェアルティエルの子であることははっきり示しています。

ゼルバベルの物語は聖書のどこにありますか。

主にエズラ記(3章と5章)、ハガイ書(2章)、ゼカリヤ書(4章)にあります。マタイの福音書1章にあるイエスの系図にも、その名が出てきます。

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