要約
ダニエルは、紀元前6世紀の初めごろ、ほかのユダの人々とともにバビロンへ連れて行かれた若いヘブル人です。宮廷に仕えるよう選ばれながら、身を汚すことを拒んで神に忠実であり続けました。神は王たちの夢を解き明かす力を与えられ、彼は複数の治世を生き抜き、祈りを欠かさず、獅子の穴からも守られました。書には預言的な幻と告白の祈りも記されています。
ダニエルという名前の意味
名前は「神は私のさばき主」という表現と結びつけられるのが一般的です。バビロンで宦官の長は彼にベルテシャツァルという名を付けますが(ダニエル書1章7節)、書はダニエルと呼び続けています。
ダニエルの生涯
バビロン宮廷での忠実
ダニエル書1章1-21節バビロンに連れて行かれたダニエルは、王に仕えるよう選ばれます。王の食べ物で身を汚すまいと心に定めます。宦官の長は十日間の試みを受け入れ、ダニエルと仲間たちは健やかに見えました。神は彼らに知識と知恵を与え、ダニエルは幻を理解します。
ネブカドネツァルの夢
ダニエル書2章1-49節ネブカドネツァルが夢を見ますが、知者は誰も解き明かせません。ダニエルは仲間と祈り、神が秘密を示されます。彼は知恵が神から来ると認め、像を説明し、神が立てる決して滅びない王国を告げます。王は彼を高い地位に就けました。
獅子の穴
ダニエル書6章1-29節ダリヨス王の下で、敵対者たちはあらゆる祈りを禁じる法令を取りつけます。ダニエルは窓をエルサレムに向けて開け、一日三度祈り続けます。彼は獅子の穴に投げ込まれますが、神が御使いを送って獅子の口を閉ざされました。ダリヨスは生ける神をたたえます。
告白の祈り
ダニエル書9章1-23節ダニエルは書物から、エルサレムの荒廃が七十年続くことを悟ります。祈りと断食と告白をもって神に向かい、民の罪を自分のものとして告白します。祈りのさなか、御使いガブリエルが来て、答えと悟りをもたらしました。
ダニエルから学ぶこと
- 初めから忠実の選択をすることは、たとえ人目に立たなくても、大きな試練に耐える備えになります。
- 知恵は神から来ます。ダニエルは自分の功績とせず、すべての栄光を神に帰しました。
- 規則正しい祈りは、脅されても忠実を支えます。
- 真実な告白と神の約束を待つ心は共にあります。ダニエル書9章の祈りのとおりです。
鍵となる聖句
ダニエルは王の食べ物で身を汚すまいと心に定めます。この内面の決断が、バビロンの宮廷でのその後の生涯すべてに先立っています。
王の法令にもかかわらず、ダニエルは家に帰り、窓をエルサレムに向けて開け、以前からしていたとおり一日三度、神に祈りました。
ダニエルは主なる神に顔を向け、祈りと願いと断食、荒布と灰をもって神を求めました。神を求める姿の模範です。
ダニエルについての説教
よくある質問
なぜ神はダニエルを選ばれたのですか。
聖書は、神がダニエルを選んだ理由を述べていません。連れて行かれた若者が忠実であり続けようと心に定める姿を示します。神は彼に知識と知恵と幻を悟る力を与え、複数の治世を通して守られました。
ダニエルという名前にはどんな意味がありますか。
名前はヘブル語の「神は私のさばき主」という表現と結びつけられるのが一般的です。バビロンではベルテシャツァルと呼ばれますが、書はヘブル語の名前を保っています。聖書はこの意味を説明していません。
ダニエルの物語は聖書のどこにありますか。
ダニエル書にあり、1〜6章は宮廷での記事、7〜12章は幻を記します。イエスはマタイの福音書24章15節で、この書に言及しています。