ダニエル書6章:ダニエルの神はあなたの神でもあります

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はじめに

このメッセージは、純福音東京教会の特別早天祈祷会「ダニエル」の最終日、21日間の祈りの締めくくりに語られたものです。牧師はまず、この21日間を導いてくださった聖霊に感謝し、一人ひとりが答えを受けるまで、退くことなく祈り続ける力を受けるようにと祈ります。

本文はダニエル書6章、獅子の穴に投げ込まれたダニエルのよく知られた物語です。牧師は物語を一節ずつたどり、ダニエルの忠実な祈り、ダリヨス王の驚くべき告白、そして神の救い出しに目を留めます。牧師の確信は一言に尽きます。「ダニエルの神は、私たちの神です。」

メッセージはローマ人への手紙8章で結ばれます。何ものも私たちを神の愛から引き離すことはできません。閉会の祈りによれば、この朝のみことばの題は「神の愛」でした。

メッセージの流れ

1. ねたみの中にあっても忠実だった人

  • ダニエルは、バビロンの王ネブカデネザルの厚い信任を受けました。やがてメディア人とペルシア人がバビロンを征服すると、ダリヨス王の信任も受けました。
  • 牧師は、このときダニエルが90歳を超えていたことを思い起こさせます。王国は120人の総督に分けられ、その上に3人の大臣が置かれていました。捕囚の身であったダニエルは、その3人のうちの一人に選ばれたのです。
  • ペルシア人にとって、外国人がその地位にいること自体が大きなねたみと不満のもとでした。しかも王は、ダニエルを全国の上に立てようとまで考えていました。
  • こうした空気の中で、今日の本文が始まります。

2. ダニエルを陥れるための禁令

  • 大臣たちと総督たちは、王に禁令を求めます。30日の間、王以外の神や人に願い事をする者はだれでも、獅子の穴に投げ込まれるというものです(ダニエル書6章7節)。
  • 当時、王が定めて印を押した法令は、王自身でさえ取り消すことが難しいものでした。牧師は、この命令が持っていた絶大な力を強調します。
  • 王は内容をよく考えもせず、喜んで署名します。実際には、これは陰謀でした。企てた者たちは、どんな状況でもダニエルが自分の神を礼拝することを知っていたのです。

3. 窓を開け放し、いつものように祈る

  • ダニエルは、この禁令が自分を陥れる罠だと知っています。それでも彼は家に帰ります。10節にはこうあります。「ダニエルは、その文書に署名されたことを知ったが、家に帰った。その部屋の窓はエルサレムに向かってあけてあった。彼は以前から行っていたように、日に三度ひざまずいて、その神の前に祈り、かつ感謝した。」
  • 「彼の状況は、とても感謝できるような状況ではありませんでした。それでも彼は、いつものように神の前にひざをかがめて祈ったのです。」
  • 「人間的に考えれば、窓を開ける必要はなかったと思うでしょう。」しかしダニエルは何も変えず、主に祈りをささげ続けました。
  • 王は、罠にかけられたことに気づきますが、もう遅すぎました。禁令にはすでに印が押されています。決定を取り消すことはできたかもしれませんが、そうすれば今後のすべての決定と命令の権威が損なわれてしまいます。

4. 外国の王の告白

  • 告発者たちは、ダニエルを獅子の穴に投げ込ませることに成功します。しかし牧師は、ダリヨスの中に驚くべきことが起こったと語ります。このペルシアの王には、ユダヤ人の伝統も信仰もありませんでした。それでもダニエルを通して神を知り、神を告白するようになったのです。
  • 16節で、王はダニエルに言います。「あなたがつねにあがめるあなたの神があなたを救われるように。」牧師は強調します。「これはダニエルの言葉ではありません。ダリヨスの告白です。私たちはこのことに気づくべきです。」
  • 70年の捕囚の間に、バビロンの王ネブカデネザルは神を認めるようになりました。そして今、メディアとペルシアの王ダリヨスもまた、神を認める恵みを受けています。
  • 牧師は、教会の人々の周りで、多くの人が神を信じるようになるようにと祈ります。

5. 眠れない夜と、穴の底からの声

  • ダニエルは穴に投げ込まれ、入口は石でふさがれます。王は断食して夜を過ごし(ダニエル書6章18節)、牧師によれば酒にも手をつけず、ダニエルが無事であることを願います。「私の祈りは、信じない人にも大きな影響を与えることができます。」
  • 王は眠れません。不安の中、夜明けとともに穴へ急ぎます。90歳を超えた老人が獅子の中に投げ込まれたのです。人間的に見れば、助かる見込みはありません。王は信仰と疑いの間で揺れながら穴へ向かいます。
  • 王は呼びかけます。「生ける神のしもべダニエルよ、あなたがつねにあがめるあなたの神は、あなたをししから救うことができましたか」(ダニエル書6章20節)。
  • すると、穴の底から声が答えます。「王よ、とこしえに生きられますように」(ダニエル書6章21節)。何事もなかったかのように、ダニエルは王に対して払うべき敬意をそのまま保っています。

6. ダニエルの神は私たちの神

  • ダニエルは語ります。「わたしの神はその使をつかわして、ししの口を閉ざされたので、ししはわたしを害しませんでした。それはわたしに罪のないことが神の前に認められたからです。王よ、わたしはあなたにも何も悪い事をしませんでした」(ダニエル書6章22節)。
  • 牧師は、ダニエルが王に助けを懇願しなかったことを指摘します。彼はあるがままの法に従い、一瞬も疑うことなく穴に入ったのです。
  • 「ダニエルの神は、私たちの神です。ダニエルが祈った神、彼が寄りかかった神は、私たちの神です。」
  • 牧師は詩篇91篇を引用します。「主はあなたのために、み使たちに命じて、すべての道であなたを守らせ、彼らはその手であなたをささえ、あなたの足が石に当たらないようにする。」牧師によれば、これはダニエルの神を信じながらも、なお疑いを抱いていたこの王に向けられた言葉です。
  • 王は喜びにあふれてダニエルを穴から出させます。ダニエルの身には何の傷も見つかりません。「その神を信頼したため」でした(ダニエル書6章23節)。ダニエルを訴えた者たちは、今度は家族とともに穴に投げ込まれます。

7. 揺るがない信仰を通して神を見る

  • ダリヨスは布告を出します。全国の人々がダニエルの神の前におののき恐れるように。「彼は生ける神であって、永遠に変ることがなく、その国は滅びることがなく、……彼は救い、かつ助け」(ダニエル書6章26-27節)。王の喜びがこれらの言葉からうかがえます。
  • 「王は神を一度も見たことがありませんでしたが、ダニエルを通して神を見ました。」同じように、迫害や悪に直面しても揺るがない信仰があれば、周りの人々は私たちを通して神を見ることができます。
  • 牧師はパウロの言葉を取り上げます。「四方から患難を受けても窮しない。途方に暮れても行き詰まらない。迫害に会っても見捨てられない。倒されても滅びない」(コリント人への第二の手紙4章8-9節)。この信仰は、私たちにも与えられています。
  • 牧師は祈ります。「ダニエルを獅子の穴から救い出された神が、あなたがたをも救い出してくださいますように。」そして、答えを受けるまで、落胆せず、疲れ果てず、祈り続けるようにと、一人ひとりに勧めます。
  • ローマ人への手紙8章31-35節で締めくくります。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょうか。ご自分の御子さえ惜しまず与えてくださった方が、御子とともにすべてのものを私たちに賜らないはずがあるでしょうか。どんな患難や苦しみがあっても、キリストにおいて示された神の愛から私たちを引き離すことのできるものはありません。

心に留めたいこと

  • ダニエルは、祈ることが危険になってからも、以前と同じように祈りました。彼の忠実さは、状況に左右されませんでした。
  • 外国の王が、ダニエルの神を告白しました。神は、忍耐をもって神に仕える人の生き方を通して、ご自身を人々に知らせてくださいます。
  • あなたの祈りは、まだ信じていない人にさえ影響を与えます。
  • 獅子の口を閉ざされた神は、私たちの神です。今も救い出すことができます。
  • 何ものも、キリストにある神の愛からあなたを引き離すことはできません。だからこそ、答えを受けるまで祈り続けることができます。

自分に当てはめてみましょう

  1. あなたの祈りの生活は状況によって変わりますか。それとも、プレッシャーが強まっても「以前と同じように」祈り続けていますか。
  2. どんな場面で、窓を閉めたくなりますか。つまり、面倒を避けるために信仰を隠したくなりますか。
  3. あなたの周りの人のうち、だれが、あなたの試練の通り方を通して神を見るかもしれませんか。
  4. 答えを受ける前に祈るのをやめてしまった願いはありますか。今日、もう一度祈り始める備えはできていますか。
  5. 今あなたはどんな「獅子の穴」を通っていますか。何ものも神の愛から引き離すことはできないという確信は、あなたに何を変えますか。

引用された聖書箇所

よくある質問

禁令があったのに、なぜダニエルは窓を開けて祈ったのですか。

ダニエルは、この禁令が自分を陥れる罠だと知っていました。人間的に見れば、窓を開ける必要は少しもありませんでした。それでも彼は、以前と同じように、日に三度ひざまずいて神の前に祈り、感謝し続けました(ダニエル書6章10節)。彼の祈りは、状況に左右されなかったのです。

ダニエル書6章で「あなたがつねにあがめるあなたの神があなたを救われるように」と言ったのはだれですか。

ダニエルではなく、ダリヨス王です(ダニエル書6章16節)。牧師は、イスラエルの信仰とは無縁だったペルシアの王が、ダニエルの神を告白するに至ったことを強調します。王は神を一度も見たことがありませんでしたが、ダニエルの生き方を通して神を見たのです。

このメッセージで、ダニエル書6章とローマ人への手紙8章にはどんなつながりがありますか。

ローマ人への手紙8章31-35節で結ばれます。ダニエルを獅子の穴から救い出された神は、患難も苦しみも迫害も、キリストの愛から私たちを引き離すことはできないと約束される、同じ神です。だからこそ、答えを受けるまで祈り続けることができます。

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