聖書の人物 ヨナ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

ヨナはアミッタイの子で、神にニネベへ行くよう命じられた預言者です。彼はタルシシへ逃げますが、嵐が起こり、海に投げ込まれて大きな魚にのまれます。三日後、ヨナは祈り、従ってニネベの滅亡を告げます。ニネベは悔い改め、神は災いを下されません。ヨナはその憐れみに怒り、神は唐胡麻の教訓で答えます。不完全な預言者と、あわれみに富む神として記憶されています。

ヨナという名前の意味

ヨナという名はヘブル語のヨナにあたり、「鳩」を意味します。聖書はこの名の説明をしていません。ただ、ヨナがアミッタイの子であることを記し(ヨナ書1章1節)、列王紀下14章25節にも同じ名の預言者が登場します。

ヨナの生涯

  1. 神の命令と逃亡

    ヨナ書1章1-3節

    主の言葉がヨナに臨みます。立って大いなる町ニネベへ行き、その悪が神の前に上ってきたので呼ばわれと命じられます。しかしヨナは主の前を離れ、タルシシへ逃げようとします。ヤッファに下り、舟を見つけ、船賃を払って乗り込みました。

  2. 嵐と大きな魚

    ヨナ書1章4-17節

    主が海に大風を送り、船員たちは恐れますが、ヨナは船底で眠っています。くじがヨナに当たります。船員たちが彼を海に投げ込むと、海は静まり、彼らは主を恐れます。主は大きな魚を備えてヨナをのませ、ヨナは三日三夜その腹の中にいました。

  3. 深みからの祈り

    ヨナ書2章1-10節

    ヨナは魚の腹の中から神、主に祈ります。苦しみと、自分を取り巻いた水を語り、叫んだとき神が声を聞かれたと述べます。神が自分を穴から生きて引き上げたと言い、いけにえをささげると誓います。主は魚に命じ、ヨナを陸地へ吐き出させます。

  4. ニネベの悔い改め

    ヨナ書3章1-10節

    主の言葉が再びヨナに臨み、ヨナは立って非常に大きな町ニネベへ行き、「四十日を経たらニネベは滅びる」と呼ばわります。人々は神を信じ、断食し、大きな者から小さな者まで荒布を着ます。王も同じようにします。神はその悪い道を離れたのを見て、災いをやめられました。

  5. ヨナの怒りと唐胡麻

    ヨナ書4章1-11節

    ヨナはこれを非常に不快に思って怒ります。神があわれみ深いと知っていたから逃げたのだと認めます。神は唐胡麻を生えさせて日陰にし、虫がそれを枯らすと、ヨナは死を願います。神は怒るのは正しいかと問い、唐胡麻と十二万人以上のいるニネベへのあわれみを比べて問いかけます。

ヨナから学ぶこと

  • 神の召しから逃げても、神から離れることはできません。ヨナは舟に乗っても主の前を去れませんでした。
  • 神は不完全な僕を用いられます。ヨナは最終的に従い、その宣教は町全体に届きました。
  • 聖書の神は、赦しに値しないと思われる人々を含め、すべての民にあわれみ深い方です。
  • 神は深みの底からの祈りも聞かれ、真実な悔い改めはあわれみの扉を開きます。
  • 怒りは私たちの好みを明らかにすることがあります。神は忍耐をもって、問いかけによってヨナを正されました。

鍵となる聖句

ヨナ書1章17節

「ヨナは三日三夜その魚の腹の中にいた」。イエスはこのしるしを、ご自身の墓にいることに重ねて語られます(マタイによる福音書12章40節)。

ヨナ書2章2節

「わたしは悩みのうちから主に呼ばわると、主はわたしに答えられた」。ヨナは深みから神に向かいます。不従順が苦難を招いたときも、真実な祈りは聞かれます。

ヨナ書3章10節

神はニネベの人々が悪い道を離れたのを見て、下そうと言われた災いをやめられました。神があわれみ深いので、悔い改めは出来事の流れを変えます。

ヨナについての説教

よくある質問

なぜヨナはニネベから逃げたのですか。

ヨナ書4章2節に理由が記されています。ヨナは神があわれみ深く怒るのに遅いと知っていて、町が赦されるのを望みませんでした。そのため、赦しにつながるかもしれない警告を告げず、ニネベと反対のタルシシへ逃げようとしたのです。

ヨナという名前の意味は何ですか。

ヨナはヘブル語のヨナにあたり、「鳩」を意味します。聖書はこの名の説明をしていません。ヨナがアミッタイの子であることだけを記し(ヨナ書1章1節)、列王紀下14章25節にも、ヤラベアム二世の時代の同名の預言者が出てきます。

ヨナの物語は聖書のどこにありますか。

短い四つの章からなるヨナ書全体にあります。1章に逃亡と嵐、2章に祈り、3章にニネベ、4章に唐胡麻が語られます。イエスはマタイによる福音書12章39-41節で、これをヨナのしるしとして語られました。

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