聖書の人物 ナボテ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

エズレル人ナボテは、イスラエルの王アハブの宮殿のそばにぶどう畑を持っていました。王は買い取ろうとしますが、父祖の相続地だからとナボテは断ります。イゼベルは偽りの裁判を仕組み、二人の偽証人がナボテを神と王をのろったと訴え、彼は石で打たれました。アハブは畑を取りますが、エリヤが主の宣告を携えて彼を迎えます。後にエフーが、ナボテの血についての神の言葉を思い出して、王ヨラムの死体をナボテの畑に投げ捨てさせます。

ナボテという名前の意味

ナボテの名の意味は定かでなく、果実や新芽を思わせる語根に結びつけられることもありますが、確実ではありません。聖書は説明せず、彼をいつも「エズレル人ナボテ」、ぶどう畑とアハブの宮殿があった町の名で呼びます。

ナボテの生涯

  1. 宮殿のそばのぶどう畑

    列王記上21章1-3節

    アハブはナボテのぶどう畑を野菜畑にしたいと思い、もっと良いぶどう畑か代金を提案します。ナボテは、先祖からの相続地をあなたに譲ることは主が許されませんと答えました。彼の拒否は気まぐれではなく、神の律法は各家族を受け継いだ土地に結びつけていたのです。

  2. 王はふてくされ、王妃が動く

    列王記上21章4-10節

    アハブは不機嫌で腹を立てて帰り、寝床に横たわって食事もしません。イゼベルが事を引き受けました。王の名で手紙を書いて王の印を押し、断食を布告し、二人の偽証人に神と王をのろったと言わせ、続けて石打ちを命じました。

  3. 仕組まれた裁判と石打ち

    列王記上21章11-16節

    エズレルの長老たちは従いました。ナボテは民の前に座らされ、二人の男に訴えられ、町の外に引き出されて石で打たれます。死の知らせを受けたイゼベルは、アハブに畑を取るよう言い、王は下って行って奪いました。不正は気づかれずに済むはずに見えました。

  4. ぶどう畑のエリヤ

    列王記上21章17-24節

    主はエリヤをナボテのぶどう畑にいるアハブのもとに遣わされます。あなたは人を殺し、そのうえ奪い取ったのではないかと、言葉は直接的です。犬がナボテの血をなめたその場所で、犬があなたの血もなめるとも告げます。アハブの家は一掃され、イゼベルは犬に食われます。

  5. ナボテの血が報いられる

    列王記下9章21-26節

    アハブの子ヨラムは、エズレル人ナボテの畑でエフーに出会います。エフーは彼を矢で射殺し、その死体をこの畑に投げ捨てさせて、かつて聞いた宣告を思い起こします。昨日、ナボテの血とその子らの血を見たと主は言われる、と。神は何も忘れておられませんでした。

ナボテから学ぶこと

  • 神が委ねられたものを譲らないことは高くつくかもしれませんが、神はそれを心に留められます。
  • 権力者の貪欲は、不正を実行する手をいつも見つけます。そのような手の一つにならないでください。
  • エズレルの長老たちの沈黙は、従うだけでも犯罪に加わりうることを示しています。
  • 神は罪のない者の血を見て、定めの時に報いられます。遅れた正義は、忘れられた正義ではありません。
  • イエスも偽りの証言で有罪とされました。あなたが受ける不正をイエスは知っておられ、それに答えを出されます。

鍵となる聖句

列王記上21章3節

ナボテの拒否です。先祖の相続地をあなたに譲ることは、主が許されません。彼の神への忠実さは、王の好意よりも優先されました。

列王記上21章19節

エリヤの宣告です。アハブは人殺しで奪い取った者であり、犬がナボテの血をなめた場所でアハブの血もなめます。神は罪を名指しされます。

列王記上21章20節

あなたは主の目に悪であることを行うために身を売ったので、見つけた。ぶどう畑を得たと思った王は、神に追いつかれます。

列王記下9章26節

何年も後、エフーはナボテとその子らの血についての神の言葉を思い出させ、ヨラムの死体はその畑に投げ捨てられます。正義は来るのです。

ナボテについての説教

よくある質問

なぜナボテは王にぶどう畑を売らなかったのですか。

ナボテは列王記上21章3節で、先祖の相続地をあなたに譲ることは主が許されませんと答えます。イスラエル人にとって、割り当てられた土地は家族に結びついた神の賜物で、永久に売ってはなりませんでした。彼の拒否は、単なる金銭の問題ではなく、主への忠実の行為でした。

ナボテという名前にはどんな意味がありますか。

ナボテの名の意味は確かではありません。果実や新芽を思わせる語根に結びつけられることもあり、ぶどう畑の持ち主には合いますが、あくまで仮説です。聖書は名を説明せず、彼を町エズレルと、アハブの宮殿の隣にあったぶどう畑で示します。

ナボテの物語は聖書のどこにありますか。

ぶどう畑の一件は列王記上21章1-29節にあり、ナボテの拒否、イゼベルの陰謀、石打ち、アハブへのエリヤの宣告が記されます。列王記下9章21-26節は、エフーがアハブの子ヨラムを殺し、その死体をナボテの畑に投げ捨てさせるときに、彼の血を思い起こさせます。

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