要約
ロトはアブラハムの甥で、カナンまで伯父とともに旅をした人物です。家畜が増えて同居できなくなると、ヨルダンの低地を選び、ソドムの近くに天幕を張ります。戦争で捕らわれたときはアブラムに救い出され、ソドムが滅びるときは、主が彼を惜しまれたので助け出されました。私たちの選択の結果と、神のあわれみが示されています。
ロトという名前の意味
ロトの名の意味ははっきりしません。おおいや包みを思わせる言葉と結びつける説もありますが、確実ではなく、聖書は説明していません。聖書が示すのは、彼がアブラハムの甥で、伯父とともに旅をしたということです。
ロトの生涯
アブラムとの別れ
創世記13章1-13節アブラムとロトは持ち物が多くなり、土地が足りなくなって、牧者たちが争います。アブラムは別れることを提案し、ロトに先に選ばせます。ロトは目を上げて、よく潤ったヨルダンの低地全体を見て、そこを選び、ソドムまで天幕を移しました。
捕らわれ、そして救出
創世記14章1-16節王たちの連合軍が、ソドムとゴモラの王たちと戦います。ソドムに住んでいたロトは、財産とともに連れ去られます。これを聞いたアブラムは三百十八人の僕を率いて追撃し、夜に敵を破ります。ロトと財産、女たちと民を連れ戻しました。
ソドムの訪問者
創世記19章1-11節二人の御使いがソドムに来ます。ロトは彼らを家に迎えて食事を出します。町の人々は、若者から老人まで家を取り囲み、客を出すよう要求します。ロトは出て行って悪いことをしないよう願いますが、群衆は激しく迫り、客たちはロトを家に引き入れて戸を守りました。
滅びからの救い
創世記19章12-29節御使いたちは、主がこの町を滅ぼすと告げます。ロトは婿たちに警告しますが、冗談だと思われます。ロトがためらっていると、御使いたちは、主が彼を惜しまれたので、ロトと妻と二人の娘の手を取って連れ出します。ロトはツォアルに逃れることを願います。神は低地の町々を滅ぼされたとき、アブラハムを覚えておられました。
山での暮らし
創世記19章30-38節ロトはツォアルにとどまるのを恐れて出て行き、二人の娘と山の洞穴に住みます。娘たちは子孫が絶えることを恐れ、本文はそこから生じた痛ましい出来事を語ります。この記録は、救われながらも、ソドムで過ごした年月の跡を残した人の姿を示します。
ロトから学ぶこと
- 神に尋ねずに目に良く見えるものを選ぶと、思っていた以上に遠くへ連れて行かれることがあります。
- 私たちが選ぶ場所や交友関係は、やがて家族にも跡を残します。
- 神は恵みによって救われます。ロトが助けられたのは、彼の功績ではなく、アブラハムを覚えておられたからです。
- 神が警告されるとき、ためらわず、振り返らずに急いで従うべきです。
- 信じる者も救われながら、自分の選択の苦い結果を負うことがあります。
鍵となる聖句
よくある質問
ロトとは聖書でどんな人物ですか。
ロトはアブラハムの甥で、カナンまで同行しました。ヨルダンの低地を選んでソドムに住み、町が滅ぼされる前に御使いたちによって救い出されます。娘たちを通して、モアブとアンモンの先祖の父ともなりました。
ロトという名前にはどんな意味がありますか。
ロトの名の意味ははっきりせず、おおいや包みを思わせる言葉と結びつけられることもありますが、仮説にすぎません。聖書は名の説明をせず、ロトを何よりアブラハムの甥、伯父とともに出発した人として紹介します。
ロトの物語は聖書のどこにありますか。
ロトの物語は創世記にあります。アブラムとの別れは13章、捕らわれと救出は14章、ソドムの滅びと逃れは19章に記されています。