聖書の人物 エフライムとマナセ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

エフライムとマナセは、ヨセフがエジプトで、オンの祭司ポティ・フェラの娘アセナテとの間にもうけた二人の子で、七年の飢饉の前に生まれました。マナセが兄、エフライムが弟です。ヤコブは晩年、二人を自分の子として養子にして祝福し、わざと右手を弟エフライムの上に置きました。二人はイスラエルの二つの部族となります。神は苦しみの中で慰め、悩みの地で実りを与え、生まれの順ではなく恵みによって祝福されることが心に残ります。

エフライムとマナセという名前の意味

聖書自身がこの二つの名を説明しています。ヨセフは長男をマナセと名づけ、神が自分のすべての苦労と父の家のすべてを忘れさせてくださったからと言いました。次男はエフライムと名づけ、神が悩みの地で自分を実り多い者にしてくださったからと言いました(創世記41章51-52節)。

エフライムとマナセの生涯

  1. エジプトで生まれた二人の子

    創世記41章50-52節

    飢饉の年が来る前に、オンの祭司ポティ・フェラの娘アセナテが、ヨセフに二人の男の子を産みました。長男は、神が苦労と父の家を忘れさせてくださったので、マナセと名づけられます。次男は、悩みの地で神が実り多い者にしてくださったので、エフライムと名づけられました。二つの名は神の真実を物語っています。

  2. ヤコブの養子に

    創世記48章1-7節

    ヤコブが病気になると、ヨセフは二人の息子を連れて見舞います。ヤコブは、全能の神がルズで与えてくださった約束を思い起こします。そして、エフライムとマナセはルベンとシメオンのように自分のものになると宣言しました。こうしてヨセフの二人の子はヤコブの子に数えられ、その後に生まれる子は彼らの名で相続します。

  3. 交差した手

    創世記48章8-14節

    目がかすんだヤコブは二人の少年に口づけします。ヨセフは長男マナセをヤコブの右手側、エフライムを左手側に立たせます。しかしヤコブは右手を年下のエフライムの頭に、左手をマナセの頭に置きました。本文は、彼がわざとそうしたことを明記しています。

  4. ヤコブの祝福

    創世記48章15-20節

    ヤコブは、アブラハムとイサクの神、生涯自分を導いた神を呼び求めてヨセフを祝福します。ヨセフは右手をマナセに移そうとしますが、ヤコブは拒みます。マナセも大きくなるが、弟はさらに大きくなると言い、エフライムをマナセの先に置き、イスラエル全体のための祝福の言葉を与えました。

  5. 数多くの子孫

    創世記50章22-23節

    ヨセフは百十歳まで生きました。エフライムの子らを三代目まで見、マナセの子マキルの子らもヨセフのひざの上に生まれました。ヤコブの言葉が彼の目の前で成就し始め、エジプトで生まれた二人の子はイスラエルの二つの部族の源となります。

エフライムとマナセから学ぶこと

  • 神は私たちの悲しみを忘れさせ、苦しんだまさにその場所で実りを与えることができます。
  • 神の恵みは人間の順序に従うとは限らず、しばしば小さい者や弟を選ばれます。
  • 次の世代を祝福することは信仰の行いであり、私たちの歴史における神の真実を思い起こさせます。
  • 神が先祖のためにしてくださったことを、私たちの子どもたちの人生でも続けることができます。

鍵となる聖句

創世記41章51-52節

ヨセフは子らに、自分の人生における神のみわざを語る名を与えました。信仰者もまた、試練のただ中で受けた恵みに名前をつけることができます。

創世記48章15-16節

ヤコブは、自分を導き、あらゆる災いから救ってくださった神を思い起こして祝福します。祝福は、神が家族の中で既にされたことに基づきます。

創世記48章19節

ヤコブは手を交差させて間違えたのではありません。弟が兄より大きくなると告げ、神が祝福を自由に与えられることを示しています。

ヘブル人への手紙11章21節

ヘブル人への手紙は、ヨセフの子らへの祝福を信仰の行いの一つに数えます。死に臨むヤコブは、神が子孫に約束された未来を見つめていました。

エフライムとマナセについての説教

よくある質問

ヤコブはなぜマナセよりエフライムを先に祝福したのですか。

ヤコブは意図して手を交差させ、右手を弟の上に置きました。ヨセフが直そうとすると、マナセも大きくなるが弟はさらに大きくなると答えています(創世記48章14-19節)。聖書はこの選びを預言的な言葉として示し、ほかの説明はしていません。

エフライムとマナセの名前はどういう意味ですか。

聖書自身が意味を示しています。マナセは「忘れさせる」に結びつき、神がヨセフにすべての苦労を忘れさせたことを表します。エフライムは「実り」に結びつき、神が悩みの地で彼を実り多い者にされたことを表します(創世記41章51-52節)。

エフライムとマナセの物語は聖書のどこにありますか。

二人の誕生は創世記41章50-52節に記されています。ヤコブによる養子縁組と祝福は創世記48章にあります。創世記50章23節は子孫に触れ、ヘブル人への手紙11章21節は彼らを祝福したヤコブの信仰を伝えます。二人の部族はその後イスラエルの歴史全体に登場します。

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