聖書の人物 セルギオ・パウロ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

セルギオ・パウロは、第一次宣教旅行でバルナバとサウロがパポスに着いたときのキプロスの地方総督です(使徒の働き13章6-12節)。ルカは彼を賢明な人と呼び、二人を招いて神のことばを聞きたいと願ったと記します。側近の魔術師エルマが信仰から遠ざけようとしますが、聖霊に満たされたパウロが彼を一時的な盲目に打ちます。総督は起こったことを見て、主の教えに驚いて信じました。聖書が信仰を記す、ローマの総督の最初の人です。

セルギオ・パウロという名前の意味

セルギオ・パウロはローマ人の名で、セルギウスは家名、パウルスはラテン語で「小さい」を意味する添え名です。聖書は意味を説明していません。ルカはこの同じ場面でサウロをパウロと呼び始めます(使徒の働き13章9節)が、本文は二つの名の関連を示していません。これは単なる観察であり、聖書の説明ではありません。

セルギオ・パウロの生涯

  1. 聖霊に遣わされてキプロスへ

    使徒の働き13章4-6節

    バルナバとサウロは聖霊に遣わされ、ヨハネ・マルコを助手として、キプロス島へ船出します。サラミスの会堂で神のことばを宣べ伝え、島を横断してパポスに着きます。そこで、総督の側にいたバルイエスというユダヤ人の魔術師で偽預言者に出会いました。宣教は初めて、ローマ行政の頂点に触れます。

  2. みことばを聞きたいと願う聡明な総督

    使徒の働き13章7節

    ルカはセルギオ・パウロを賢明な人と描きます。この総督はバルナバとサウロを招き、神のことばを聞きたいと願いました。巡回の説教者を政治的な好奇心から呼んだのではなく、神の語ることを聞きたかったのです。彼の知性は福音への疑いではなく、探求へと彼を向かわせました。

  3. エルマが信仰から遠ざけようとする

    使徒の働き13章8-11節

    魔術師エルマは反対し、総督を信仰から遠ざけようとします。サウロ、すなわちパウロは、聖霊に満たされて彼を見つめ、悪魔の子、すべての正義の敵と非難しました。主の御手があなたの上にあり、しばらく目が見えなくなると告げます。たちまち霧と闇が魔術師を襲い、彼は手を引いてくれる人を探し回りました。

  4. 総督は信じた

    使徒の働き13章12節

    総督は、起こったことを見て、主の教えに驚いて信じました。ルカは奇跡だけが彼を信じさせたとは書いていません。彼を打ったのは主の教えです。エルマへのさばきは、宣べ伝えられたことばを裏づけました。パウロ一行はそのあとパポスからパンフリヤへ向かい、キプロスには信仰を持った総督が残されました。

セルギオ・パウロから学ぶこと

  • 知性は信仰の妨げではありません。セルギオ・パウロは神のことばを聞きたいと願い、そして信じました。
  • 神を求める人の周りには、しばしば反対があります。あなたが証しする人が信仰から遠ざけられないよう祈りなさい。
  • 神は権力者にも小さな者にも触れられます。地位の高い人の前で自分を抑え込まないでください。
  • 総督を打ったのは奇跡だけではなく主の教えでした。みことばに養われなさい。それがあなたの信仰の土台です。

鍵となる聖句

使徒の働き13章7節

賢明な人とされるローマの総督が、神のことばを聞きたいと願ってバルナバとサウロを招きます。真理への渇きが福音への扉を開きます。

使徒の働き13章12節

総督は主の教えに驚いて信じます。見た奇跡はことばを裏づけましたが、彼の心に触れたのは教えでした。

使徒の働き13章9-10節

聖霊に満たされたパウロは、主のまっすぐな道を曲げようとする魔術師の正体を暴きます。福音の証人は、神を求める人を反対者に奪わせません。

セルギオ・パウロについての説教

よくある質問

セルギオ・パウロとは誰ですか。

パウロとバルナバの第一次宣教旅行で、キプロス島を治めていたローマの地方総督です(使徒の働き13章6-12節)。ルカは、神のことばを聞きたいと願う賢明な人と描いています。魔術師エルマの反対にもかかわらず、主の教えに驚いて信じました。聖書に出てくる、回心したローマの総督としては最初の人です。

セルギオ・パウロはなぜ信じたのですか。

本文は二つの点を挙げます。魔術師エルマがパウロのことばによって盲目になったのを見たこと、そして主の教えに驚いたことです(使徒の働き13章12節)。奇跡はことばを裏づけましたが、すでに神のことばを聞こうとしていた彼の心に届いたのは、イエスについての教えでした。

セルギオ・パウロは聖書のどこに出てきますか。

使徒の働き13章4-12節に一度だけ登場します。第一次宣教旅行のキプロス島での場面で、パポスを舞台に、バルナバ、パウロとなったサウロ、魔術師バルイエスことエルマ、そして最後に信じた総督が登場します。

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