聖書の人物 エパフラス

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

エパフラスはコロサイ出身のキリスト者で、パウロは彼を愛する同労の僕と呼びます(コロサイ人への手紙1章7節)。コロサイの人々は彼を通して福音を受け、彼がその信仰と愛をパウロに伝えました。パウロは、キリスト・イエスの僕である彼が、祈りの中でたえず戦い、ラオデキヤとヒエラポリスの人々のためにも心を砕いていると語ります(コロサイ4章12-13節)。ピレモンへの手紙では、パウロとともに囚われた者として挨拶を送っています(ピレモン23節)。目立たずに教会を神の前に担う僕の姿です。

エパフラスという名前の意味

エパフラスはエパフロディトの短縮形と考えられるのが一般的で、女神アフロディテに由来するギリシア語名で「魅力的な」「優雅な」を意味します。聖書は名前を説明していません。ピリピの教会から遣わされたエパフロディト(ピリピ2章25節)とは別人で、二つの名前は関連があっても混同してはいけません。

エパフラスの生涯

  1. エパフラスを通してコロサイに福音が届く

    コロサイ人への手紙1章3-7節

    パウロは、世界中で実を結ぶ福音のことばから生まれたコロサイの人々の信仰と愛を感謝します。彼らは、愛する同労の僕で、キリストの忠実な奉仕者であるエパフラスから学んで、それを受けたのです。この教会を創立したのはパウロではなく、教えたのはエパフラスでした。

  2. コロサイの愛を伝える使者

    コロサイ人への手紙1章8節

    エパフラスは囚われの身のパウロのもとまで旅をして、様子を知らせました。御霊によるコロサイの人々の愛を告げたのは彼です。その報告のおかげで、パウロは教会の信仰を知り、手紙の中で彼らを脅かす危険にも答えることができました。エパフラスは、使徒とリュコス川流域の信徒とをつなぐ人でした。

  3. 祈りの中での戦い

    コロサイ人への手紙4章12節

    結びのあいさつで、パウロは、あなたがたの仲間であるエパフラスが、キリスト・イエスの僕として、あなたがたが完全な者として神のみこころを確信して立つように、祈りの中でたえず戦っていると書きます。教会から離れていても彼は仕え続け、神の前で彼らのために闘いました。

  4. 三つの町への心づかい

    コロサイ人への手紙4章13節

    パウロは証言を加えます。エパフラスはあなたがたのために、またラオデキヤとヒエラポリスの人々のために、大いに心を砕いている、と。エパフラスの心はコロサイの城壁を越え、近隣の教会にまで及んでいました。パウロは、コロサイの人々がよく知るこの人が、祈りと兄弟への思いにどれほど身を尽くしているかを知ってほしかったのです。

  5. パウロとともに囚われた者

    ピレモンへの手紙23-24節

    パウロはコロサイ教会の一員ピレモンに手紙を書き、まずキリスト・イエスにあって自分とともに囚人となっているエパフラスの挨拶を伝え、続いてマルコ、アリスタルコ、デマス、ルカの挨拶を伝えます。エパフラスも何らかの形で使徒の囚われを分かち合っていました。福音への忠実さのゆえに、パウロのそばで代価を払うことも受け入れたのです。

エパフラスから学ぶこと

  • あなたの町に福音が届く通り道になれます。コロサイは、住民の一人を通して良い知らせを聞きました。
  • 他の人のための祈りは形式ではなく戦いです。兄弟姉妹が神のみこころの中で堅く立つよう、願い求めなさい。
  • 真の働きは目立つことではなく忠実さで測られます。エパフラスは何も書き残しませんでしたが、パウロは彼をキリストの忠実な僕と証しします。
  • 心を自分の教会の外にも広げなさい。エパフラスはラオデキヤとヒエラポリスのことも案じていました。

鍵となる聖句

コロサイ人への手紙1章7節

パウロはエパフラスを愛する同労の僕、キリストの忠実な奉仕者と紹介します。コロサイの人々は彼から福音の教えを受けました。

コロサイ人への手紙4章12節

エパフラスは、コロサイの人々が完全な者として神のみこころの中に堅く立つよう、祈りの中でたえず戦います。祈りは本当の戦いです。

ピレモンへの手紙23節

エパフラスはパウロとともに囚われた者と呼ばれます。福音への忠実さが、獄中に至るまで使徒の苦しみに彼を結びつけました。

エパフラスについての説教

よくある質問

聖書のエパフラスとは誰ですか。

コロサイ出身のキリスト者で、コロサイの人々は彼を通して福音を受けました(コロサイ1章7節)。パウロは彼を愛する同労の僕、キリストの忠実な奉仕者と呼び、コロサイ、ラオデキヤ、ヒエラポリスの信徒のために祈りの中でたえず戦っていると語ります(コロサイ4章12-13節)。ピレモン23節では、パウロとともに囚われた者です。

エパフラスという名前の意味は何ですか。

エパフロディトの短縮形と考えられ、アフロディテにちなむギリシア語名で、「魅力的」「優雅」と理解されます。聖書は名前に触れていません。ピリピ人への手紙のエパフロディトは別人で、ピリピの教会からパウロのもとへ遣わされた人です。

エパフラスは聖書のどこに出てきますか。

パウロの手紙の中に三度、名が見えます。コロサイ1章7-8節では、コロサイの人々に福音を教えた人として、コロサイ4章12-13節では、祈りの戦いをする人として、ピレモン23節では、パウロとともに囚われ、ピレモンに挨拶を送る人としてです。

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