要約
パウロは、初めサウロと呼ばれたタルソ出身のパリサイ人で、教会を迫害していましたが、ダマスコへの道で復活のイエス・キリストに出会いました。一般的な目安では紀元後35年ごろです。異邦人への使徒となり、伝道旅行で教会を建て、新約聖書の手紙を書きました。多くの苦難に耐え、獄中で主に信頼して走るべき道のりを終えました。
パウロという名前の意味
サウロは、「願い求められた者」に結びつけられるヘブル語の名です。パウロはローマ風の名で、使徒の働き13章9節から彼に用いられていますが、聖書に説明はありません。
パウロの生涯
ダマスコへの道での出会い
使徒の働き9章1-19節サウロは弟子たちへの脅しに息を荒げています。ダマスコの近くで天からの光に包まれて倒れ、イエスから、なぜ迫害するのかと問われます。目が見えなくなった彼は町へ導かれ、主に遣わされたアナニアに癒やされて、バプテスマを受けました。
第一回伝道旅行
使徒の働き13章1-12節アンティオキアで聖霊は、バルナバとサウロを召した働きのために取り分けるよう告げます。断食と祈りののち、教会は二人を送り出しました。キプロスでパウロとも呼ばれるサウロが御言葉を語り、総督セルギウス・パウルスが信じます。
アテネでの説教
使徒の働き17章16-34節パウロはアテネの町が偶像で満ちているのを見て心を痛めます。アレオパゴスで、知られていない神にささげられた祭壇を手がかりに、創造主なる神を語りました。すべての人に悔い改めを求め、イエスをよみがえらせた神です。あざける人も信じる人もいました。
しもべの苦難
第二コリント11章23-30節誇る人々に答えるため、パウロはキリストのために耐えたことを挙げます。牢、鞭、難船、道中の危険、労苦、飢え、そしてすべての教会への心配です。彼は自分の弱さを誇ることを選びます。そこにキリストの力が現れるからです。
走るべき道のりを終えて
第二テモテ4章6-8節投獄され、最期が近いと悟ったパウロは、テモテに去る時が来たと書き送ります。良い戦いを戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通したと語りました。主を慕う人すべてに、主が義の栄冠を授けてくださると待ち望んでいます。
パウロから学ぶこと
- 恵みから遠すぎる人はいません。イエスは迫害者サウロに出会い、彼を造り変えられました。
- 福音は、真理を曲げることなく、相手に合わせて分かち合えます。アテネの説教のようにです。
- 弱さは奉仕の妨げになりません。キリストの力は、もろさの中で完全に現れます。
- 最後まで耐え、信仰を守り抜く価値があります。後ろを振り返る必要はありません。
鍵となる聖句
主はアナニアに、サウロが異邦人、王たち、イスラエルの子らの前に御名を運ぶ、選ばれた器だと告げられます。
主はパウロに、わたしの恵みはあなたに十分で、力は弱さのうちに完全に現れると答えられます。パウロは弱さを誇ることを学びます。
走るべき道のりの終わりに、パウロは自分の生涯を、良い戦い、走り終えた道、守り通した信仰とまとめます。霊的な遺言の言葉です。
パウロについての説教
よくある質問
なぜ神はパウロを選ばれたのですか。
イエスが出会われたとき、パウロは教会を迫害していました。使徒の働き9章15節で主は、彼を御名を異邦人の前に運ぶ選ばれた器と語られます。パウロ自身も、手紙の中でこの出会いを神の恵みの働きとして語っています。
パウロという名前にはどんな意味がありますか。
サウロは、願い求められた者に結びつけられるヘブル語の名です。パウロはローマ風の名で、使徒の働きでは第一回伝道旅行から使われます。聖書は改名したとは言わず、サウロはパウロとも呼ばれたと記すだけです。
パウロの物語は聖書のどこにありますか。
使徒の働き7章と8章のステパノの死から、28章のローマ到着までにあります。ローマ人への手紙からピレモンへの手紙までの13通の手紙が、個人的な事柄も含めて彼の姿を補っています。