聖書 — 口語訳 (1955)

出エジプト記 25

概要

出エジプト記25章では、シナイでの契約のあと、神がモーセに、心から喜んで捧げるすべての人から捧げ物を集め、ご自分のために聖所を造るよう命じられます。目的ははっきりしています。神が民のただ中に住まれるためです。続いて章は、贖罪所のある契約の箱、供えのパンの机、金の燭台という調度を描きます。すべては、山でモーセに示された型のとおりに造らなければなりません。

この章の4つの区分

  1. 1-9節神が住まわれる聖所のための自発的な捧げ物
  2. 10-22節契約の箱と贖罪所
  3. 23-30節供えのパンの机
  4. 31-40節金の燭台と、山で示された型

1主はモーセに言われた、

2「イスラエルの人々に告げて、わたしのためにささげ物を携えてこさせなさい。すべて、心から喜んでする者から、わたしにささげる物を受け取りなさい。

3あなたがたが彼らから受け取るべきささげ物はこれである。すなわち金、銀、青銅、

4青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸、やぎの毛糸、

5あかね染の雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、

6ともし油、注ぎ油と香ばしい薫香のための香料、

7縞めのう、エポデと胸当にはめる宝石。

8また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。

9すべてあなたに示す幕屋の型および、そのもろもろの器の型に従って、これを造らなければならない。

10彼らはアカシヤ材で箱を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半。

11あなたは純金でこれをおおわなければならない。すなわち内外ともにこれをおおい、その上の周囲に金の飾り縁を造らなければならない。

12また金の環四つを鋳て、その四すみに取り付けなければならない。すなわち二つの環をこちら側に、二つの環をあちら側に付けなければならない。

13またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおわなければならない。

14そしてそのさおを箱の側面の環に通し、それで箱をかつがなければならない。

15さおは箱の環に差して置き、それを抜き放してはならない。

16そしてその箱に、わたしがあなたに与えるあかしの板を納めなければならない。

17また純金の贖罪所を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半。

18また二つの金のケルビムを造らなければならない。これを打物造りとし、贖罪所の両端に置かなければならない。

19一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に造り、ケルビムを贖罪所の一部としてその両端に造らなければならない。

20ケルビムは翼を高く伸べ、その翼をもって贖罪所をおおい、顔は互にむかい合い、ケルビムの顔は贖罪所にむかわなければならない。

21あなたは贖罪所を箱の上に置き、箱の中にはわたしが授けるあかしの板を納めなければならない。

22その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう。

23あなたはまたアカシヤ材の机を造らなければならない。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半。

24純金でこれをおおい、周囲に金の飾り縁を造り、

25またその周囲に手幅の棧を造り、その棧の周囲に金の飾り縁を造らなければならない。

26また、そのために金の環四つを造り、その四つの足のすみ四か所にその環を取り付けなければならない。

27環は棧のわきに付けて、机をかつぐさおを入れる所としなければならない。

28またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおい、それをもって、机をかつがなければならない。

29また、その皿、乳香を盛る杯および灌祭を注ぐための瓶と鉢を造り、これらは純金で造らなければならない。

30そして机の上には供えのパンを置いて、常にわたしの前にあるようにしなければならない。

31また純金の燭台を造らなければならない。燭台は打物造りとし、その台、幹、萼、節、花を一つに連ならせなければならない。

32また六つの枝をそのわきから出させ、燭台の三つの枝をこの側から、燭台の三つの枝をかの側から出させなければならない。

33あめんどうの花の形をした三つの萼が、それぞれ節と花をもって一つの枝にあり、また、あめんどうの花の形をした三つの萼が、それぞれ節と花をもってほかの枝にあるようにし、燭台から出る六つの枝を、みなそのようにしなければならない。

34また、燭台の幹には、あめんどうの花の形をした四つの萼を付け、その萼にはそれぞれ節と花をもたせなさい。

35すなわち二つの枝の下に一つの節を取り付け、次の二つの枝の下に一つの節を取り付け、更に次の二つの枝の下に一つの節を取り付け、燭台の幹から出る六つの枝に、みなそのようにしなければならない。

36それらの節と枝を一つに連ね、ことごとく純金の打物造りにしなければならない。

37また、それのともしび皿を七つ造り、そのともしび皿に火をともして、その前方を照させなければならない。

38その芯切りばさみと、芯取り皿は純金で造らなければならない。

39すなわち純金一タラントで燭台と、これらのもろもろの器とが造られなければならない。

40そしてあなたが山で示された型に従い、注意してこれを造らなければならない。

鍵となる聖句

2節
「イスラエルの人々に告げて、わたしのためにささげ物を携えてこさせなさい。すべて、心から喜んでする者から、わたしにささげる物を受け取りなさい。

捧げ物は強制されません。心から喜んで捧げる人から来ます。神は、自由にささげられた捧げ物で、ご自分の住まいを築かれます。

8節
また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。

これがこの章全体の目的です。神は民のただ中に住もうとされます。新約聖書は、教会と信じる者の体が今は神の宮だと語ります。

22節
その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう。

箱の上の贖罪所から、神はモーセに語ると約束されます。出会いの場所は赦しの場所でもあり、そこで血が携えられて罪が覆われました。

40節
そしてあなたが山で示された型に従い、注意してこれを造らなければならない。

モーセは、山で示された型のとおりにすべてを造らなければなりません。神のために建てるものは、人間の考えではなく、神のご計画に従うことを思い起こさせます。

説教が語っていること

出エジプト記25章についてよくある質問

出エジプト記25章8節はどういう意味ですか

神は、ご自分が民のただ中に住むために、聖所を造るよう求められます。神は建物を必要としておられませんが、近くにいることを選ばれます。クリスチャンは、新約聖書にあるように、ここにキリストの予告を見、さらに教会と信じる者が御霊の宮であることを見ます。

契約の箱は何のためにあったのですか

箱には律法の板が納められ、その金の蓋である贖罪所は、神がモーセに会われる場所でした。それはイスラエルのただ中にある神の臨在を表していました。血が携えられた贖罪所は、クリスチャンにとって、キリストにあって得られる赦しの姿です。

なぜ出エジプト記25章で捧げ物は自発的でなければならないのですか

神は、心から喜んで捧げるすべての人から捧げ物を受けるよう求められます。これは税ではありません。聖所は、自由にささげられた捧げ物で建てられます。神に捧げるものは、価値の大きさと同じくらい、心の姿勢によって重んじられることが示されています。

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