聖書 — 口語訳 (1955)

申命記 14

概要

申命記14章は、イスラエルにその身分を思い起こさせます。主の子供であり、すべての民から選ばれた聖なる民です。この身分から具体的な決まりが出てきます。死んだ人のために身に傷をつけないこと、清い動物と汚れた動物を区別すること、そして十分の一を取り分けることです。十分の一は、まず家族とともに神の前で喜びながら食べます。三年ごとには、町の中にたくわえ、レビ人、寄留の他国人、孤児、寡婦のために用います。

この章の4つの区分

  1. 1-2節主の子供たち:悲しみの中でも聖なる民
  2. 3-21節清い動物と汚れた動物
  3. 22-27節十分の一:主の前での祝宴
  4. 28-29節最も弱い人々のための、三年ごとの十分の一

1あなたがたはあなたがたの神、主の子供である。死んだ人のために自分の身に傷をつけてはならない。また額の髪をそってはならない。

2あなたはあなたの神、主の聖なる民だからである。主は地のおもてのすべての民のうちからあなたを選んで、自分の宝の民とされた。

3忌むべき物は、どんなものでも食べてはならない。

4あなたがたの食べることができる獣は次のとおりである。すなわち牛、羊、やぎ、

5雄じか、かもしか、こじか、野やぎ、くじか、おおじか、野羊など、

6獣のうち、すべて、ひずめの分れたもの、ひずめが二つに切れたもので、反芻するものは食べることができる。

7ただし、反芻するものと、ひずめの分れたもののうち、次のものは食べてはならない。すなわち、らくだ、野うさぎ、および岩だぬき、これらは反芻するけれども、ひずめが分れていないから汚れたものである。

8また豚、これは、ひずめが分れているけれども、反芻しないから、汚れたものである。その肉を食べてはならない。またその死体に触れてはならない。

9水の中にいるすべての物のうち、次のものは食べることができる。すなわち、すべて、ひれと、うろこのあるものは、食べることができる。

10すべて、ひれと、うろこのないものは、食べてはならない。これは汚れたものである。

11すべて清い鳥は食べることができる。

12ただし、次のものは食べてはならない。すなわち、はげわし、ひげはげわし、みさご、

13黒とび、はやぶさ、とびの類。

14各種のからすの類。

15だちょう、夜たか、かもめ、たかの類。

16ふくろう、みみずく、むらさきばん、

17ペリカン、はげたか、う、

18こうのとり、さぎの類。やつがしら、こうもり。

19またすべて羽があって這うものは汚れたものである。それを食べてはならない。

20すべて翼のある清いものは食べることができる。

21すべて自然に死んだものは食べてはならない。町の内におる寄留の他国人に、それを与えて食べさせることができる。またそれを外国人に売ってもよい。あなたはあなたの神、主の聖なる民だからである。子やぎをその母の乳で煮てはならない。

22あなたは毎年、畑に種をまいて獲るすべての産物の十分の一を必ず取り分けなければならない。

23そしてあなたの神、主の前、すなわち主がその名を置くために選ばれる場所で、穀物と、ぶどう酒と、油との十分の一と、牛、羊のういごを食べ、こうして常にあなたの神、主を恐れることを学ばなければならない。

24ただし、その道があまりに遠く、あなたの神、主がその名を置くために選ばれる場所が、非常に遠く離れていて、あなたの神、主があなたを恵まれるとき、それを携えて行くことができないならば、

25あなたはその物を金に換え、その金を包んで手に取り、あなたの神、主が選ばれる場所に行き、

26その金をすべてあなたの好む物に換えなければならない。すなわち牛、羊、ぶどう酒、濃い酒など、すべてあなたの欲する物に換え、その所であなたの神、主の前でそれを食べ、家族と共に楽しまなければならない。

27町の内におるレビびとを捨ててはならない。彼はあなたがたのうちに分がなく、嗣業を持たない者だからである。

28三年の終りごとに、その年の産物の十分の一を、ことごとく持ち出して、町の内にたくわえ、

29あなたがたのうちに分け前がなく、嗣業を持たないレビびと、および町の内におる寄留の他国人と、孤児と、寡婦を呼んで、それを食べさせ、満足させなければならない。そうすれば、あなたの神、主はあなたが手で行うすべての事にあなたを祝福されるであろう。

鍵となる聖句

1-2節
あなたがたはあなたがたの神、主の子供である。死んだ人のために自分の身に傷をつけてはならない。また額の髪をそってはならない。 あなたはあなたの神、主の聖なる民だからである。主は地のおもてのすべての民のうちからあなたを選んで、自分の宝の民とされた。

イスラエルの人々は、主の子供、聖なる民と呼ばれます。この身分から、悲しみの中でさえ、周りの国々の習わしとは違う生き方が生まれます。

22-23節
あなたは毎年、畑に種をまいて獲るすべての産物の十分の一を必ず取り分けなければならない。 そしてあなたの神、主の前、すなわち主がその名を置くために選ばれる場所で、穀物と、ぶどう酒と、油との十分の一と、牛、羊のういごを食べ、こうして常にあなたの神、主を恐れることを学ばなければならない。

イスラエルは毎年、産物と家畜の十分の一を取り分け、主の前でそれを食べます。その目的は、常に主を恐れることを学ぶことだと示されています。

26節
その金をすべてあなたの好む物に換えなければならない。すなわち牛、羊、ぶどう酒、濃い酒など、すべてあなたの欲する物に換え、その所であなたの神、主の前でそれを食べ、家族と共に楽しまなければならない。

道があまりに遠いときは、十分の一を金に換え、その金で神の前で喜ぶための物を買うことができます。ここでの十分の一は、重荷ではなく、家族とともに楽しむ祝宴です。

28-29節
三年の終りごとに、その年の産物の十分の一を、ことごとく持ち出して、町の内にたくわえ、 あなたがたのうちに分け前がなく、嗣業を持たないレビびと、および町の内におる寄留の他国人と、孤児と、寡婦を呼んで、それを食べさせ、満足させなければならない。そうすれば、あなたの神、主はあなたが手で行うすべての事にあなたを祝福されるであろう。

三年ごとに、十分の一を町の中にたくわえ、レビ人、寄留の他国人、孤児、寡婦のために用います。神への惜しみない心と、最も弱い人々への惜しみない心は、結び合っています。

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説教が語っていること

十分の一献金は神の前の祝いです:マモンなしで生きる(申命記14章)説教者は22節から29節を読みます。十分の一は、まず義務ではなく、神の前での計画された祝宴です。三年ごとに、それは寄留の他国人、孤児、寡婦のもとに降りていきます。クリスチャンの基準は、あくまで惜しみなく与えることです。要約を読む →主の子どもとして生きる14章から16章が、神の子供としての身分から読まれます。説教者は、1節に別の悲しみ方を見ます。周りの国々は、墓の向こうに希望がなかったので、自分の身を傷つけたのです。要約を読む →富に頼らずに生きる:十分の一献金、初物、惜しみなさの計画十分の一は、惜しみなく与えることを計画する技として示されます。メッセージは、新約聖書がもはや金額を定めず、原則を示していることを明らかにします。天に宝をたくわえるということです。要約を読む →国家と連帯 ― 聖書が示す福祉の指針ダニエル・イリオンは、三年ごとの十分の一と七年目の休閑が、すでにある程度の規模の共同体の営みを前提としており、再分配の形に近いと指摘します。要約を読む →マモンなしに生きる方法:この夏の三つの挑戦最初のチャレンジは、申命記14章22節から27節から取られています。取り分けること、そして惜しみなく与えることを計画することです。この箇所は二つの理由を示し、十分の一は、お金の支配から自由に生きるための手立てとなります。要約を読む →

申命記14章についてよくある質問

申命記14章は十分の一について何を教えていますか

イスラエルは毎年、産物と家畜の十分の一を取り分け、家族とともに主の前でそれを食べました。それは感謝の祝宴でした。三年ごとに、十分の一は町の中にたくわえられ、レビ人、寄留の他国人、孤児、寡婦のために用いられました。十分の一は、喜びと助け合いに役立つものでした。

クリスチャンは今も十分の一をささげるべきですか

意見は分かれます。ささげる目安として守るべきだと見る人もいれば、新約聖書は金額ではなく原則を与えていると指摘する人もいます。喜んで、力に応じて惜しみなく与えるということです。このサイトの複数の説教は、基準は惜しみなく与えることであり、状況によって十分の一を超えることも、下回ることもあると伝えています。

なぜ神は清い動物と汚れた動物を区別されるのですか

聖書は、これらの決まりをイスラエルの身分と結びつけています。主のために聖別された聖なる民です。それぞれの禁止の理由が、すべて示されているわけではありません。今日どこまで当てはまるかについては、クリスチャンの間で意見が分かれます。多くの人は、キリストが律法を成就されたと考えつつも、神に属する者として生きるという考えは大切にしています。

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