要約
オグは、四十年の荒野の旅の終わりに、ヨルダン川の東にあるバシャンを治めた王です。背の高い民レファイム人の最後の生き残りとされ、鉄の寝台は長さ九キュビトありました。エデレイでイスラエルと戦いに出ましたが、主はモーセに恐れるなと告げられました。イスラエルは彼を打ち、六十の城壁の町を取ります。この敗北は、神の力と真実の証拠として、しばしば思い起こされます。
バシャンの王オグという名前の意味
オグという名の意味は定かではなく、聖書も説明していません。この名はほぼ常に王国と結びつけられ、聖書は彼をバシャンの王オグと呼びます(民数記21章33節)。
バシャンの王オグの生涯
シホンへの勝利のあと
民数記21章21-32節イスラエルはカナンに近づきます。アモリ人の王シホンは通行を拒んで攻めてきますが、敗れ、イスラエルはその地に住みました。次に民は向きを変え、バシャンへの道を上って、オグの王国へ向かいます。
彼を恐れてはならない
民数記21章33-35節バシャンの王オグは全軍を率い、エデレイでイスラエルと戦うため出て来ます。主はモーセに、彼を恐れてはならない、彼とその民と国をあなたの手に渡すと告げられました。戦いの前に勝利が約束され、イスラエルはオグとその子らと民を打ちました。
六十の城壁の町
申命記3章3-7節神はオグをイスラエルの手に渡し、イスラエルは一人も残さず打ちました。アルゴブ地方の六十の町を取ります。高い城壁と門とかんぬきがあり、ほかに多くの城壁のない町もありました。難攻不落に見えたものが、神の民の前に落ちました。
最後のレファイム人
申命記3章11節モーセは、オグがレファイム人の最後の生き残りだったと記します。背の高いことで知られた民です。アンモン人のラバにある鉄の寝台は、長さ九キュビト、幅四キュビトありました。この細部は、神がイスラエルに渡された王の大きさを際立たせます。
相続地として与えられた領土
申命記3章12-13節モーセは、バシャンにあるオグの王国とアルゴブ全地方を、マナセ部族の半分に与えます。背の高い王の国が、ヨルダン川を渡る前から、神の民の一部の相続地となりました。
歌われた勝利
詩篇136篇17-22節何世紀もあとも、イスラエルはこの勝利を歌い続けます。詩篇136篇は、大いなる王たちを打たれた神をたたえ、バシャンの王オグも挙げます。オグの敗北は賛美の理由となり、神が民に示す恵みの思い出となりました。
バシャンの王オグから学ぶこと
- 神は障害の大きさを否定せよとは言われず、神が共におられるからそれを恐れるなと言われます。
- 過去の勝利は今の戦いへの信仰を育てます。神はモーセに、シホンになさったことを思い起こさせました。
- 神がご自分の民に与えると決めたものに対して、城壁も人の力も立ち向かえません。
- 神の救いを思い出して歌うことは、次の世代の信仰を強めます。
鍵となる聖句
エデレイの戦いの前に、神はモーセにオグへの勝利を約束します。恐れを追い払うこの言葉は、神がすでにシホンに対して成し遂げたことに基づいています。
長さ九キュビトのオグの鉄の寝台は、最後のレファイム人の力を示します。敵が大きいほど、勝利は神の大きさを現します。
オグはこの賛美の詩に名が出て、どの節でも神の恵みはとこしえまでと繰り返されます。彼の敗北は、イスラエルへの神の善い歴史の一部です。
エリコでラハブは、シホンとオグへの勝利が土地の住民を恐れで満たしたと伝えます。オグの敗北は、イスラエルのカナン入りを備えました。
バシャンの王オグについての説教
よくある質問
バシャンの王オグは巨人でしたか。
申命記3章11節は、オグがレファイム人の最後の生き残りだったと述べ、この民は背が高いと描かれます(申命記2章10-11節)。鉄の寝台は長さ九キュビト、幅四キュビトで、およそ四メートルと二メートルです。聖書は彼の身長自体は記していません。
神はなぜモーセにオグを恐れるなと言われたのですか。
オグは強い王で、六十の城壁の町を従え、その名声はイスラエルを恐れさせかねませんでした。神は、シホンにしたのと同じようにオグをモーセの手に渡すと約束して安心させます(民数記21章34節)。恐れは、神の約束と、すでになされた御業の記憶で克服されます。
オグの話は聖書のどこにありますか。
敗北の記録は民数記21章33-35節と申命記3章1-13節にあります。その後、申命記1章4節と29章7節、ヨシュア記2章10節と9章10節、ネヘミヤ記9章22節、詩篇135篇11節と136篇20節で、神が与えた勝利の例として言及されます。