要約
ベツレヘムの羊飼いたちは、イエスが生まれた夜、ダビデの町の近くの野で羊の群れの番をしていた人々です。主の御使が救主キリストの誕生を告げ、天の軍勢が神をさんびします。羊飼いたちは急いでベツレヘムへ行き、飼葉おけに寝かされた幼な子を見つけ、告げられたことを人々に伝えます。そして神をあがめながら帰りました。ルカは彼らの名も人数も記していません。
ベツレヘムの羊飼いたちという名前の意味
羊飼いたちの名前は聖書に記されていません。ルカは彼らを、この地方で羊の群れの番をしていた羊飼いたちとしか呼びません(ルカの福音書2章8節)。
ベツレヘムの羊飼いたちの生涯
夜の羊飼いたち
ルカの福音書2章8節マリヤがベツレヘムで子を産み、飼葉おけに寝かせていたころ、同じ地方に羊飼いたちがいました。野宿しながら夜通し羊の群れの番をしていました。ルカは彼らについてそれ以上、名前も人数も年齢も語りません。
「恐れるな」
ルカの福音書2章9-12節主の御使が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照らしたので、彼らは非常に恐れます。御使は、すべての民に与えられる大きな喜びを伝えます。きょうダビデの町に救主が生まれました。そのしるしは、布にくるまって飼葉おけに寝かされた幼な子だというのです。
天の軍勢
ルカの福音書2章13-14節突然、おびただしい天の軍勢が御使に加わり、神をさんびして言います。「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。羊飼いたちは、救主の誕生に伴うこの賛美の最初の証人となりました。
ベツレヘムへ行こう
ルカの福音書2章15-16節御使たちが彼らを離れて天に帰ると、羊飼いたちは、さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせ下さった出来事を見てこようではないかと語り合います。急いで行き、マリヤとヨセフ、そして飼葉おけに寝かしてある幼な子を捜しあてました。
最初の語り手
ルカの福音書2章17-19節幼な子に会ったのち、羊飼いたちは、この子について告げられたことを人々に伝えます。聞いた人々はみな不思議に思いました。マリヤはこれらのことをことごとく心に留めて思いめぐらします。素朴な人々が、救主の誕生を最初に知らせる者となりました。
賛美の帰り道
ルカの福音書2章20節羊飼いたちは、見聞きしたことが語られたとおりであったので、神をあがめ、さんびしながら帰って行きました。日常の暮らしに戻りますが、賛美によって変えられています。ルカはこの夜のあと、彼らについて何も語りません。
ベツレヘムの羊飼いたちから学ぶこと
- 神は、ふだんの仕事に励む素朴な人々に良い知らせを告げられます。
- イエスの良い知らせは恐れを取り去り、大きな喜びをもたらします。
- 神が語られたとき、ふさわしい応答はためらわず出発することです。
- イエスに出会った人は黙っていられず、見聞きしたことを語ります。
- 救主との出会いは、賛美の生活へと続いていきます。
鍵となる聖句
御使は羊飼いたちに、すべての民への大きな喜びを告げます。ダビデの町に救主が生まれ、このかたこそ主なるキリストです。
「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。御使の賛美が、イエスの誕生の意味を明らかにします。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて語られたとおりだったので、神をあがめ、さんびしながら帰って行きました。
ベツレヘムの羊飼いたちについての説教
よくある質問
なぜ神は羊飼いたちにイエスの誕生を知らせたのですか。
ルカは理由を説明していません。ただ、救主の誕生の最初の知らせが、野で働く素朴な人々に告げられたことを示します。これは、神がこの世の弱い者を選んで強い者をはずかしめられるというパウロの言葉と重なります(コリント人への手紙第一1章27節)。
羊飼いたちは何人で、名前は何でしたか。
聖書は記していません。ルカ2章は、ベツレヘムの地方で羊の群れの番をしていた羊飼いたちとだけ述べ、人数も名前も示さず、クリスマスの夜のあとの彼らの生涯についても語りません。
羊飼いたちの物語は聖書のどこにありますか。
羊飼いたちの物語はルカの福音書2章8-20節にだけあります。イエスのベツレヘムでの誕生の記事(2章1-7節)に続く部分です。マタイは羊飼いたちには触れず、東方の博士たちの訪問を語っています。