聖書の人物 アルキポ

生涯、名前の意味、人生の教訓

要約

アルキポは、ピレモンの家で集まっていた教会に連なる一世紀のクリスチャンで、おそらくコロサイの人です。パウロは彼を「わたしたちの戦友」と呼び、ピレモンとアピヤと共に挨拶を送ります。コロサイ人への手紙の終わりで、パウロは教会を通してアルキポに一つの勧めを伝えるよう求めます。主にあって受けた務を心して、よく果すようにという勧めです。神から託された奉仕には、目を覚ました忍耐が要ることを教えられます。

アルキポという名前の意味

アルキポはギリシア語の名で、「長」や「支配者」と「馬」を表す言葉を合わせたものと理解され、「馬の長」という意味が挙げられることもあります。聖書はこの名を説明していません(コロサイ人への手紙4章17節、ピレモンへの手紙2節)。

アルキポの生涯

  1. 家の中の教会

    ピレモンへの手紙1-2節

    キリスト・イエスの囚人パウロは、テモテと共に、ピレモン、姉妹アピヤ、アルキポ、そしてピレモンの家にある教会へ手紙を書きます。アルキポはこの家の教会に連なる一人でした。ピレモンやアピヤとの家族関係を聖書は記しておらず、親子ではないかという推測もありますが、確かなことは分かりません。

  2. 戦友

    ピレモンへの手紙2節

    パウロはアルキポを単なる一員としてではなく「わたしたちの戦友」と呼びます。福音のための戦いを、パウロやテモテと並んで担った人という意味合いがあります。アルキポが具体的にどのような働きをしたかは本文に書かれていませんが、キリストを伝える労苦に加わっていたことは確かです。

  3. 諸教会で朗読される手紙

    コロサイ人への手紙4章7-16節

    獄中のパウロは、テキコと、コロサイ出身のオネシモを送って近況を伝えさせ、エパフラスたちからの挨拶も記します。また、この手紙をラオデキヤの教会でも朗読するよう求めます。公に読まれることを前提としたこの手紙の中に、パウロはアルキポへの個人的な言葉をそっと添えました。

  4. 務に心を留めよ

    コロサイ人への手紙4章17節

    パウロは結びに、アルキポに「主にあって受けた務をよく果すように」と伝えてほしいと言います。本文は、その務が何であったか、なぜこの勧めが必要だったかを記しません。ただ、この奉仕が主から来たものであり、教会全体の前で最後まで果たされるべきものであることを示しています。

アルキポから学ぶこと

  • すべての務は主から来るものであり、主の前でそれを果たすべきである。
  • 献身して仕える僕にも、励ましと、ときには忍耐を求める勧めが必要である。
  • 召しを受けただけでは足りず、それを最後まで果たすよう目を覚ましていなければならない。
  • 地域の教会は、仕える人々を共に励ます責任を担っている。

鍵となる聖句

コロサイ人への手紙4章17節

教会全体の前でアルキポに向けられた勧めです。務は主にあって受けたものであり、それをよく果すには、目を覚ました心づかいが必要です。

ピレモンへの手紙2節

パウロはアルキポを手紙の宛先に挙げ、戦友という呼び名を与えています。福音のわざに実際に加わっていたことを示すしるしです。

テモテへの手紙第二4章5節

同じ考えが、パウロのテモテへの勧めにも見られます。何事にも慎み、苦難を忍び、自分の務を全うするとは、神から託された奉仕を忠実に歩むことです。

アルキポについての説教

よくある質問

聖書のアルキポとは誰ですか。

アルキポは、ピレモンの周りにいたクリスチャンで、パウロが二度名を挙げています。ピレモンへの手紙では「わたしたちの戦友」と呼ばれ、コロサイ人への手紙4章17節では、主にあって受けた務をよく果すよう勧められます。聖書は彼の正確な役割も、ピレモンとの関係も記していません。

アルキポという名前にはどんな意味がありますか。

アルキポはギリシア語の名です。「長」と「馬」を意味する二つの言葉を合わせたものと理解され、「馬の長」という意味が挙げられることもあります。聖書はこの名を説明しませんが、福音への献身と、務を忠実に果たすようにという勧めを記しています。

アルキポは聖書のどこに出てきますか。

アルキポは、パウロが獄中で書いた二つの手紙に出てきます。ピレモンへの手紙2節では宛先の一人として、コロサイ人への手紙4章17節では手紙のごく終わりにです。コロサイ人への手紙4章とピレモンへの手紙を合わせて読むと、この家の教会とその人々の様子をつかみやすくなります。

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